こんにちは。昨日は、しあわせな気持ちで眠りにつきました。
点数が出たあと、採点表を見るステファンの眼が、
ちょっとうるんでいる気がしたのですが、気のせいでしょうか?
ステファンにとっても、つらい10日間だったのではないでしょうか。
フリーでも、二人の努力が報われますように。
さて、試合後に、ネットでニュースなどをチェックしていたのですが、
知らなかった記事、知らなかった昌磨の言葉を目にして、衝撃を受けました。
olympics.comの宇野昌磨選手独占インタビューです。
“When I woke up this morning, I felt sad. I even dreamt about it,” Uno said on 26 November, gala exhibition day of the NHK Trophy.
「今朝、目が覚めたとき、悲しい気持ちでした。それを夢に見たほどです」。11月26日のNHK杯エキシビションの日に、宇野はこう話した。
NHK杯フリーの4回転ジャンプすべてにq判定がついて、
手応えとはかけ離れた点数になったことに対してのコメントです。
えええー😨改めて、全身が凍りそうでした。
フリー翌日、“一夜明けて”日本の記者たちに語った内容には、
そのような記述はなかったと思います。(私が知らなかっただけかもしれません)
olympics.comのインタビューは、とても率直で人間味のある内容でした。
olympics.comとは信頼関係がありそうだし、日本のメディアではないからなのかな。
引き出したインタビュアーさん、すごい。
日本の方のようなお名前だったので(By Shintaro Kano)、
日本語バージョンを探したら、ありました!!
「昨日の(自分自身の)演技は本当に素晴らしかったので、その素晴らしい演技と思ったものが点数的に評価されなかったということがすごく悲しかったと今そう思います」
「僕がどういう発言をして、どういう気持ちでいるべきなのか、僕には正解はわからないですけれど、」
今更ながら、泣きそうになりました。
もしも、もしも、ですよ。
あの時、会場のファンが無反応だったら、
ファンが疑問の声をあげなかったら、
解説者が異を唱えなかったら、
昌磨はもっと、悲しかったと思う。
「中国杯からの課題をこの短い期間では考えられない調整と練習をこなせたうえで、(NHK杯の)試合でもそれができました。このことにステファン自身も本当に喜んでいました」
あのときの不可解な4回転ジャンプオールq判定は、
選手本人やコーチ、トレーナーだけでなく、
私たちファンも、悲しい気持ちになったと思います。
昌磨の競技人生の終わりさえ、想像してしまうほどでした。
けれど、記事は続けます。
「点数のことを頭に入れなければ、今回、ピークに近い演技ができていたと思います」
「僕にできることは全てやり尽くして、ピークに近い状態に今あるっていうのは間違いないです」と話した。
本人が、“今がピーク”と実感している。
そういう状態に、心身ともにあるということです。
「ミラノまで続けるかどうかわからないですが、もし続けていると仮定するならば、 僕は今を変えないと思います。みなさんが思っているほど簡単に変えられるものでは ないのです」
ミラノオリンピックのシーズンまで、昌磨を見られるのかどうかわかりません。
でも、確かなことは、宇野昌磨選手自身が、
スケーターとして体力・気力の衰えを感じたり、
ピークを過ぎたと感じたりはしていない、ということ。
単に「これからも頑張ります」ではなく、
「今が間違いなくピークに近い状態」であり、
「自分はこれからも変わらないし、変えない」と昌磨が力強く話したことが、
うまく言えないけれど、うれしかったです。