オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

まだ候補?!カーニバルオンアイス『オーボエ協奏曲』

こんにちは。カーニバルオンアイスも終了。あっという間の週末でした。

 

月に1度のフィギュアスケートTVも、録画機能のない私はリアルタイムで見なければならず、突如、スケートの洪水状態🤣

さらに、地区大会を並行して見ていた人もいるのかな??

 

さぁ、そんなわけで、本日のカーニバルオンアイスも、

オープニングは、『龍とそばかすの姫』で始まりました。

 

昌磨は、坂本選手とともに登場し、かおちゃんがスパイラルで上げた足の下を、

昌磨がクリムキンでくぐる的な演出でした。

昨日失敗したフライングスピンも、今日はノープロブレム!!

 

ちなみに、オープニングの衣装は、マイケルプロのものでした。

 

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現役選手は、試合さながらの雰囲気で今季SPを披露するとのこと。

会場は、照明をつけて明るいままで行われました。

 

「6分間練習はないらしい」とナウボイスで昌磨が話していましたが、

トリに登場する昌磨は、1時間半くらい裏で待たされた後の演技ってことに。

それで4回転跳ぶのも、なかなか、なかなかですなぁ😑

 

プログラムは予告通り、『オーボエ協奏曲』。

新SPは、これで決まりってことで、いいんでしょうか、ステペン先生?!

 

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会場に紹介がアナウンスされます。

「世界の頂点を争うその実力。紡ぎ出す独自のワールドは、どこまで広がっていくのでしょうか。昨日のジャパンオープンでは、4回転を5本組み込んできました。今シーズン、頂点への挑戦が始まります」

 

リンク脇で、衣装のフィット感を直す昌磨先生。

衣装はもちろん、私が一番好きなあの美しい衣装(うっとり)。

 

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昌磨って、ほんとーに“華”がありますよね。

スタート位置について、衣装のスパンコールやストーンがキラキラしただけで、

特殊効果で魔法がかけられたような雰囲気に。

 

音楽がかかった瞬間、一気に観客を昌磨ワールドへ引きずり込みます。

オーボエの甘美でねっとりした音を スケーティングで表現できるのは、

吸いつくような滑りができる昌磨だからこそ。

 

冒頭の4回転フリップは、今まで見た中でも最高の着氷でしたよね?

試合なら、加点がついてるはず。

 

彫刻ポーズを含め、体の伸縮が自在で、

曲が体にしみ込んでいるのがわかりました。

見ている私も、一緒に音に溶け込んじゃいました(笑)。

 

4回転+3回転は、セカンドが少し斜めになったけど、堂々の着氷。

練習の成果を見せつけます

 

が、得意のトリプルアクセルが、踏み切る前から、あ゛ーなやつ(笑)

 

昨日、まっちーが、「リンクの形状のため、アクセルで苦戦している選手が多かった」と話していましたが、

ライブ画面で見ると、「あー、そっちは壁ですぞ」という方向でした。

角のカーブが独特なんですかね。

 

転倒して、「ふふっ」と口元がゆるむ昌磨。

『オーボエ』の世界観に合わせたエレガントなほほ笑み。

 

ラストに向けたステップもスピンも安定感抜群で、

息を凝らして見つめるのみでした。

 

演技が終わると、「ほーーっ」。

重厚な中世の世界から、現世に引き戻されたような感じになります。

催眠術?!

 

最初に見た時に感じた「静ひつ」というイメージが、

やはりこのプロを形容する最適な言葉だと思います。

 

演技が終わった昌磨は、上目づかいに、目をクリクリ。

なんということだ!! 可愛すぎる。

 

やがてノーブルな表情に戻って、観客のみなさんにご挨拶。

みなさんスタオベでした。私も家でスタオベです。

 

引き上げていくとき、頭をひねって「うーん、なんでだろ」みたいな表情を、リンクの外にいる誰かに向けてしていました。

 

私は、『オーボエ』は、ノーミスならPCSが出ると思います。

コリヤダ君の『ホワイト・クロウ』もそうですが、審査員が理解しやすそう。

 

わずかな物足りなさを感じるのは、最後まで同じメロディーが粛々と繰り返されるせいかな。

後半に、もうワンポイントほしいところ。

 

って、おまえは何様だーーーっ!!

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すみません。通りすがりの者です。

マイケルは、ノリノリで盛り上がるんだけど、

私自身が曲を理解できていないこともあり😅…審査員には伝わるんだろうか?

あの曲って、ノリノリの内容なの?

 

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理屈っぽくてすみません。

 

そのあとアンコールで見せてくれた『ボレロ』のステップは、

も~~、目が覚めるようなすっごいものでした。

疾走感があって火の玉昌磨で

 

昨日は、ラストに入れられなかったクリムキン(シットターンみたいになった)も、

今日は、きっちり入れてフィニッシュ。

ひゃー、いいものを見せていただきました。

 

そういえば、昨日、解説のまっちーが、「ステップシークエンスでは、上半身を激しく振り乱して踊る」と表現していました。

振り乱して踊る…妙だが…言い得て妙とも言える…

 

『ボレロ』の魅力は、ギリギリのところでノーミスを目指す危うさや破壊力、スペクタクルな宇宙味にもあると感じるので、

ショートまでスリリングだと、バランスが悪いかもしれませんね。

楚々とした『オーボエ』と振り乱し系『ボレロ』で、いかがでしょうか。

 

さて、静ひつな『オーボエ』と火の玉『ボレロ』を、

一気に披露して体力を消耗した昌磨は、

フィナーレ『Starting Now~新しい私へ』に向けて、早着替え。

 

ホワイトシャツにブラックタイが縫い付けられたいつもの衣装に着替えると、

大汗&放心状態のベビーフェイスで、みなさんに合流していました。

トリで演技をすると、体力的に大変だー。

 

最後のご挨拶では、草太君と無良くんの間に。

リンクを周回するときは、ピロピロピロ~と両手を振って、いつもの様子に戻ってました。

 

お疲れさま~

まだ自宅には着いていないかな。ゆっくり休んでね~。

少し休んだら、スイスかアメリカに渡るのかな。

 

そういうわけで、アイスショーで磨かれ続けてここまで仕上がっている『オーボエ協奏曲』が、新SPってことで、よろしいでしょうか、ステペン先生?

あ、まだ、賢二先生と協議中?(笑)

 

スポーツ報知の見出しは、

宇野昌磨が今季SP候補の「オーボエ協奏曲」で4回転2本 アンコールでクリムキン締め

になってますね。

ナウボイスで、何か言及あるかな?

 

トリノの荒川さんみたいに、オリンピックの2週間前にプログラムを変更する場合もあるから、ゆっくり決めるのかもしれませんね。

 

なんとなくですが…今頃ステペンが、スイスで別のプログラムを作っている予感もする😂あきらめないステペン…。なんてね。


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