こんばんは。
当初、「バブル方式で開催の方向で進んでいる」と言われていたグランプリファイナルですが、開催が不透明になってきました。
分かっている情報をもとに、おしゃべりしていきたいと思います。
日本政府、国際スケート連盟(ISU)、世界保健機関(WHO)等々の喧々諤々(けんけんがくがく)の結果に従う必要があるので、動けないようです。
というか、「誰が決定権を持っているのか不明」という話もあります。
スポーツ庁なのか厚生労働省なのか岸田内閣なのか?
日本政府は、岸田首相が「外国人の入国全面停止」を決定・発表しました。
が、公的サイトをみると、「特段の事情がない限り上陸を拒否」と書かれており、「そうはいっても例外があるだろう…」という空気を感じていました。
が、「例外認定を厳格化する方向で調整に入った」というニュースが流れました。
また、国交省は、日本到着のすべての国際線で、12月末まで新規航空券の予約停止を航空各社に要請しました。
「すでに予約が入っていれば来日可能」という噂もあります。
JALのサイトを見ると、「新規入国停止」なので、きっぱりダメはダメなのか??
オミクロン株に対する水際措置の強化として、2021年11月30日から当面1か月の間、外国籍のお客さまの新規入国が停止されます。(11月8日から外国籍者の入国制限緩和策として申請受付を開始した新規査証に関して、12月31日まで申請受付ならびに査証発給を停止しています。)*
日本国籍のお客さまは入国制限の対象外です。また、入国後の待機期間短縮措置(10日)は停止されました。(14日間待機))詳しくは厚生労働省のページをご確認ください。
ISUは、グランプリファイナルを開いてほしいのではないでしょうか(推測)。
日本以外の国で、開催可能なイメージもないですし、チケットやスポンサーのこともあります(嫌味ではなく、マネーの問題があります)。
マネーの問題があるとなれば、他の競技団体からのクレームも予想されます。
「フィギュアがいいなら、自分たちも大会を開かせてくれ…」と。
そんな中、WHOが、「オミクロン株」の感染拡大を受けた渡航制限に関する提言を発表。「一律に渡航禁止にしないで」「一律の渡航禁止では国際的な感染拡大を防ぐことはできず、人命や生活に大きな負担をかけることになる」「感染が広がる国や地域からの渡航を一律に禁止すれば、こうした国・地域は不利益を被る」と。
そんな中、中国がナショナル大会(中国フィギュアスケート選手権)の中止を決定・発表しました。新型コロナの影響です。
そのような状況で、ペアのスイ&ハン組が来日する可能性はあるのでしょうか?
開催の可否を決定するタイムリミットもあります。
グランプリファイナル出場者の約半分を占めるロシア選手団は、12月6日月曜日に日本に到着する予定で、ISUと大会組織委員会の決定を待っているとのことです。
12月8日水曜日の朝から公式練習が始まることを考えると、他国のチームも同じようなスケジュールになると思います。
海外に行くときは、どんなに遅くても、出発の前日には連絡ほしいですよね?
というか、2日前には連絡くれないと、荷物の準備とか空港に駆けつける準備とかありますよね。
12月4日土曜日には、結論が出ていないと厳しいと思いますが、
日本サイドが、そこまでに結論を出せるのか出せないのか。
日本で開催が決定しても、来日する側も熟慮が必要になるのでは?
もしも、日本と逆のことが母国で起こった場合…
たとえば、米国が、オミクロン株感染者が報告された国からの到着便の受け入れを拒否した場合、選手団は帰国できません。
オリンピック選考に重要な意味を持つ全米選手権に向けて、帰国後のトレーニングに支障が出てくる可能性はないのでしょうか?
例年、お正月ごろ開催されますよね。
アイスダンスは、フランス、イタリアのチームが含まれています。
オミクロン株の感染が拡大している地域からの選手には、どう対処すべきなのか…。
受け入れるなら、全選手ですよね。
いろいろ考えると、選手のほうから辞退する可能性もあるかもしれません。
日本選手団としては、大会が中止になったとしても、オリンピック出場者の選考条件の一つである、「グランプリファイナルの上位2人」に、宇野昌磨、鍵山優真、坂本花織、三浦璃来&木原龍一選手は、該当させるべきだと思います。ペアは決定だと思うので、主にシングルですね。
“競技”なんだから、試合に出て戦ってきた努力と道程は、絶対に無視してはいけないと思うからです。
さて、どのような結果が出るのか。
結論だけでなく、判断の根拠にも注目しています。
いろいろな立場の関係者が、短期間で苦渋の決断を迫られていると思うので、
意見は違えど、罵倒するのだけは避けたいものです。