オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

日本代表5名出演。フィンランド大会エキシのプログラム

こんにちは。人生初の歯痛で、ブログを書くこともままならず…。

書きかけのまま放置して、更新の間が空いてしまいました。

 

そんなわけで、タイムリーでもなんでもないのですが、

グランプリシリーズ フィンランド大会のエキシビション。

地上波の放送はなかったようなので、

招待された選手一覧だけ、載せておきます。

 

# 名前 国  順位
1 Linnea CEDER FIN 11th Women
2 壷井達也 日本 4位 男子
3 Janna JYRKINEN FIN 10th Women
4 Anastasiia SMIRNOVA / Danylo SIIANYTSIA USA 4th Pairs
5 Shiyue WANG / Xinyu LIU CHN 9th Ice Dance
6 Camden PULKINEN USA 5th Men
7 Jenni SAARINEN FIN 9th Women
8 Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO USA 4th Ice Dance
9 Kevin AYMOZ FRA 3rd Men
10 河辺愛菜 日本 3位 女子
11 Anastasiia METELKINA / Daniil PARKMAN GEO 3rd Pairs
12 Yuka ORIHARA / Juho PIRINEN FIN 7th Ice Dance
13 Madeline SCHIZAS CAN 5th Women
14 Helsinki Rockettes FIN Local SYS Team
(休憩)
15 Valtter VIRTANEN FIN 9th Men
16 紀平梨花 日本 4位 女子
17 Natalie TASCHLEROVA / Filip TASCHLER CZE 5th Ice Dance
18 Keegan MESSING CAN 8th Men
19 Alisa EFIMOVA / Ruben BLOMMAERT GER 2nd Pairs
20 Anastasiia GUBANOVA GEO 7th Women
21 Juulia TURKKILA / Matthias VERSLUIS FIN 3rd Ice Dance
22 佐藤駿 日本 2位 男子
23 Loena HENDRICKX BEL 2nd Women
24 Kaitlin HAWAYEK / Jean-Luc BAKER USA 2nd Ice Dance
25 Ilia MALININ USA 1st Men
26 Rebecca GHILARDI / Filippo AMBROSINI ITA 1st Pairs
27 三原舞依 日本 1位 女子
28 Piper GILLES / Paul POIRIER CAN 1st Ice Dance
FINALE

 

日本からは5選手が招待されました。

披露したプログラムは、下記の通り。

 

壷井達也  Johanna by Jamie Campbell Bower
河辺愛菜 always remember us this way, Fingers crossed by Lauren Spencer-Smith
紀平梨花 You Raise Me Up by Celtic Woman
佐藤駿 Flower dance by DJ OKAWARI
三原舞依 Never Enough+アンコール戦メリ

 

壷井選手は、パーソナルベストを更新した自信があふれているような、

ノーブルで伸びやかな『ジョアンナ』。

SPにしてもいいような構成で、ジャンプも美しく決まっていました。

 

 

孔雀のようなあでやかな色彩の衣装も素敵。

 

SPのビリー・アイリッシュプロで、新境地を開いた河辺選手。

彼女はこっち系の衣装とプロのほうが、断然いきいきしていると思います。

美穂子マジックにかかってますね。

 

 

今大会で、完全復活に向けたベースを整えた感のあった紀平選手。

まさに!!まさに!! 今の心境を表すような、心のこもったレイズ・ミー・アップでした。

 

 

佐藤選手は、勢いあるピアノに乗せてFlower dance by DJ OKAWARI。

4回転を跳んだ気もするけど、駿君のジャンプは、私の動体視力では、回転数がわからない(笑)。回転速すぎるし、滞空時間が長いから、4回転も3回転に見えてしまうジャッジ泣かせです。

 

 

三原選手は、もちろん『ネバー・イナフ』from グレイテスト・ショーマン。

若干、脚が疲れていたのかな。エリア大会からここまで、ハードスケジュールでしたものね。

そして、そらに追い打ちをかける、うれしい連戦のファイナルへ。

 

 

十八番の連続ジャンプは、今回は3回だけ。

その他の十八番、力強いシットスピンと、何回転しているかわからないツイヅルツイヅルツイヅルで、喝采を浴びていました。

 

アンコールは、SP『戦場のメリークリスマス』のステップ。

試合以上に全身を使って、特に上半身の動きは圧巻でした。

 

今シーズンでお別れのキーガン・メッシングさんは、『Just can’t wait to be King』。

至高の足業てんこ盛りプロ。

スキップしたり全速力でダッシュしたり、リンクの壁を駆けあがったり、楽しい~

 

 

4回転ルッツ跳んだ??(不明) バックフリップも2回跳んだよー。2回目は、着地の後にペタッと尻もちをついて、客席から歓喜の「キャー」。

試合より疲れそうなプロだけど、フィンランドのファンにお別れの挨拶がわりにパワー全開で盛り上げました。

 

フィナーレは、全員登場。

海外スケーターに混じって、幸せそうに会場の雰囲気を楽しむ日本代表の姿がまぶしかったです。

 

欧州女子が輝いたグランプリ大会

グランプリ大会が6戦終わって、とても印象に残っていることがあります。

それは、ヨーロッパの女子選手が、とても生き生きしていたこと。

 

ロシア代表が国際大会に参加できないことで、

国際舞台に出る機会が増えた欧州女子。

 

もちろん、欧州選手権では、個性的な選手たちを見ることができたのですが、

4回転ジャンプをノーミスで決めるエテリ組女子の前では、

演技構成のレベルがまったく違うわけで、

なんとなく、みなさん自信がなさげでした。

 

「4回転は跳ばないんですゴメンナサイ」的にぎこちなく滑り始めて、

ジャンプを失敗しようものなら、「はぁ…」と、自らに失望したような表情…。演技が終わると、無言のコーチと共にキスクラに座り、ロシア女子と30点も40点も違う得点が出るのを待つ…という光景を、何度も見てきました。

 

実際、私たち観客もよくなかったと思います。

4回転をばんばん跳ぶエテリ組への拍手や歓声は、ひときわ大きかったですからね。

 

しかし、今は、個性的なプロを個性的な衣装で、のびやかに演じている欧州女子がたくさんいて、一人ひとりの選手を認識できます。

ジャンプを失敗しても、温かい手拍子に迎えられ、自分なりのSBが出たらキスクラで大喜び・・という、至極健全な雰囲気になりました。

 

グランプリファイナルは、ベルギーのルナ・ヘンドリックスしか欧州女子は出場しませんが、来年1月に開催されるヨーロッパ選手権は、楽しみな大会になりそうです。

 

次回からは、宇野昌磨系ブログに戻ります(笑)