オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昌磨がすご過ぎ、全員がすご過ぎ、恐怖の館だった男子SP

乾杯~

 

ということで、軽くワインをいただきながら、

誤字脱字満載で、ブログを書かせていただいています。

 

もっのすごい試合でしたよね、GPファイナル男子SP。

 

トップバッターのケヴィン・エイモズが、

彼唯一の4回転ジャンプ、4T+3Tを成功させた瞬間、

史上類を見ない神大会の成功が、約束されたと思いました。

 

『Bird Gerhl』の最初の腕の動きからして、

翼そのもの。この大会に向けて、エイモズ君が自分の強みを磨いてきたことがわかりました。

そして、いきなりの93.20点。

 

続いて、世界王者なのに2番滑走で登場した昌磨に、

私の緊張も、MAXに。

 

6分間練習のときだったかな。地上波放送での解説 町田さんの「宇野さんは、グランプリファイナルでホップ、ステップと調子を上げてきているから大丈夫」に、泣きそうになる。

 

一つでもミスをすれば、6人の戦いから滑り落ちそうな緊迫感。

さて、昌磨はどうでるのか。

 

 

冒頭の4回転フリップは、成功するのか~~??

 

と、軸が完全に垂直で、すばらしい出来ばえ。

ボードは、グリーン。GOE2.38⇒後に2.2にホッ。

 

4T+3Tは、回転が速かった。GOE2.68⇒2.71

 

3Aは、ここ最近の中では、一番高さがあったと思う。

鋭く空を切り裂くタイプではなく、上にあがっていたと思う。GOE2.40

NHK杯のことがあったから、グリーン1色のボードに安堵。

 

ジャンプが全部成功したら成功したで、

一挙手一投足に目を凝らし、凝らし過ぎて、

「ステップで転んだらどうしよう」とか「スピンが乱れたらどうしよう」とか、

あれこれ考えすぎて、汗だくでした。

 

 

フィニッシュと共に、ステファンのほうを見て、右手をサムズアップしてにっこりした昌磨。

私も、全身の力が抜けました。

 

 

解説の町田さんが、「私の眼から見ても、回転は問題ない。まさに、パーフェクトな演技。一点の曇りもなかった」と、言い切ってくださいました😭😭

まっちー、ありがとう😭公共の電波で、はっきり断言するのって、勇気と責任がいることですよね。

得点は、今季世界最高の106.02点でトップに立ちました。

 

そのあと、鍵山選手も、一歩もひかない演技で、103.72点。

今までで、一番気迫を感じる演技だったと思う。

ゆまちの顔が、最後、般若のようで、別人みたいになっていました。

 

続いて、三浦選手。佳生くんは、今シーズンは、ここまで完成していなかったけれど、表彰台に乗るポテンシャルはあるはず。

気持ちが先走ることを恐れていましたが、やや力んだかも??

しかし、単独になった4Sのリカバリーで、後半に4T+3Tを鮮やかに決めて、

さすがファイナル6人衆のうちの一人。

94.86点で、やっぱりすごすぎの18歳。

 

続く、マリニン君は、冒頭に高っかーーーい4Aを、宇宙人のように決めました。

しかし、ボードには「無効」の文字とバツ印が。

4Lz+3Tも3Aも決めて、マリニンツイストも氷に映えていましたが、

燦然と輝くバツ印が気になる~アクセルが2本ってことで、規定違反なのか??

しかし、マネージャーのアリ氏も「SPで史上初の4Aを見られるかも」的な発言をしていたので、事前に確認していないということもないだろう…

と思ったら、無事に4Aが要素として承認されて、106.90点。

昌磨が出したばかりの今季世界最高点を塗り替えました。

 

ところで、素晴らしい加点の付くべき4Aに、

一人だけGOE-5を付けているジャッジがいるの。J5はベルギーの人ですね。

なんだろう?? アクセル2本に反対派とか?? ジャッジ方針の統一をお願いしますよ。

 

ラストは、優勝候補のアダム・シャオ・イム・ファ。

私は、彼がシーズンを通してノーミスなのは、まだ見たことがなかったので、

どうなんだろうか…という思いもありましたが、

ここで痛恨のジャンプ抜け。

今シーズン盤石だった4回転ルッツが、抜けてしまいました。

しかし、ステップで表情が変わって、息を吹き返したのはすごいと思った。

 

SPの結果は、恐怖の高得点の館です😱

1位 マリニン 106.90

2位 昌磨 106.02

3位 ゆまち 103.72

4位 佳生くん 94.86

5位 エイモズ 93.206位

6位 アダム 88.36

 

まさに、神々の戦い。しかも、点数が怖い。

恐怖の神殿で戦う神々・・・といったゲームが頭に浮かぶ。

こんなところに紛れ込まなくてよかった。

 

試合後のインタビューで昌磨も、

「レベルが高すぎて無理です。やってられないです」と。

 

しかし、

「演技構成がみんな高いので、SPの点数はあまり関係ない。

フリーでも、すばらしい演技が見られると思うので、

ぜひ、楽しんでいただきたいなと思っています」と、

 

アイスショーの番宣みたいなことを言っていましたよ(笑)

なんか、余裕があって頼もしい。

 

今回、改めてつくづく思ったのは、

宇野昌磨先生、すごい。信頼感が半端ない。

信頼印の宇野昌磨。フリーも信頼して、ガクガクブルブルしながら見よう(笑)