きょうは、カザフスタンの故デニス・テン選手の命日です。
突然の悲報から、もう4年も経つんですね。
あのときも、病院に運ばれたという第一報を耳にして、
なんとか助かってほしいと祈ったものの…思いは届かず。
彼がどれだけ多くのファンとスケーター、スケート関係者から愛されていたか、
命日がめぐってくるたび、彼のお誕生がくるたびに感じます。
誠実で品が合って、性格の良さがあらわれたような笑顔が、愛される人でした。
日本人としては、彼の名前と共に表示されるネット上の不愉快な記事を目にするたびに、心がチクりと痛んで、なんとも言えない気持ちになります。
できれば、日本人スケーターたちとの友好の場面が、トップ記事に表示されてほしいものです。
母国カザフスタンのスケート繁栄、スポーツ繁栄を願って尽力した彼とご家族の功績は、コロナ禍をはさんでもなお、短期間で花開き、
デニス・テンメモリアル杯がチャレンジャーシリーズに認定され、
名のあるスケーターたちも参加し始め、
カザフスタンのスケーターも育ってきているようです。
世の中に必要な人がなぜ…と、納得できない思いしかないのですが、
道半ばにして断たれてしまった彼のスケート人生が、
しあわせなものでありましたように。
天国でもしあわせでいてくれますように。
と、願わずにはいられません。