オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

GPファイナル宇野昌磨SP、2つの“I Love You”

こんばんは。時計の針が0時を回って、

宇野昌磨選手26歳のお誕生日です。

おめでとうございます。

 

「誕生日は 祝ってもらうより 親に感謝する日。」の宇野昌磨語録を思い出します。

 

ところで、グランプリシリーズ大会について、書きたいことがいろいろあったし、

昌磨以外の選手についても書きたかったのですが、

試合を見るだけでエネルギーを使い果たし、

流されるまま全日本選手権がすぐそこまで迫っております。

 

そんな中、グランプリファイナルの宇野昌磨選手のSPで、

忘れられない記憶があります。

 

それは、二つの“I Love You”について。

 

 

一つ目は、冒頭の4回転フリップを跳ぶ前。

♪I Love You  I Love You~と、I Love Youが8回繰り返された後、

 

一拍おいて 

♪アイ ラ ヴュ アイ…ラヴュ と、ささやくような声が聞こえ、

 

静寂の中で、昌磨が4回転フリップを跳びます。

 

こちらの動画をお借りすると、46秒あたりから。

★本当は、実況の声が入らない映像のほうが、音楽が入ってきやすいです。

youtu.be

 

息を止めて演技を見ていた私は、

この♪アイ ラ ヴュ アイ…ラヴュが、足元のリンクから聞こえてきて、

スケートに真摯に向き合ってきた昌磨を、

氷の精が見守っているように思えて、鳥肌が立ちました。

 

そして、4回転フリップは成功。

 

二つ目の“I Love You”は、トリプルアクセルを跳んだあと、

ステップシークエンスの中の“♪アイ ラ ヴュ アイ…ラヴュ アイ ラ ヴュ”です。

 

動画で言うと2分10秒あたり。

 

ここのコリオ大好きなのですが、

「アイ」「ラ」「ヴュ」がすべて違う表情を持ち、

軽やかに弾んで舞う様子は、

反対に、昌磨からスケートへの“I Love You”に聴こえました。

 

一つのプログラムの中の二つの“I Love You”は、

まったく違う意味を持って聴こえ、

それが今でも忘れられません。