こんばんは。プリンスアイスワールド横浜公演から戻ってきました。
きょうは、あいにくの雨で、気温も低め。横浜港の冷凍倉庫並みに寒い(と私は思っている) KOSÉ新横浜スケートセンター。客席への扉を開けると、冷気でリンクが曇っていました😅
しかし、客席との距離が近いのが、この会場のすばらしいところ。客席の段差も大きいので、快適にアイスショーを楽しめます。
なので、雨に濡れて冷えた状態ではありましたが(飲食禁止なので温かい飲み物を建物の中で飲むことはできません)、ショーを堪能することができました。
で、ですね。
昌磨は、まず、オープニングでゲストスケートが4人だけ紹介された場面に登場。
オーボエ協奏曲の赤い衣装でした。
本田望結、本田武史、友野一希(敬称略)と続き、みなさんまったりと、顔見世的な雰囲気でさらりと動いていたのですが、最後に登場した昌磨だけ、キリッ!! キリリ!! キレッ、キレレ!!「これから世界選手権の最終グループで滑ります」といった感じの雰囲気を漂わせており、昌磨の覚悟が伝わってきました。
そして、クリムキンイーグルをした後に、『ボレロ』でもやった両足着地のバレエジャンプ。それに続けて、前向きの片足で跳ぶバレエジャンプをぴょ~ん。
この二つ目のジャンプは、ふわりとして、一瞬、飛び間違えたかと思ったのですが、新SPの中に同じ動きが入っていたので、オープニングで練習したものと思われます。
そして、連帯責任1人目は、プロスケーターに転向されたばかりの田中刑事さん。
町田樹氏振り付けによる、『ショパンの夜に』です。
私にとって、本日最高の演技は、このケージ・タナカによる『ショパンの夜に』でした。
これはすごい。すごかった。
マスクをむしり取って、「ブラボー!!」と叫びたくなるような演技でした。
#プリンスアイスワールド #フィギュアスケート
— 小林泰斗(スポーツ報知) (@tkphoto1234) April 29, 2022
「ショパンの夜に」#田中刑事 pic.twitter.com/FnFsjWDtYR
前髪を一部染めていて、私の席からは、ブラックジャックのように見えました。
そして、シンプルなホワイトシャツにブラックパンツ。それが生える容姿です。
まず、コリオが素晴らしい。一回見ただけで、脳裏に焼き付いています。というくらい、特徴あり。そして、それを表現する演技力、身体能力がずば抜けている。
氷の上で、自在にコンテンポラリーダンスを踊っているような、一切の迷いのない身体表現。狂おしい表情を容赦なく客席に向けてくるのですが、完全にプロダンサーの表情でした。
撮影:小林泰斗氏(スポーツ報知) (@tkphoto1234)
「あえてミスを入れて、男の苦悩を表現する」という話でしたが、すばらしすぎて、どこがミスだったのかわからず。
トリプルアクセルがダブルになったので、「おお、ジャンプミスで苦悩を表現するのだな」と思いましたが、残りの二つのトリプルジャンプは、完璧に跳んでいました。
すごかった。「プロスケーター」を名乗るにふさわしい演技。
「田中刑事って、なんであんなにすごいの?」「だってプロだから」という会話が成立するスケーターです。
そして、連帯責任2人目は、友野一希『ニュー・シネマ・パラダイス』。
友野一希の「ニューシネマパラダイス」にスタンディングオベーション https://t.co/uzdPMxjWCG #フィギュアスケート #figureskating pic.twitter.com/MP4lwSOWwN
— スポーツ報知 ICELINK (@figure_hochi) April 29, 2022
友野君の演技は、雨に濡れて寒いからでもなんでもなく、ブルッとしました。鳥肌もの。
宙を見つめる友野君の表情!! ゾーンに入っていたと思います。
心が揺さぶられて、泣きそうになりました。アイスショーだけど、試合の真剣勝負味があり、それでいて一段と感情がこもっていた。
プリンスの出場を、自分から立候補しただけのことはあります。(ナウボイスにて、『僕も、当然、呼ばれると思ってた』的な発言あり)
私が勝手に設定した連帯責任者は、ケージ・タナカ&友野君だけなのですが、
ここで、鍵山優真まで登場。私の好きな『宿命』を演じてくれました。
実は、昌磨のプリンスの練習動画の背後で宿命のテーマ曲が流れていたので、
ゆまちが『宿命』をやることは知っていました。でも、『君ほほ』の回もあるようなので、『宿命』が見られてラッキーでした(私の場合は)。
やはり、ゆまちのスケーティングはすばらしい。リンクを駆けるスピードがあるし、軽やか。やっぱり、世界のトップの一角にいる選手は違います。
ここまで、田中刑事さん、友野一希さん、鍵山優真さんの演技は、どれも総スタンディングオベーションにふさわしいもので、これで十分、新横浜に来た甲斐がありました。
もう満足です。
が、昌磨の新プロを見なくては、帰れません。
というところで、お腹がすいたので、いったん休憩します。