オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

『午前0時の森』/フィギュアのルールは複雑すぎ

この記事は、数日前に書きかけていたものなので、

一部、記憶があいまいです。

 

夜、たまたまテレビをつけていたら、『午前0時の森』という番組が始まりました。

 

(文中敬称略)

MCは、劇団ひとりと村上信五。

ゲストは、村主章枝、居酒屋、吉岡伸彦(国際審判)でした。

 

劇団ひとりと村主さんが、アラスカで幼馴染だったことは知っていますが、

かなりツウな出演者じゃないですか!?

この時点で、興味深々。

 

番組の企画は、「フィギュアスケートのルールを学ぼう」みたいな感じでしたが、内容が本格的で、作りが丁寧で凝っていました。

 

  1. 劇団ひとりと村上信五が、事前にフィギュアスケートのレッスンを受け、プロを振り付けて練習。
  2. 劇団ひとりと村上信五が、番組内でフィギュアスケートの採点ルールを学ぶ。
  3. 村主章枝が演技をし、劇団ひとりと村上信五が演技を採点してみる。
  4. 二人の採点内容を吉岡審判がチェックし、訂正・解説。
  5. 劇団ひとりと村上信五が、1分半の演技を披露。
  6. 二人の演技を吉岡審判が採点し、説明。
  7. 居酒屋の役割は、ヤジ。いや、「すごい」とか「いいですよ」とか、そんな感じの声をあげること。

という内容でした。

 

本気度を感じる企画と充実の内容。

独創的で、すばらしい番組でした。

 

TVerでまだ見られるので、ぜひ、見てみてください。

 

 

まずは、村主さんが、年齢を重ねて美しくなっているのが印象に残りました。

ジャンプを跳ばなくても、スケーティングのすばらしさは伝わってきます。あの世代は、本当にすごい。

 

そして、劇団ひとりは、昌磨『トゥーランドット』風衣装。

村上さんは、真央ちゃん『鐘』風衣装で、プログラムをちゃんと滑っていて、楽しそう。真剣だった。

短時間習っただけで、ここまで滑れるようになるのかと、感動。

 

こういう番組を見たら、子どもでも成人でも、

「ちょっとスケートしてみようか」という気持ちになりそう。

文部科学省推薦番組にしてもいいくらい。

 

で、吉岡審判員が、フィギュアの採点ルールを、かみ砕いてわかりやすく説明してくれたものの、やっぱり複雑すぎて、わかりにくい。

 

テレ朝のグランプリ大会の有料配信でも、

町田樹さんが、ジャンプのルール、GOEについて詳しく説明する特典映像があったのですが、注意深く耳を傾けるのに、忍耐力、集中力、理解力が必要でした。そして、説明に間違いがあって、一度、配信を取り下げたり。

 

町田さんにしても、吉岡さんにしても、

順序だてて、もれなく正確に説明しようとするのですが、

とても大変そうでした。

 

「この場合は、出来栄え点がマイナス●●になるのですが、あっ、失礼しました。●●ですね。えっと、あれ、違う。●●ですね。そうです●●です」のような感じ。

 

二つの番組を見て思ったのは、

「フィギュアスケートの採点ルールは、難しすぎ、複雑すぎて、

普通の人には理解できない」ということ。

 

それが、公正だろうと、公平だろうと、妥当だろうと、

抜群のIQを持った、集中力のある人にしか理解できないと思う。

 

私は、普段、陸上競技をあまり見ないのですが、

オリンピックや大会をテレビ放送でやっていれば、

200m走でもマラソンでも、感情移入して応援します。

 

でも、例えば、

ジョンソン選手が1位、スミス選手が2位で競り合ってゴールしたのに、

「ゴール前の10mは10歩以内で走らなければいけない規定なので、ジョンソン選手はわずかにはみ出して、減点1」「速さはジョンソン選手が3.1で、スミス選手が2.9ですが、減点1でスミス選手が有利」「しかし、フォームの美しさは、3位のストーン選手が加点3なので、ピッチの速さ後半1.1倍と合わせて優勝はストーン選手」って言われたら、よくわからないので、二度と見ないと思う。

 

日ごろ、フィギュアスケートを見ない人からすると、

フィギュア競技って、同じような感じかもしれない。

 

そして、試合の有料放送、有料記事も増えて、目にする人の数自体が少なくなっているから、人気のすそ野は、まず広がらないし、今後も衰退するしかないんだろうなぁ。

 

…と、いい番組を見たにもかかわらず、悲観的なことを思ったのでした。

 

そんな中、高橋大輔氏の「滑走屋」のアエラ記事。

dot.asahi.com

高橋:フィギュアスケート界を見渡しても、アイスショーを観に来てくださるお客様が減ってきているんじゃないかという実感があります。今の世の中だと、チケット代も高いですから、「こっちのショーは行くけど、こっちは行かない」と絞る傾向もあると思うんです。しかも他のエンターテインメントとの競争もあります。

だったらどうすればいいのかと考えたとき、よりいっそう、フィギュアスケートが身近に感じられるようになって、テレビで観るものだけではなく足を運んで楽しんでいただくものになっていくことが大切だと思うんですね。もちろん、長年応援してくださっているフィギュアスケートのファンの方々も大切ですが、今まで観たことがないという人にも来ていただけるものにしていくことがこれからにつながっていくと思います。そのために、チケットの料金も、これまでのアイスショーからすれば低価格にしています。

 

ほんと、これすばらしい。

チケットのお知らせもだいぶ前に届いていて、

福岡じゃなかったら、1000%行ってる。すごく行きたい。

 

滑走屋オフィシャルサイト

 

出演者も、外に向けてエネルギーを放出できる人ばかりで、

まちがいなく、パワーあふれる公演になると思う。

高橋大輔、村元哉中、村上佳菜子、友野一希、山本草太、島田高志郎、三宅星南、青木祐奈、大島光翔、櫛田一樹、門脇慧丞、木科雄登、長谷川一輝、佐々木晴也、北村凌大、坪井聖弥、松岡隼矢、菊地竜生、三宅咲綺、江川マリア、奥野友莉菜、岩野桃亜

大ちゃん、ちゃんとスケーターを見てますよね。顔ぶれが、さすがです。

福岡での「滑走屋」が成功すれば、今後、各地で公演を行っていくこともできると思います。

関東に来たら、絶対行く。

絶対行くよ~

 

最近、テレビで高橋大輔氏を目にする機会が多く、

旅番組でも、帰れマンデーでも、バナナマンのせっかくグルメ!!でも、

画面に登場するだけで、楽しいし面白いし、華やぎますよね。

やっぱ、大ちゃんはいいな~

あれ、何の話でしたっけ??