オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

よくぞここまで。高橋大輔&村元哉中ペア

こんばんは。NHK杯を見て、泣いたり、笑ったり、硬直したり、

エネルギーを使い果たした種子島ぴーです。

 

現地に行かれた方は、この10倍は疲れているだろうとお察しします。

ブログを書くのは明日にしたいところですが、高橋大輔&村元哉中ペアのことだけは、忘れないうちにメモしておこうと思います。

 

フリーの『ラ・バヤデール』。

絵画のようなスタートのポーズ。

哉中ちゃんの体が、大ちゃんに抱えられて、ふわりと小さく宙に浮いた瞬間、

ハートをわしづかみにされてしまいました。

 

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とはいえ、リアルタイムで観た時は、緊張して緊張して緊張して。

「あー」とか「きゃー」とか「ここからまだ後半なのー」とか、叫び続けていました。

叫んでいないと、怖くて怖くて(笑)

会場で静かに座って見ている人を、とにかく尊敬しました。

 

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リフトもすごいけど、映像を見返して一番心惹かれるのは、

2人の軽やかなステップです。

軽やかで心躍る、水彩画のようなステップ。

 

髙橋選手が「年明けからアイスダンスの練習を始めます」と言っていた、昨年末の全日本選手権。

コロナ禍で外出もままならない状況の、ほんの数か月の間に、

 

基本のステップを覚えて、課題を練習して、コリオを覚えて、筋肉つけて、

2人の間の距離感を近づけて、リフトの練習して、あれもこれもやって。

 

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こんなことは、他の誰にもできない。

聖徳太子かい?!

 

そして、村元選手がパートナーだから、ここまでできたと思う。

リフトは、持ちあげられるほうの技術もいるから、

大ちゃんがちょっと焦っているように見えるダンスリフトの場面でも、

どっしり構えて、バランスを取りながらポーズを決める哉中ちゃん。

 

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2人ともすごい。尊敬。ただひれ伏すのみです。

 

ISUの解説コメント抜粋(空耳含む)

ショートの二人の初めての演技は、エクセレントでした。
ツイヅルのラブリーなシンクロ。
(大ちゃんが転倒)おおぉ、ソーリー、ダイスケ。

美しかった。彼は天才です。
ツイヅルは、すごくよかったように見えたのですが、

(バランスを崩したのは)一瞬、集中力が途切れたのかもしれません。
あそこが、2位と3位の分かれ道かもしれません。
しかし、その他はとてもよかったです。
これが最初の大会であることを思い出してください。
1月にチームを組んだばかりです。
ここでの結果がどうであれ、ストックホルムで開かれる世界選手権に行けるチームは、来月の全日本で決まります。

 

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彼はここでは、偶像のような存在なので、
会場中から、たいへんな喝采を浴びています。

彼は、とんでもなくハードな練習をしてきました。
リフトは問題ありません。レベル4でスタートし、セカンドはレベル3ですが、さほど問題ではありません。
ラブリーなタイミング。とても感動的です。

この週末、彼にミスは出ないと思っていましたが、そう考えるのは少し時期尚早でした。
(リプレイの映像の手をついたシーンを見て)観客があえいでいるのが聞こえます。彼がつまずきました。(←笑い声では??)

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ここがどれだけ重要な場面だったか。
純粋なスケーティングの質は、ビューティフルだったでしょう。
問題はありましたが、ツイヅルの標準的なスキルは十分でした。
2人のすばらしいケミストリー(相性、親和性、化学反応)。
OKです。
34歳の彼が、ほとんど新しいキャリアをスタートさせたなんて、すばらしいことです。
彼女は、彼をパートナーにできて、本当に喜んでいるようです。

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彼は本当に魅力的なキャラクターです。
純粋にスケーターとしてだけでなく、彼を見守っている人はみんな、彼にうまくいってほしいと思っています。

ずいぶん待たされています。
点数が出るのを待たされているのは、生きた心地がしないでしょう。

ジャッジが、とても気を付けて採点する必要があるからでしょう。
93.10 お゛――っ 深瀬理香子&チョウ・エイチュウ組と、とてもとても僅差でした。0.6差でした。 

演技が終わった瞬間、涙というか身震いというか、

よくぞここまで・・・としか言いようがない、熱いものに包まれました。

繰り返しますが、こんなこと、他の誰にできますか?

とんでもなく、すごい男だと思います。

年末の全日本では、さらに大化けしていることでしよう。楽しみですね。


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