こんにちは。ポルトガルのグダニスクで開催中のジュニアグランプリ大会第5戦。
1日目も、日本チーム大活躍でした。
しかし、特に女子は、7時間以上あって、朝早く演技をしなくてはいけなかった選手もいれば、
最後のほうは、審判の集中力も100%のはずはなく(無理ですよねー)、なかなか大変そう。
シンプルに触れさせていただきますと、
まず、日本チームから、優勝候補の呼び声も高い島田麻央選手が登場。
『ライオンキング』を演じました。
『ライオンキング』と聞くと、新葉ちゃんが浮かぶから、彼女のプロは代表作の一つになったということでしょう。(新葉ちゃん、東京大会欠場、怪我でなければいいのですが🙏)
曲は、バージョンが少し違い、衣装も同じ色味ながらジュニアらしいはつらつとした印象。演技も、全方位に行き届き、本日も死角なし!!
時間的に早かったので、コンビネーションジャンプが回転不足になってしまったりしましたが、時間のせいで、彼女の技術のせいではありません(キッパリ!!)。
最後のスピンなんて、「どーなってるんだろう??」っていうくらいスピード違反。加速してからの再加速ですよね。
実況のバートンさんもヘンレッティさんも、「はっ」「へっ」「ほっ」と絶句していました。
「優勝したオストラヴァ大会では、スピンですべてのカテゴリーの中で、一番高いGOEをもらった」とのこと。
演技はこちら⇒Mao SHIMADA (JPN) | Women Short Program | Gdansk 2022 | #JGPFigure - YouTube
そして、SPでトップに立ったのが、千葉百音(もね)選手。
タイムリーに見ることができましたが、島田選手の演技から、何時間も経過していたと思います。
曲は『シンドラーのリスト』。17歳(って言っていたと思います)で、この難しい曲をここまで感受性高く滑れるなんて。
ヴァイオリンが泣いているような後半のステップは、鳥肌が立ちました。大きく伸びやかな動きが、ヴァイオリンの弦とすごく合っていました。
コンビネーションジャンプにまで、感情がこもっていました。落ち着いていたしなぁ。
そして、彼女の最後のスピンも、驚くほど速かったです。
演技後に解説のマーク・ヘンレッティさんが、「スタニング…えーと、なんていうかスタニング」と繰り返していて、スタニングって、驚くほどすばらしいとか、まさに言葉を失うくらい美しかったって意味だと思います。
「これほど美しく深くエモーショナルな曲は、リスクも伴うけれど、この若いスケーターはすばらしかった」「あらゆる面でレベルが高い」と。
百聞は一見にしかずです。
⇒MONE CHIBA (JPN) | Women Short Program | Gdansk 2022 | #JGPFigure - YouTube
続いてペア部門があり、村上遥奈(はるな) 森口澄士(すみただ)選手が登場。
これまた落ち着いていて、見るたびに高速で成長&進化していく演技。
「オストラヴァ大会で、サイドバイサイドジャンプの最高点を出したペア」
「新しいチームを創り上げていく、よいお手本。1月にできたばかりのチーム」と、温かく見守られていました。
「日本はシングル部門で世界を席けんしているけれど、ペア競技はそうでもなかった。
しかし、高橋大輔がアイスダンスの人気を上げ、木原龍一と三浦璃来が、シニアの世界選手権銀メダリストになり、村上と森口のモチベーションとなっている」
「自信を持って跳んでいる2A、すばらしいサイドバイサイドのキャメルスピン。それぞれのスケーターの回転スピードも目を見張るものがある」。
ペアを組む前から、個々の技術がしっかりしているということでした。
⇒MURAKAMI / MORIGUCHI (JPN) | Pairs Short Program | Gdansk 2022 | #JGPFigure - YouTube
そして、男子シングル。
森本涼雅(りょうが)選手が先に登場。曲は『ネメシス』です。
(ネイサン、JOを怪我で欠場。アイスショー続きだったからなぁ。お大事に🙏)
ネイサンとはまた違ったタイプのスケーターながら、骨太でかっこいい演技!!
最後のジャンプで苦戦した後、ステップでもバランスを崩したように見えたけど、それでも私は楽しみました。
「銅メダルに輝いたクールシュヴェル大会のときほど、はまっていなかった」と解説されていましたが、急遽決まった日程だからだと思います。彼の技術のせいではありません(キッパリ!!)。
SP9位ですが、フリーで全然ひっくり返せる点差です。
⇒Ryoga MORIMOTO (JPN) | Men Short Program | Gdansk 2022 | #JGPFigure - YouTube
ここで、深夜すぎて、吉岡希選手の演技まで待つのを断念。
今日になってから見ました。
いや、まずですね。あれ~ケージ先生!!それだけで、テンションが上がる私。
現役スケーターということもあり、周りの先生型とはシェイプされた体型といい姿勢といい、ステファンをほうふつとさせるスカーフの巻き方といい、リンクサイドで光を放っているじゃーありませんか。
解説のお二人、ちゃんとケージ・タナカを紹介してくださいよ!!
ケージ先生と言えば、オストラヴァ大会の金メダリスト、優勝候補の吉岡選手です。
曲は、『マラゲーニャ』、パンパン!!
ということで、ジュニア一上手いと評判のトリプルアクセル。すばらしい流れでしたねー。解説もうなってましたよ。
3Aが跳べるだけでもすごいのに、GOE2.4は、ジュニアとは思えない高評価。
「ビューティフォースケーターでグレイトスキルでワンダフルで、前回大会よりもスケートが進歩しているが、残念ながらループの失敗によって前回ほどの得点は出ないだろう」と。
SP4位ですが、トップと3点ほどの差なので、フリーでひっくり返ると思います。
演技はこちら⇒Nozomu YOSHIOKA (JPN) | Men Short Program | Gdansk 2022 | #JGPFigure - YouTube
ダンスは、2日目なので、まだ見れていません。
フリーは観戦する時間がなさそうですが、ジュニアのみなさんのご健闘を祈っております。