オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

継承者ケージ・タナカ:町田樹×田中刑事

こんばんは。昌磨も好きだがコリヤダ君も見たい、

ネイサンも好きだがアリエフも要チェック、

そのうえケージ・タナカははずせない、種子島ぴーです。

 

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町田樹氏が著書『アーティスティックスポーツ研究序説』の中でも触れていた

フィギュアスケート作品に著作権を持たせ、

優れた作品を的確な能力を持つスケーターが受け継いで、

バレエ作品のように演じていけるようにする試み。

 

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その考えを、机上の空論ではなく、上演権許諾制度を設定して、

自ら推し進めていこうというのが「継承プロジェクト」です。

 

町田さん、言葉足らずだったらすみません。なにぶん、理解力が…

 

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その記念すべき第一弾が、2014年町田樹振付《Je te veux》の

田中刑事への継承であります。

 

町田樹×田中刑事「継承プロジェクト」

 

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この場面でケージ・タナカって書くと、怒られる気がする。

あ、Keiji Tanakaだったらいいみたい。

 

【作品クレジット】

Art Direction(芸術監修):Atelier t.e.r.m

Choreography(振付):Tatsuki Machida(町田樹)

Performance(実演):Keiji Tanaka(田中刑事)

Music(音楽):Je te veux

Composer(作曲):Erik Satie

Piano(演奏):Kentaro Haneda(羽田健太郎)

 

こちらの作品は、5月1日から5日まで開催される

プリンスアイスワールドで初披露されます。うーん、楽しみ。

 

YouTubeで、プロジェクト紹介第一弾がアップされています。

https://www.youtube.com/watch?v=CSoRa7_kuA8

 

Keiji Tanakaが、まっちーに“継承者”として選ばれたというだけで、

とてもうれしいのはなぜ?

それは、まっちーが知的で人間的にも惹かれる存在だから♡

 

『Je te veux』(ジュ・トゥ・ヴ)は、聞けば多くの人が知っている曲だと思います。

舞台はパリですが、「パリの男を表現できるのは誰かと考えたときに、田中さん以外に考えられなかった」と、町田氏。

 

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私もそう思います!!

 

Keiji Tanakaの「スケーターとしての身体の美しさ」や「スケーティング能力」「手の運び」はもちろん、

「伝えれば、打てば響く感じ」が、継承者として選ばれた理由の一つとか。

 

この言葉に、うんうんうんうんうんと、100万回うなづく私。

Keiji Tanakaの知性をわかっていらっしゃる!!

 

「町田樹の像を追うのではなく、田中刑事のジュ・トゥ・ヴを演じてほしい」とのことですが、

映像を見ると、今の時点でもKeiji Tanakaらしさを感じます。

絶対、素敵に演じると思う!!

 

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このプロジェクトが広がりを見せて、

(いいアイディアなので、すぐに広がる気もしますが、どうなんでしょう?)

過去の名作がどんどん演じられていくといいなぁと思います。

 

「自分もあの曲で滑ってみたい」と同じ曲を使っているのに、

振付が物足りなくて、先輩の残像に負けちゃってるケースを時々見かけます。

 

いい作品は、選手の表現力をググッと引き出すし、

振付家のためにも、上演権許諾制度がうまく機能するといいな。


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