ついにデビュー、高橋/村元ペア
こんにちは。もうまもなく、NHK杯がスタートします。
私は今日は普通に仕事なのですが、なんか落ち着かないですねー。
高橋大輔ファンの方は、緊張で吐きそうになっているのではないかと思います。
(以下、高橋選手の「高」は、文字化けの関係で常用漢字とさせていただきます)
昨日、高橋大輔&村元哉中ペアのフリー『ラ・バヤデール』の練習風景を見ました。
報道代表撮影写真
まず、衣装がものすごく素敵!!
哉中ちゃんの胸元の繊細なストーン、大ちゃんのヌーディなシースルーの生地の部分までデザインされているのも素晴らしい!!
私の予想をはるかに超えていました。
そして、一枚の写真に目が釘付けになりました。
たぶん、プログラムの最初か最後のポーズなのだと思いますが、
2人が絵のように美しい。
大ちゃんのポージングのアングルから手先の表情までパーフェクトすぎて、
息をのみ、体が硬直してしまいました。
高橋大輔がダンスの名手であることは周知の事実ですが、
クラシックバレエもここまで??こんなにすごいの??
その写真を引用したいところですが、
今日探すと、ネット上のどこにも見当たらないんです(泣)
本当に本当に、フリーズしてしまうような美しい写真だったんです。
ズエワコーチの大輔氏評
加えて、NBCのインタビューに答えたマリナ・ズエワコーチのコメントが、すごすぎます。
ズエワコーチが「指導する」と決めたのだから、アイスダンスのスケーターとして、高橋大輔はトップクラスになれると判断したのだとは思っていました。
が、ここまでとは!!
Daisuke Takahashi eyes Olympic figure skating history: singles, ice dance
一部、引用させていただきます。
Zoueva believes they can not only qualify next year for the 2022 Olympics, but also qualify next month for the 2021 World Championships.
ズエワは、彼らが2022年のオリンピックに出場できるだけでなく、2021年の世界選手権に出場できると確信しています。
“I worked with three different Olympic champions,” in 2010, 2014 and 2018, Zoueva said, “and I can tell you that is the most talented skater I have with Daisuke. I swear.”
私は、2010年、2014年、2018年の3組のオリンピックチャンピオンと仕事をしましたが、今まで組んだ中で、最も才能のあるスケーターは、大輔だと言えます。間違いなく。
“When she told me the name, I was in heaven because Daisuke is like a dream ice dance partner,” Zoueva said. “He’s so fast, so edgy, so light, like a bird on ice.”
(休養していた村元が「復帰したい。新しいパートナーはすでに見つけてある」と電話してきたとき)
パートナーの名前を聞いて、私は天にも昇る気持ちでした。大輔は、アイスダンスのパートナーとして、夢のような存在だからです。
Now, Zoueva calls Takahashi by the nickname Zeus, “because when he’s on ice, he’s just flying around.”
今では、ズエワは高橋のことを、「ゼウス」というニックネームで呼んでいます。
「氷の上にいるとき、彼は天を舞っているようだからです」
注)ゼウスは天空を支配する神だからだと思われます。
テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアなどを指導してきたズエワコーチが、「今まで組んだ中で、最も才能のあるスケーター」と言うなんて…。
オリンピックまでもう少し時間がほしいところですが、
きっと1カ月ごとに、ものすごいスピードで進化していくまでしょう。
ISU大会プレビュー
ここからは、ISUのNHK杯プレビューです。
Exciting debuts to be expected at ISU Grand Prix NHK Trophy - International Skating Union
◆ISUグランプリNHK杯で、エキサイティングなデビューが待っている。
11月27日から29日まで大阪(JPN)で開催されるフィギュアスケートNHK杯のISUグランプリで、エキサイティングな戦いとデビューがスケート界を待っています。
2020年四大陸選手権銅メダリスト鍵山優真、銀メダリスト ユ・ヨン(韓国)、2018四大陸選手権チャンピオン坂本花織、そして、2010年世界選手権チャンピオンの高橋大輔が、村元哉中とチームを組んでアイスダンサーとしてデビューします。
(一部略)
■メダル候補者
男子シングルの呼び物は、世界ジュニアフィギュアスケート選手権の銀メダリスト、鍵山優真が、シニアクラスのグランプリ大会でデビューすることです。
優真は、もう一人の新人であり、ジュニア時代のライバルであるジュニアグランプリファイナルのチャンピオン 佐藤駿に気をつけなければならないでしょう。
2018年オリンピック出場者の田中刑事、世界選手権の出場権をかけたライバルである友野一希、須本光希、山本草太もメダル候補です。
女子シングル部門は、2018年の四大陸選手権チャンピオンであり、トップシード選手である坂本花織、2020年ユースオリンピックチャンピオンのユ・ヨン、2018年の世界選手権銀メダリストである樋口新葉がけん引する、奥深い戦いが注目されます。
その他の名前の知られた出場者には、2016年世界ジュニア選手権のチャンピオンである本田真凜、2018年のジュニア世界選手権銅メダリストの山下真瑚、健康上の問題で昨シーズンは休養し、今回のグランプリ大会に戻ってきた2017年の四大陸選手権チャンピオンである三原舞依がいます。
アイスダンスは3組しかいないものの、高橋大輔が2018年の四大陸選手権銅メダリストである村元哉中をパートナーに、アイスダンサーとしてのデビューを飾る、たいへん興味深い大会になります。
高橋/村元は、二度の全日本チャンピオンである小松原美里/ティム・コレト、深瀬理香子/張睿中と対決します。
シングル、ペア総計29人のスケーターが、NHK杯で競います。
私の注目ポイント
- 高橋/村元ペアのアイスダンスデビュー
- ケージ・タナカの回復具合
脚の怪我からの回復が万全でない中、どこまでまとめてくるのか。 - 坂本花織選手の攻め具合
まずは、女王の舞を見せてほしい。そのうえで、4回転トゥやループからルッツへの構成変更でどこまで得点を伸ばせるのか。
ユ・ヨン選手に優勝を持っていかれないでー。 - 三原舞依選手の驚異のカムバック
休養明けとは思えないすばらしい演技を見せ、試合ごとにトップに近づいてくる舞依ちゃん。優勝もありだと思っています。 - 樋口新葉選手のアクセル成功
トリプルアクセルだけに注目しているわけではないけど、すかっと着氷してガッツポーズが見たい。 - 山下真瑚選手の表彰台
今シーズン、ダイナミックなジャンプやスピードが戻ってきた真瑚ちゃん。両方のプロとも大好き。表彰台に乗ってほしいなぁ。 - 男子の誰が抜け出すか。
女子もですが、男子も誰が優勝してもおかしくない。まずは、SPで誰が首位に立つのか、すごく楽しみです。
さて、そろそろですね。