オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

カナダ女子躍進のスケートカナダSPは大接戦

おはようございます。スケート・カナダ女子のSPが終わりました。

点数は接戦で、誰にでも優勝のチャンスがあります。

 

1位 マデリン・シザース カナダ 67.90

2位 ガブリエル・デールマン カナダ 66.65

3位 エヴァ・マリー・ジグラー 米国 66.49

4位 ユ・ヨン 韓国 65.10

5位 スター・アンドリュース 米国 64.69

6位 渡辺倫果 日本 62.78

7位 ニーナ・ペトロキナ エストニア 61.68

8位 紀平梨花 日本 59.27

9位 リンゼイ・ヴァン・ズンダート オランダ 55.22

10位 リンジー・ソーングレン 米国 55.16

11位 エリスカ・ブレジノワ チェコ 55.14

12位 横井ゆは菜 日本 54.87

 

今日もっとも印象に残ったのは、カナダのガブリエル・デールマンでした。

 

 

ソチ、平昌オリンピックのカナダ代表だった彼女は、

怪我や摂食障害に苦しんで、一時は演技が低迷。

引退かと思われましたが、今日の演技を見てびっくり!!

かつてのスピードあるダイナミックなジャンプが戻ってきて、すごい幅とスピード。

自信と滑る喜びにあふれていて、美しい~。

「いやー、ここまで戻せるものなんだな」と、驚愕しました。

 

曲は『ダイヤモンド』。♪私たちは、空に輝くダイヤモンドのように美しい。ダイヤモンドのように美しい♪

まさにその通りでした。キスクラで「I’m happy」と一言。私もハッピー♡

現在2位です。

 

SP1位は、北京オリンピックで名を上げたカナダのマデリン・シザース。

代表作になるであろう『ブラック・スワン』です。

 

 

今シーズンは、表情による表現が加わり、気合と凄みで、まさにブラック・スワン。

ただ、今日は、ジャンプがやや慎重だったかな。とはいえ、開催国のエースとしてのプレッシャーをはねのけて首位に立ちました。

 

3位は、米国のエヴァ・マリー・ジグラー 『Rebirth 』

私は初めて演技を見ました。

堂々として力強いスケーター。このような選手が米国にいたとは知りませんでした。

 

 

意外な順位だったのは、優勝候補と目されているユ・ヨン。3Aは回避したけど、スピード速い~。

シェイ=リーン・ボーン振り付けのタンゴは、ステップのタンゴのコリオがすばらしい。トップに立つかと思ったけど、意外にも4位でした。

フリップに回転不足とエッジエラーがついてましたね。腕に打ち身の後があって、痛そうだけど頑張ってるんだなー、と応援したくなりました。

 

意外と言えば、渡辺倫果選手の点数も😭

 

 

ゾクッとするほど妖艶な雰囲気をまとってスタートした『ロクサーヌのタンゴ』。

冒頭の3Aは転倒しかかって惜しかったけど、他はノーミスに見えました。ステップのエッジも深くてグイグイ気持ちいい推進力。

演技後は、何度もガッツポーズ。文句なくトップに立つと思ったのですが、

点数が出るまで、とてもとても時間がかかりました。

かかりすぎー。観客から催促の手拍子。それでも、待たせすぎー。点数厳し過ぎー。

62.78。うーん、コンビネーションジャンプも厳しく減点されていました。キスクラで、「緊張したけど楽しみのほうが勝っていた」と話していたのがよかった。トップと5点差くらいなので、フリーで追いついてほしいです。

 

第一滑走だった横井ゆは菜選手は、とにかく表情がよかった!!

堂々としてキレがあり、一気に目が覚めました。

「今シーズンで最後かも」という話も小耳にはさんだので、グランプリ大会を存分に楽しんでほしいです。

 

 

グランプリ大会に戻ってきた紀平梨花選手は、心配になるくらい状態を戻していました。

すばらしい流れの2Aに、「おお、紀平梨花だ」と(笑)。

3S+3T、3Loも跳んじゃいました。お帰り~

 

 

エストニアのニーナ・ペトロキナの演技も印象に残りました。

『Give Us a Little Love』。曲も衣装も洗練されていて素敵。

 

 

ノーミスだと思ったけど、うーん、点数が低い。ジャンプでいろいろ減点されたみたい。

 

久しぶりにカナダ勢がトップを走る、スケート・カナダです。

メダルの行方が楽しみです。