オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

うんうんうん。納得の昌磨初戦『ボレロ』

こんにちは。ジャパンオープンのライブ配信を見終わって、

熱いコーヒーとクリームたっぷりのマロンケーキをむしゃむしゃ食べ、

しばし、ベッドに倒れこんでいた種子島ぴーです。

 

ひゃー、緊張したー。疲れたー。

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3セット券を購入したものの、このあとカーニバルオンアイスを見る体力が残っているかどうか、怪しいものです。

 

しかし、宇野昌磨選手、すばらしい初戦でした!!

 

ざっと振り返りますと、最初に流れた公式練習のときの映像では、

キケンな予感の時の表情で、すーいすいとリンクを周回していた昌磨。

“キケンな予感の時の表情”っていうのは、“あの”迷子の小学生みたいな、不安そうな表情です。

Selepoさんの宇野昌磨フォトブック撮りおろし写真でいうと、♯4866の顔です(笑)

 

しかし、オープニングに登場したときは、きりっとした表情!!

が、君が代斉唱のときの表情は、“ほとんど泣いてる小学生”。

 

昌磨ぁぁぁ 大丈夫かぁぁぁ ステペェェェン

一抹の不安を持って演技を待つ私。

 

そして、6分間練習がスタート。

上着を脱ぐと、あら、衣装の色が変わってる?!

デザインは同じだけど、ブルーからブラックへ。

ストックがあったのかな? それとも、新しく作ったの?!

 

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山陽新聞

演技する宇野昌磨=さいたまスーパーアリーナ:写真ニュース詳細:山陽新聞デジタル|さんデジ

 

ところがですね。男子の6分間練習が、「審判団のご紹介」をすっ飛ばしてフライングスタートしたため、選手一同が、いったんリンクから撤収。

 

会場も選手も爆笑。昌磨も友野くんと話したりして、にっこり笑顔になりました。

かわいー。ほんと、笑顔かわいー。

これで緊張がほぐれてよかったです。

 

昌磨は、男子最終滑走。

もちろん、『ボレロ』。振り付けは、今どこにいるかわからないステファン・ランビエールです。

 

最高難度のプログラム。

さあ、仕留めに行こう。昌磨、凛々しい表情で演技スタート。

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Photo by スポニチ(撮影・小海途 良幹氏)

宇野昌磨が男子トップの181・21点「いろんなことを再確認」ループ、サルコー失敗も― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

 

冒頭の4回転ループ…ちょっと跳び急いだか?? 回転不足で転倒。惜しい!!

しかし、凛々しい表情のまま、次の4回転サルコウへ。

おっと、パンクして2回転に。

 

「やはりここ(の流れ)が難しいんでしょうね」と、解説のまっちー。

「(前にすばらしい演技をした)佐藤駿選手のことを考えれば、これ以上の失敗は許されない」と、追ガツオならぬ濃い目の追まっちー。

 

きゃー、私を緊張させないでー。

 

まだまだ続く、怒涛のジャンプ攻勢。

運命の4Tは……よぉぉし、頭を下げながらも着氷でこらえた。

 

セカンドの3Tさんは省略されたものの、「宇野選手はリカバリー能力が高いので、どこかで付けてくるでしょう」と、追々まっちー。

そーだ、そーだ!!

 

続いて、流れるようなトリプルアクセル。美!!

実は心配していました。「リンクの形状から、練習でアクセルジャンプに苦戦している選手が多かった」と、最初のまっちー解説で言っていたので。

 

でも、アイスショーであれだけトリプルアクセル跳んだから、余裕の昌磨。

いけー!!

 

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報知新聞社

宇野昌磨「できすぎることもなく、できなさすぎることもなく」 4回転5本中3本着氷181・21点 (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 

松生選手が語った通り、昌磨は、重低音に合わせて重い滑りができるなぁ。と、ほれぼれ。

 

ここで、コーラスパートの雄大なイーグルで、ひと呼吸。

昌磨は、コーラスパートがあると、天使たちに背中を押される気がするのでグッド!!

 

4回転フリップは、深~く膝を曲げて、確実に着氷。ブラヴォー!!

4T+2Tで、単独4Tさんのリカバリー。

 

3Aから、うまくタイミングを合わせて、3連ジャンプ!!

最後の怒涛のステップは、荒ぶりながらも、バランスしっかり。体感しっかり。

昌磨、とても落ち着いてます。

 

フィニッシュポーズは、座って後ろに反ったポーズから変更。

シットターンから立ち上がって、天を力強く仰いでフィニッシュ!!

 

イエス、イエス、イエ~ス!!

 

うんうんうん、とうなづく昌磨。

小さく、舌をてへっペロ。

観客席に、笑顔でご挨拶。

 

客席は、スタンディングオベーションです!!

 

「あぶねー」と言いながら、引き上げていく昌磨。笑顔、笑顔。

ブルーチームの席に戻る前に、敵陣の(?)レッドチームの席にいるケージ・タナカとおしやべり。

ブルーチームに戻っても、饒舌です。饒舌なのは、試合を楽しんだときですね。

 

解説のまっちーが、「攻めと防御があるのが大切」みたいなことを言っていたけれど、

昌磨は、防御のレベルが高すぎです。

4回転ループと4回転サルコウで攻めた失敗を、

4回転トゥとトリプルアクセルで防御するという・・・これが今季のすごさだな。

 

しかし、演技の後半は、緊張と心配で、とても座って見てられませんでした。

会場で見ている人は、心臓が強いなぁ。

 

点数は、181.21。

キスアンドクライの昌磨は、うんうんうなづく。

そして、小さくガッツポーズ。

笑顔で手を振り、「ひゃー」と安堵しながら、自分でも拍手をしていました。

高難度構成の初トライとしては、すばらしい初戦でした。

 

さて、そろそろカーニバルオンアイスがスタートします。


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