ナウボイス(NowVoice)って、パソコンじゃなくてスマホのアプリで聴くと、フォローやブックマークの機能があるんですね。
と、今頃気づいた種子島ぴーです。
さて、始まりましたロシアの「チャンネル1トロフィー」。
チームリーダーがザギトワとメドベージェワ。
シングルは、男子はコリヤダ君、アリエフ、イグナトフ、モザリョフ他。女子はトゥルソワ、シェルバコワ、トゥクタミシェワ、ワリエワ他が出場しています。
当代きっての人気者を集めた「ロシア人気者集合杯」とも呼べるでしょう。
コロナのパンデミック下で、新しい国内選手権(ロシアカップ)を創設し、アイスショーを開き、この「ロシア人気者集合杯」までガンガン開いて、途中でどんどん感染者が出て、それでも突き進むロシアってすごい。
感染したほぼ80歳のミーシン巨匠が、「コロナは体力のない高齢者が重症化するらしいので、私は該当しない」と発言したのも驚きでした。
さらに、復活して「ロシア人気者集合杯」の会場にいるのもびっくりです。
日本とはイデオロギーが違うし、スポーツ選手と国家の関係も違うので、同じ感覚で理解しようとするのは無理があると思いますが。
さて、私の好きなアリエフとコリヤダ君とモザリョフが一堂に会するこの大会。
初日の今日は、男女チーム対抗のジャンプ大会がありました。
「ただのフィギュアスケートファンのロシア語翻訳」のtamaさんが、大会前のマキシム・トランコフのコメントを訳してくださっていました。
https://figureskaterus.hatenablog.com/entry/2021/01/22/223237
大会で別に跳ばれるジャンプは、プログラムでは決して見ることがないものかもしれません。ユニークな瞬間がありますから。例えば、(日本人の)宇野昌磨がトリプルアクセルと4回転トウループのコンビネーションを跳んだ時です。プログラムで私たちはそういったものを見ることはありません。一般的になんとなくただ禁止されます。
そうそうこの頃ですよね。
今も、きっと練習していると思います。
上記の記事で昌磨の3A+4Tを思い出し、「確かに、面白いジャンプが見られそうだな」と思ったし、
「まだプログラムには入れられないけど、こんなことまで練習してるよ」っていう最先端がみられるかもしれないと期待しました。
トリノオリンピックの公式練習で、荒川静香さんが3回転+3回転+3回転を跳んでライバルにプレッシャーをかけたのを思い出したりもしました。
ただですね。男子チーム対女子チームで考えると、
どう考えたって、女子チームの勝ちじゃないですか??
特に、私が推しているコリヤダ君とアリエフのアリコリコンビは、ジャンプに関してはメンタル最弱に近いんですよね(泣)
アリエフが「やや弱い」で、コリヤダ君が「かなり弱い」。
って、扇風機の風量か!!
特に、ジャンプのメンタル面で、ようやく過去から脱却しつつあるコリヤダ君が、
このジャンプ大会をきっかけに、ふたたびメンタルをやられたら…という心配がありました。
ジャンプ1本目は、みなさん単独ジャンプを跳んでいらっしゃったご様子。
リーザ姐さんが、セクシー衣装で3Aを跳べば、イグナトフも長い手足を見せつける3Aで6点満点。
病み上がりのアリエフは、4回転ルッツに挑戦してわずかに着地で踏ん張ったものの、身体は絞れている様子 。
コリヤダ君は、4回転トゥループで転倒。
でもまぁ、肩慣らしだから‥
ジャンプ対決2本目になると、急に技がエグくなるみなさん。
リーザは、3回転ルッツ+2A×3。ブラボー!!
しかし、イベントなので、審査員のみなさんも「3Aじゃなくて2Aよ!!点数が高すぎるわ」と激論する小芝居も入れながら・・・
ここで、なんとしても挽回したいコリヤダ君が登場。
カメラもずっとコリヤダ君を追っていたので、男子の中で大会での注目度も№1です。
が・・・ジャンプがパンクして2回転に。
なんということでしょう!!
だ~か~ら~、コリヤダ君はトロちゃんタイプなんだから、こういう場に出しちゃだめだってば(笑)
頼むよ、ミーシン巨匠!!
心臓がアイタタタ…なコリヤダ君の直後に、戦士トゥルソワがタノの4Lz+2T+オイラー+3S+3Tを決めました!!
「ファンタスティカ」ってことで、全員満点の札をあげました。
イグナトフも、4T+オイラー3T+3S+3Tで満場一致で満点!!
シェルバコワも、コンデイションは万全ではないものの根性を見せました。
4F+3T+3Lo+オイラー+3S満場一致で満点!!
続いて、跳ぶ前から何とな~く結果が見えるアリエフ(笑)
4回転ルッツで転倒です。
そーなっちゃうよねー
アリエフもトロちゃんタイプなんだってば!!
どんより気味のアリコリコンビに追い打ちをかけるように、ワリエワがタノの4T+3T+3T+オイラー+3S!!
もちろん満場一致で満点です。
こーなったら、ロシア男子随一の鋼の心臓、モザリョフに頑張ってもらうしかない!!
モザリョフは、4T+3T+オイラー+3S+2Tを決めました!!
やっと、女子に並ぶコンビネーションジャンプが登場です。
しかし、その前のワリエワがすご過ぎで、点数は満点ならず‥
最終的な男子チーム対女子チームの結果はこちらです。
男子169.66点 対 女子246.42点。
76.76の大差で、女子チームが勝ちました。
4人で力を合わせたにもかかわらず76.76差って、すごくないですか?
このジャンプ大会は、ロシア女子に自信をつけた一方で、
ロシア男子のハートを砕いてしまったのではないか・・・。
コリヤダ君が、明日、明後日の演技で、ジャンプが抜けることのないように願っています。