オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ステファンの言葉

宇野昌磨選手のNHK杯フリーの演技は、

今晩9時5分から。

21時5分からです。

 

さて、きのうの試合前に、ステファンが昌磨にかけた言葉、すばらしかったですね。

 

 

概要をご説明しますと、

公式練習後の取材で、4回転フリップで苦戦していた昌磨が、自分へのいら立ちを口にして一斉に誌面を飾りましたが😅、

ステファンも昌磨のいら立ちを感じ取っていたようで、

「話したいことがある」と昌磨をラウンジに呼び出し、

「完璧を求めすぎずに。完璧というのは、やってきたことを一つ一つやろうとする先に待っているもの。目指すものではない」というような言葉をくれたそうです。

 

その言葉が、昌磨にはとてもうれしかったし、その言葉と向き合うことができた、と。

 

「完璧は目指すものではなく、やってきたことの先に待っているもの」。

とても深い言葉ですね。

 

昌磨のような状況にも響くけれど、

私のように、完璧主義というか減点主義で、

うまくいったことよりも、失敗したことに意識がいって落ち込むタイプにも、

たいへん響く言葉です。

 

完璧を求めることで成長することも多いけれど、

しんどいし、ハッピーじゃないこともある。

 

ステファンも、自分と一緒に練習している昌磨が、

滑っていて楽しそうじゃないことが、しょんぼりだったのかな。

 

この言葉は、いろいろな解釈、いろいろな場面で、

誰にでも使えそう・・と思っていたら、

 

女子シングルで、SP9位からフリー3位、総合5位に入賞した渡辺倫果選手が、

昨日、昌磨関連の記事でステファンの言葉を読んで、これだ!!と思ったと。

SP後は「どうしたらいいか分からなくなった。このままフリーを迎えるのも嫌だ」と落ち込んだが、男子SP後にアップされた宇野昌磨(トヨタ自動車)の記事に目を奪われた。それは、ステファン・ランビエル・コーチが宇野にかけた「一つ一つやった先に完璧がある」という言葉。記事を読んで「コレだな!」と気付かされ、気持ちを切り替えられた。

渡辺倫果、フリーでトリプルアクセル着氷 宇野昌磨の記事から刺激「コレだな!」NHK杯女子 : スポーツ報知

 

渡辺選手、トリプルアクセルをバシッと跳びましたよね。

演技全体も、攻めて攻めて攻めて、すごみがありました。

 

私はステファンの弟子ではないが、

何かあったとき、この言葉を思い出させていただこうと思う。

 

で、今夜9時5分から、宇野昌磨選手のフリー『G線上のアリア+メアトルメンタプロペラート』が始まるわけですが、

 

演技の予定構成は、こちらです。

 

4回転ジャンプは5本。

最初に、ループ、サルコウ、フリップのドキドキ3兄弟が来て、

後半に、こだわって練習してきた4T+3Tと4Tを連続で。

この2本の順序が前後することもあると思いますが、

とにかく4Tを仕留めようという、強い意志を感じます。

 

昌磨は、舞台背景なしで、リンクに礼拝堂や壮大な大聖堂を建立していくわけですが、

その骨組みとなるのは、4回転5本に3A2本、複雑なステップと精緻なスピンという、

めちゃくちゃハードな素材と技巧です。

 

グランプリシリーズでいきなり完璧を求めてもアレなわけで、

世界選手権あたりを目標に、

元気に一つ一つ組み立てていこうじゃないかと😆そういった感じであります。

 

そうしたら、昌磨ニュースで目にしたツイート。(桜百さまリンク貼らせていただきます🙏)

一瞬、何かと思ったけど、意味がわかって🤣すごーい!!

 

10分の突貫工事ではあるものの、

建物は崩れないのでヘルメットは不要とのこと😂

無事に建立されたら、表彰台の真ん中で国旗掲揚して、こけら落としですね。