こんばんは。今日の東京は、風がとても冷たいです。
でも太陽が出ているので、陽だまりにいると春みたいでした。
さてさて、鳴り物入りでスタートしたロシアカップ(ロシア独自のグランプリシリーズみたいな大会)のファイナルが、本日から始まります。
世界選手権の切符、最後の1枚をかけた戦いが繰り広げられるのですが、
白熱しそうで楽しみです。
アリエフそれともイグナトフ?
男子シングルで最後の1枚を争うのは、
ドミトリー・アリエフ、マーク・コンドラチュク、マカール・イグナトフ、アンドレイ・モザリョフの4人と目されています。
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同門のアリエフとイグナトフを指導するルカ兄貴は、神経を使っているようです。
実際のところ、弟子二人のどちらに軍配が上がりそうか、練習を見てわかっているのではないでしょうか。
あ、ルカ兄貴、お誕生日おめでとうございます。
ドミトリー・アリエフが優勝した場合は、間違いなく彼が世界選手権に出場すると思われます。
前回の欧州王者にしてロシア王者。
国際的な知名度からいっても、ロシアスケート連盟は、彼を推したい模様です。
アリエフとコリヤダ君が、世界選手権でオリンピックの枠取りに参戦してくれれば、
3枠いけるかもしれません。
私はもちろん、アリエフを応援しています!!
欧州王者の誇りで、粘れ、頑張れ!!
ただ、ロシア選手権とチャンネル1カップで調子がよかったのは、
コンドラチュク選手です。
ロシア選手権銅メダルで、チャンネル1カップは、コリヤダ君を抜いてFP1位でした。
総合点は僅差でしたが、グレーな感じでしたねー。本当の優勝はコンドラ…(以下自粛)
イグナトフは、ロシア選手権銀メダルです。
が、スタミナが…フリーで失速しがちです。
破竹の勢いのコンドラチュクが、今回も大会を制すれば、実力は安定したものとみなされるかもしれません。
コンドラチュクは、以前サムソノフ君の記事でご紹介しましたが、
関節の病気で1年間休養し、今シーズン復活。インスタでは芸術家として知られています。
ただし、スケーターとしては、シニアの国際大会は未経験です。
モザリョフは、ジュニアの世界選手権金メダリスト。
同大会の銀メダリストは鍵山選手なので、絶対に出たいはず。ここ数大会は、安定性を欠いていますが、ミスが少なければ優勝できるだけの実力があります。
そういえば、モザリョフは、スケート靴でひげをそれることで有名らしいです。
海外遠征時の荷物が減って、便利ですね(テキトー)
リーザとコスの一騎打ち
女子は、トゥクタミシェワvsコストルナヤです。
コストルナヤ選手が国際舞台で頭角を現してきたとき、無敵に見えました。
「北京の優勝は彼女かも」と思いましたが、わからないものですね。
新型コロナウイルスのパンデミックもあり、コーチ移籍、怪我、病気…いつのまにか代名詞のトリプルアクセルが跳べなくなってしまいました。
今回、以前のようなトリプルアクセルが復活していれば、コストルナヤが優勝でしょう。
心情的には、トゥクタミシェワに世界選手権に出てほしいなぁ~
2019年の世界選手権代表選考のとき、喧々諤々(けんけんがくがく)の結果、メドベージェワに代表切符を持っていかれてしまいました。
年齢や体型を言い訳にせず、潔く挑戦を続けるトゥクタミシェワは、
女子選手の希望の星でもありますよね。
トリプルアクセルが成功し、4回転も成功すれば、トゥクタミシェワ!!
と言いたいところですが、コストルナヤがトリプルアクセルを取り戻し、全体の調子も以前と同じに戻していたら、加点がすごいのでコストルナヤでしょう。
トゥクタミシェワもコストルナヤも、コロナ感染経験者です。その2人が代表権を争うなんて、不幸な意味で今年ならではですね。
二度見、三度見してしまいました
で、昨日発売のロシア版マキシムの表紙に、トゥクタミシェワ選手が登場して話題です。
なかなかすごい。お召し物がどーなっているのか、しげしげと見てしまいました。
これを見た後に、同じリンクで練習するのもたいへんな気がします(何が?😅)
と、ここで、「ロシア女子は3枠あるのに、なぜ1枠しか残っていないのか?」という疑問がわきますよね。(リーザの表紙で、脳みそが破壊されているかもしれませんが)
ロシア選手権で優勝したのは、アンナ・シェルバコワ。彼女は世界選手権決定です。
2位になったトゥルソワは、ロシアカップファイナルに出場しないと、世界選手権の切符はゲットできないはずですが・・・怪我を理由に辞退。
プルシェンココーチは、「彼女は世界選手権の準備をしています」と、切符はゲットししている前提でグイグイ話をしています(笑)
スケート連盟と密約確約お約束があると考えていいでしょう。
トゥルソワは、「ロシア選手権のときには怪我をしていた」という話もありますが、
チャンネル1トロフィーのときに、気になるシーンがあったんです。
オープニングのダンスで、小道具のマントに足を引っかけて、立ち上がれずに何回か転倒していました。
他の人が投げ捨てたマントが、彼女の足元に落ちちゃったんですよね。
とても気になっていました。
日本の選手も、オリンピックシーズンに、小道具を使ったアイスショーは危険だと思いました。
カナダの一枠は、メッシングさん
そして、国内選手権が中止になってしまったカナダ。
世界選手権の代表者が発表されました。
男子は1枠しかありませんが、代表はキーガン・メッシングさんです。
中止になった2020年の代表は、ナム君です。
その前の2019年の代表も、ナム君です。
この1、2年、ナム君がメッシングさんを抜いてカナダ王者になった印象がありましたが、どういう判断だったのでしょうか。
【追記】ここで、2020年カナダ男子優勝のローマン・サドフスキーをすっかり忘れていたことに気が付きました。なんか、代表選抜からスルーされた感がありましたもんで…。
そういえば、2018年全米2位で、平昌オリンピックの選考に漏れたロス・マイナーのことも思い出してみたりする…どうしておるのか…
今シーズン、ナム君はカナダのエースなので、グランプリ・カナダ大会にエントリーしていました。が、中止に。
一方のメッシングさんは、開催されたグランプリ・アメリカ大会で銅メダルを獲得しました。
ナム君は、唯一?出場できた「スケートカナダCHALLENGE」というバーチャル大会で、ローマン・サドフスキー選手に敗れて優勝できなかったんですよね。
あれが痛かったのかなー。
仲のいい二人ですが、こーなったら、メッシングさんがオリンピック2枠取って、ナム君と二人で行くしかないですね。
ということで、カナダ男子は、キーガン・メッシング。
女子は、マデリン・シザースとエミリー・バウスバックです。
今週末は、ロシア選手権とチャレンジ・カップで、話題が豊富ですね。