こんにちは。スイス行きが近づいている宇野昌磨選手ですが、
6日の日に、報道陣に練習を公開したということです。
こういうところは、さすがだなぁと、いつも思います。
こちらの記事を情報源に書かせていただきます。
フィギュア 宇野昌磨 練習公開「競技引っ張っていける存在に」 | NHK | フィギュアスケート
コメントの中に、以下のような言葉がありました。
1年前に比べると2歩も3歩も進めているのはうれしいが、僕は、まだ成長し足りない。今シーズンは、さらに1歩先に行けるようにやっていきたい
僕は、まだ成長し足りない。
昨シーズン、あれだけ爆々成長し、
最近のザ・アイスやフレンズオンアイスでも、
短期間で鬼成長した演技を見せてくれましたが、
「まだ成長し足りない」と感じているとは!!
成長したいにもほどがあります😆
宇野昌磨がどこまで行くのか、楽しみで仕方ありません。
「4回転半ジャンプの練習も始めた」というのは、初耳でした。
1日2本限定なので、他への影響が出ないように制限しているのだと思いますが、
ザ・アイスのときに、目の前でマリニン君の4A成功を生で見て、
「あまりにもすご過ぎて」(昌磨談)と衝撃を受けたのも、興味がわいた一因なのかな。
アイスショーが(ほぼ)通常どおりに開かれるようになって、
海外の選手とのリアルな交流が復活したのは、本当によかったと思います。
また、羽生さんの競技引退を受けて、
競技の人気が落ちると思うが、先輩たちがつないでくれたものを止める訳にはいかないという思いもある。自分が競技を引っ張っていける存在になりたい
今までより一歩踏み込んだ発言だという印象を受けました。
年長者意識、エース意識が明確になったのなら、頼もしいし応援するのみ。
ただ、「この数年、日本の男子フィギュアを引っ張ってきたのは、昌磨だったよ」とも、言ってあげたい。
昌磨が出場・出演しなければ成立しなかった試合は、確実にあったと思います。
私は、地道、実直、愚直な人が好き。
顔は華やかでもね(笑)
結局は、順繰りなんです。
私の記憶の範囲ですが、
東日本大震災によって、シニアデビュー後の羽生選手が練習拠点のリンクを失ったとき、アイスショーにどんどん彼を招いて、そのリンクで練習させてあげた、という時期がありました。
それが可能だったのは、荒川静香さんがトリノで金メダルを獲り、浅田真央、高橋大輔、安藤美姫、小塚崇人、織田信成、村主章枝等々、沢山の人気スケーターによって、アイスショーの市場が日本にできていたからこそ、だったと思うのです。
そして、先輩たちが、彼を快く受け入れてあげたからだと思うのです。(当時、羽生選手の人気は、まだそれほどありませんでした。「震災に負けずに頑張る若手スケーター」として、メディアが取り上げ始めた頃です)
だから、「羽生選手が競技を引退したことで、フィギュアスケート人気が凋落…」という展開を期待している人も、“ごく一部”いるみたいですが、
羽生選手は、そんなことは思っていない。と、思いたい。
それ、気持ちいいですか?
そうなったら、痛快ですか?
次の世代にバトンをつなげられなかったら、どんなに活躍しても、存在自体の意味が薄れてしまいませんか?
結局は、「一人の選手しか取り上げない」「特定の選手だけ盛り上げて人気を創造する」という報道の在り方が、スポーツをつまらなくしているんだと感じます。スケートだけじゃなく、ね。
「お気に入りの選手はいるけど、フイギュアスケート自体も好き」という層が、増えてほしいなと思います。
が、テレビ局やマスコミにそんな使命はないわけで、スケート連盟の活躍が期待されます。