こんばんは。時計の針が0時を回って、
宇野昌磨選手26歳のお誕生日です。
おめでとうございます。
「誕生日は 祝ってもらうより 親に感謝する日。」の宇野昌磨語録を思い出します。
ところで、グランプリシリーズ大会について、書きたいことがいろいろあったし、
昌磨以外の選手についても書きたかったのですが、
試合を見るだけでエネルギーを使い果たし、
流されるまま全日本選手権がすぐそこまで迫っております。
そんな中、グランプリファイナルの宇野昌磨選手のSPで、
忘れられない記憶があります。
それは、二つの“I Love You”について。
一つ目は、冒頭の4回転フリップを跳ぶ前。
♪I Love You I Love You~と、I Love Youが8回繰り返された後、
一拍おいて
♪アイ ラ ヴュ アイ…ラヴュ と、ささやくような声が聞こえ、
静寂の中で、昌磨が4回転フリップを跳びます。
こちらの動画をお借りすると、46秒あたりから。
★本当は、実況の声が入らない映像のほうが、音楽が入ってきやすいです。
息を止めて演技を見ていた私は、
この♪アイ ラ ヴュ アイ…ラヴュが、足元のリンクから聞こえてきて、
スケートに真摯に向き合ってきた昌磨を、
氷の精が見守っているように思えて、鳥肌が立ちました。
そして、4回転フリップは成功。
二つ目の“I Love You”は、トリプルアクセルを跳んだあと、
ステップシークエンスの中の“♪アイ ラ ヴュ アイ…ラヴュ アイ ラ ヴュ”です。
動画で言うと2分10秒あたり。
ここのコリオ大好きなのですが、
「アイ」「ラ」「ヴュ」がすべて違う表情を持ち、
軽やかに弾んで舞う様子は、
反対に、昌磨からスケートへの“I Love You”に聴こえました。
一つのプログラムの中の二つの“I Love You”は、
まったく違う意味を持って聴こえ、
それが今でも忘れられません。