オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

“かなだい”二つの記事に思う。

こんにちはー。東京は真冬の寒さ&電力不足。部屋の電気を消して、卓上スタンドの灯りでブログを書いています。

 

さて、昨日は、村元哉中/高橋大輔組に関する2つの記事が配信されました。

一つは、世界が“かなだい”を喜びをもって迎えていることが伝わってくる、国際スケート連盟(ISU)の記事。

 

もう一つは、「“かなだい”にうまくいってもらっちゃ困る」「彼らの欠点を知ってください」という怨念が伝わってくる、時事通信の記事。

 

二つの記事があまりに対照的で、ちょっとドン引いた…というお話です。

 

世界選手権前日に、謎のけなし記事

f:id:tanegashimapi:20220322170308j:plain

 

まず、時事通信の記事。ゲンナリするので、タイトルは書きません。

以下、読んだ人しかわからない内容で申し訳ありません。

 

内容もそうですが、言葉の選び方が子どもっぽい。

ほぼ「悪口」になってます。

 

アイスダンス元全日本優勝者で現在はアイスダンスコーチの人が、

「高橋大輔のここがダメ、あそこがダメ」と、近所のおばちゃん風に話した言葉を、そのまま活字にしたような記事です。

 

興味深い記事だったので、コピペして、美しくない表現にマーカーを引いて眺めてみました(暇なのか😆)

 

  • (自分のパートナーが彼だったら)「リードされている感じはあまりないかもしれない。2年でそこまではいかない」
  • 今どき(のアイスダンス)は男性も結構動くし踊るので、そんなに悪目立ちしていることはない。
  • 体格差が小さいのに頑張っている
  • 足元もそんなに揺れていないし、ターンも割とできるからレベルも取れる
  • 何か気になるし、何かが足りない
  • おもむろに大会の演技映像を再生し、
  • 例えるなら、現状は「はりぼて」
  • 「興味があって、やってみたいからやっていて、そこを突き詰めている」
  • この先の可能性「(世界選手権の)最終グループで滑れるくらいには。このまま好奇心と興味があるままに頑張って、かなり続けていけるなら。」

 

何気にジワジワきたのは、「興味があって、やってみたいからやっていて、そこを突き詰めている」という文章。子どもか!!(笑)

 

読みながら、非常に興味をそそられました。記者と取材相手の心理に。

  1. なぜ、世界選手権が始まるタイミングで、日本代表を背後から撃つような記事を書こうと思いついたのか。
  2. アイスダンスは二人でやる競技なのに、なぜ高橋大輔だけにフォーカスしたのか。
  3. なぜ時事通信なのか。よもや海外に発信しようと思ってないよね?
  4. 時事通信のフィギュア特集は、主に岩尾記者の担当なのに、“かなだい”のみ、いつもこの記者なのはなぜか?
  5. 特集のほかの選手の記事とトーンが違うのはなぜか?
  6. 高橋大輔に、特別な感情を抱いている記者なのか?
  7. 文章がうまいとは言いがたいが、新人なのか?
  8. 悪意を感じるのは文章力のせいか、取材したコーチの悪意によるものか。
  9. ほかのコーチの教え子を、別のコーチが試合前に批判することはあるのか。

ね、すごく興味がわきますよね!!

 

f:id:tanegashimapi:20220322171238j:plain

 

本田コーチや無良コーチが、選手の伸びしろについて語ることは多々ありますが、「ここがすごい選手なので、ここがプラスされれればもっとすごい」的な内容だと思う。

 

「こんなところがダメだけど、長く続ければ、世界選手権の最終組に入るくらいにはいけるかもね」って…😑すごい…年齢だって知ってるくせに…

世界選手権の審判に点数を出してほしくないのかな?

 

調べてみると、この女性コーチは、小松原組の元コーチでした。

ということは、世界選手権に自分の元教え子が派遣されないことに、納得していないのだろうか?

 

または、小松原組が北京オリンピックでフリーに進めなかったことで、選考過程での責任を問われる側の立場なのでしょうか。

小松原組にとっても、「やぶへび」だから迷惑なのでは?

 

この記事を、「自分も考えていたことを、非常にうまく記事にしていただいた」と称賛している取材相手の元パートナーのツイートを見ました。

選手の課題を指摘して成長してほしいという親切心からなら、シーズン終了後に直接、教えてあげればいいと思います。

なぜこのタイミングで?

