こんにちは。種子島ぴーです。
今日は、故デニス・テン選手の命日ですね。
そして、京都アニメーションで起きた痛ましすぎる事件に、言葉を失います。被害者の方々のご冥福をお祈りいたします。
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最近、「あれが知りたい」という私の疑問に素早く答えてくれる、ジャパンタイムズのジャック・ギャラガー記者。
ヴィンセント・ジョウ選手の木下グループ所属が決まったときも、「広報に電話して、背景を聞いてみたい!!」と思っていたら、すぐに取材記事を載せてくれました。
「どのようにして、木下グループはヴィンセント・ジョウのスポンサーになったか」という記事です。
しかし、その件はまた別の機会に触れるということで、本日のテーマはもちろん、宇野昌磨先生です!!
宇野昌磨がエテリ組に加わらなかった背景
「宇野昌磨が、エテリ・トゥトベリーゼと組まなかった背景」という記事について、部分的に引用させていただいて翻訳します。
最近、ロシアの有名なコーチ エテリ・トゥトベリーゼとの1か月の合宿から戻ってきた宇野昌磨(世界選手権、オリンピックの銀メダリスト)が、彼女のチームのフルタイムメンバーにならなかったのは、
「エテリのチームに入るには、こういう義務(規約要件)がある」という内容に、彼が同意しなかったからではないか、ということをジャパンタイムズは知りました。
(中略)
記者会見で宇野は、トゥトベリーゼに感謝の意を表したものの、正式にチームに加わることにしなかった理由を明らかにしませんでした。
私たちICE TIME は、宇野がエテリのチームの常任メンバーにならなかった本当の理由を、独占的に明らかにします(スクープしました)。
「エテリ組には、彼女のチームに入る生徒が同意しなければならない、いくつかの条件があります。昌磨は、そのすべてには同意しなかったのでしょう。それが、チームの一員にならなかった理由だと思います」と、スケート情報筋は話します。
情報筋は、宇野がどの条件を満たさない(同意しない)かは明かにしませんでしたが、もし彼が同意すれば、お試し期間の後、エテリが宇野と一緒にやる気だったのは明らかです。
(中略)
宇野がコーチなしでやるという決断は、一般的なことではありませんが、前例のないことではありません。
世界王者の浅田真央、ミシェル・クワン、パトリック・チャンは、選手生活のある時期、みんなコーチなしで戦いました。
昌磨がエテリのところへ行かなかったことについて、世界のスケートコミュニティでは多くの憶測がありましたが、我々は、専門家たちに意見を聞いてみました。
【ライターのフィリップ・ハーシュ氏】
「オリンピックに向けた2シーズン目は、こういう実験をするのに最適なシーズンだと思いますよ。
思うに、まぁ、私の憶測ですが、昌磨はまだ、精神的に強いつながりを持てるコーチを見つけていない。
他の国に移籍しちゃってからうまくいかないことがわかるよりも、確実にことを運ぶほうがいい。私は、成熟した(分別のある)決断だと思います」
【ジュニアグランプリのアナウンサー テッド・バートン氏】
テッド・バートン氏も、似たような見方を示しています。
「スケーターのキャリアのこの段階では、すでに多くのことを習得しています。コーチがもっとも効果を発揮できるのは、スケーターの機微を理解できるリレーションシップです。
だから、これは昌磨にとって、自分をより深く知る自分探しの旅の一部になるんじゃないかな。
自分で自分を鼓舞できるのか? 練習する気分が乗らない時でも、自分でモチベーションを上げられるのか? とね。」
バートン氏は、昌磨のようなエリートスケーターにとって、このような決定がいかに重要であるかを強調します。
「昌磨は、多くの疑問に直面するでしょうが、よいニュースは、この経験を通して、前進するために何が必要かを、彼がより正確に知るということです。
競争力のあるトレーニング環境を見つけることは、コーチ不在の期間を埋めるのに効果があります」
【再び情報筋】
「パトリック・チャンとミシェル・クワンもコーチを探そうとして、自分ひとりで練習しようと決めました。
でも、昌磨のケースでは、今までのコーチが昌磨に対してどういうことをしていたか、私はよく知りません。
すでに彼は、多くのことを自分自身でやっていたように見えました」
「これは、結弦のケースでも同じです。私の聞いたところでは、彼はブライアン・オーサーとは、少ししか練習していない。
彼は、何でも自分で決めているようです」
(以下略)
ということで、抜粋して翻訳させていただきました。
日本の報道よりも、的を得ている気がしますが、どうでしょうか??
昌磨のコーチ&自分探しの旅は、まだ1か月。
これからが本番かもしれません。GO GO しょーま!! (☜と無責任な応援)