「日本アイスダンス界呪い村」みたいで、心が寒いです。

 

唯一無二のかなだいを取り上げたISU記事

続きまして、ISUの記事「村元哉中/高橋大輔(JPN)は、歴史を作っている(現在進行形)」。訳し始めたのですが、思いのほか長かったので、世界選手権前のところまで意訳しました。

www.isu.org

 

現在進行形で歴史をつくっている村元哉中/高橋大輔(JPN)

f:id:tanegashimapi:20220322173550j:plain

@ISU (International Skating Union)

日本の村元哉中/高橋大輔は、多くの点で唯一無二であり、フィギュアスケートの歴史を作っています。彼らは、1月に四大陸選手権で2位になり、日本で初めてISUチャンピオンシップで銀メダルを獲得したアイスダンサーになりました。

 

しかし、それだけではありません。大輔は、元シングルスケーターとして成功を収めた人で、世界選手権、四大陸選手権のチャンピオン、そしてオリンピックの銅メダリストでもあります。シングル部門の世界チャンピオンだった人が、アイスダンス部門でカムバックした、初めての例です。

 

さらにこの二人がユニークな(比類なき)点は、現在、28歳と36歳であり、キャリアの後半で何か新しいことを始めても遅すぎることはなく、(従来の概念では)年齢が高いとされるスケーターでも、大成功できることを証明した点です。

 

村元哉中/高橋大輔は、今まさにフランスのモンペリエで開催される世界選手権(3月21日-27日)で、旋風を起こそうとしています。

四大陸選手権での銀メダルは、高橋が2020年にアイスダンスに転向したばかりだという点を考えると、大きな成果でした。

村元は、アイスダンサーとして彼よりも経験が豊富で、2018年のオリンピック選手であり、元パートナーの故クリス・リード選手と組んで、2018年のISU四大陸選手権の銅メダリストにもなりました。高橋とチームを組む前に、2年の休養期間がありました。

 

「四大陸選手権での成功をうれしく思っています」と、哉中は話してくれました。

「私たちは、歴史を作りました。Daiがアインダンスに転向してから2年経っていないことを考えると、私たちが成し遂げたことは驚くべきことです」。二人は、米国に拠点を置くヘッドコーチのマリーナ・ズエワとオンラインでセッションするしかなかったため、コロナ禍のパンデミックは、トレーニングに影響を与えました。

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Kana Muramoto(@k.a.n.a.m.u.r.a)がシェアした投稿

 

二人は、ズエワと他のコーチ陣の成功(二人をうまく導いてくれたこと)を称賛します。

「マリーナは、僕に自信をつけさせてくれました。アイスダンスを始めたとき、現在のポジションにいられるなんて信じられなかったのですが、彼女は、僕が自信を持てるようにしてくれました。毎日、毎日」と、大輔。

「だからこそ、僕は自分をもっと信じることができたんです。彼女は僕らを導き、そして、僕らがアイスダンサーとして目指すものを達成できると、信じてくれました」

 

哉中は、彼女のパートナーがどれほど才能豊かで、それが二人のアイスダンスのパートナーシップに、多くのスキルをもたらしたことを指摘しました。「アイスダンスとシングルは、まったく異なる分野であることはわかっています。でも、彼は、高い音楽性とハイレベルなパフォーマンス能力を持っていて、それは、今の私たちに、本当に役立ちました。彼には、特別な何かがあります。みなさんご存知のように」

 

しかし、パートナーシップは、二人で築くもの。哉中と大輔は、比較的短期間でここまでこられたのは、二人の情熱とコミットメント(目標を成し遂げる約束に対する傾倒)によるものだと感じています。

 

「うまくなりたい、学んでスキルを向上させたいという気持ちを持っている点は、二人とも似ていると思います」と、哉中。「それが、目標にしていることに、いっしょに取り組みやすくしているのかもしれません」

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Kana Muramoto(@k.a.n.a.m.u.r.a)がシェアした投稿

 

(このような素晴らしい成果を収めている)にもかかわらず、二人は、特に四大陸選手権で改善の余地が見つかったことを互いに確認し、世界選手権に向けてより高めることを楽しみにしています。

 

「まず、ノーミス」と大輔。「2つの試合で続けて、リズムダンスでミスをしてしまったので。本当に素晴らしいプログラムなので、観客にノーミスの演技をお見せしなければ。今年の世界選手権での目標は、トップ10に入ることです」

 

哉中も付け加えます。「私たちはまだ、完璧なリズムダンスの演技をしていません。アイスダンスでは、目標であるトップ10に入るためには、リズムダンスがとても重要になります。世界選手権では、すばらしいチームばかりです。それぞれにすばらしいプログラムを持っていて、10位以内に入ることは簡単ではありません。それはわかっています。でも、もしも、私たちがベストな演技をすれば、10位以内に入る可能性はあると思っています。私たちは、そう信じています」

 

四大陸選手権での成功は、二人のモチベーションを大いに上げました。

「表彰台に上がり、あらゆる観客や審判のコメントを受け取ったことで、世界選手権に向かう自信がつきました。NHK杯と四大陸選手権しか経験していないので、世界のトップ選手と実際に競うのは初めてで、とてもワクワクします。ものすごくやる気にさせてくれます」

(ここまで。文中のインスタ引用は、重くなるので一部のみとさせていただきました)

 

以上、ネガティブな面をつつく記事と、ポジティブな面に光を当てた記事と、

二つの記事の差を、“文化の差”とまとめるのは、乱暴でしょうか。

私なら、信じてほめて自信をつけて伸ばすズエワコーチに習いたいです。

 

“かなだい”の活躍で、シングルの選手や小さい子でアイスダンスに興味を持ったり、トライアルをするケースが増えていると聞きます。

でも、「国内にアイスダンスをする環境がない」っていうのは、リンクだけの問題ではないのではないか。

と思った次第でございます。


にほんブログ村