オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

佳生君トップ。世界ジュニア男子SPの感想

こんばんは。今朝の世界選手権男子SPを見た感想を、ざっくりと語らせていただきたい。

 

まず、すばらしい『マラゲーニャ』を見せた吉岡希選手。

 

 

今シーズンのSPは、ジャンプやコリオが、やや粗い印象を受けていたのですが、

本日の『マラゲーニャ』は、落ち着いて堂々としていて、

所作もジャンプの着氷も、美・美っと美しくなっておりました。

相当練習したんだろうなぁ。

 

随所の決めポーズで、審査員をしっかりと見ていたのも、今までとは違うような👍ケージ先生のご指導ですか??

パーソナルベストを出しました。僅差で7位につけていますが、フリーが得意な人なので、どこまで駆け上がるか注目です。

 

そして、三浦佳生選手。普段、4回転ばかり跳んでいる人が、ジュニア規定の3回転構成で大丈夫なのかと、はらはらしました。かえって、跳びにくいんじゃないかと。

 

しかも、佳生君の表情には、「絶対に決めてやる。実力を見せつけてやる」という心の声が書かれており(比喩)、気合が入り過ぎて空回りしたらどうしようかと心配しました。

 

メラメラメラ

 

3回転ループは、とてもきれいに決まって、別の角度から見ると、飛距離がすごかった。ループであんなに移動するなんてすごい。

3Aは加点が付いたけど、実は着氷に、ドキッとしました。

コンビネーションジャンプは、本当にヒヤッとしましたよ。ボードの色もグレーですけど、審議されちゃうの~😰?

こうなると、『ミケランジェロ70』がサスペンスドラマの曲みたいに聞こえて、こわい、こわい、こわ~い😰

 

あぶねー

終わった瞬間、コーチのほうを見て、ものすごい表情で、「危ね~」って言ってた。さっきまで、すまして「ミケランジェロですが、何か?」って感じだったのに、落差がいいですね。

 

85.11で暫定首位に立ちましたが、私は、この感じだと、ニコライ・メモラが首位になるかなと思っていました。

 

もうすぐ身長が2mになります

しかし、コンビネーションのセカンドでひっくり返ってしまったこともあり、SPは6位。

細かくチェックしていませんが、思ったよりプログラムコンポーネンツが高くないですね。

ただ、彼の演じたラフマニノフの『鐘』は、多くの選手が演じていて、

一般的に、苦悩の表情で重苦しい作品になると思うんです。

 

でも、メモラ選手のステップには、喜びや希望、華やかさも盛り込まれていて、

ステップの表情を見て、ゾクゾクっとしました。恐るべし、ニコライ・メモラ👍

 

それから、ひときわ目を引いたのが、SP3位のナオキ・ロッシ選手(スイス)。

彼の演技は、スマホで見ていたのですが、美しいラインと何らかの魅力のせいで、

目が釘付けになってしまいました。磁力がある。

一瞬、誰だかわからなかったんですよ、成長が著しくて。

 

すっかり美青年に

佐藤駿君も演じている『レッド・バイオリン 他』で、

衣装の色味も似ているのですが、

また違った雰囲気で、こちらも素敵でした。

 

SP2位は、カナダのウェズリー・チュー選手。

 

 

ヴィンセント・ジョウ選手でおなじみ、『ヴィンセント』をずっと使用しているのですが、

初めて(と言ったら怒られるかも🙏)、成功した『ヴィンセント』を見せていただきました。とても詩的な『ヴィンセント』でした。おめでとうございます!!

 

そして、ペアの村上遥奈&森口澄士。

なんと、世界の4位です!!

 

👏👏👏👏

 

点数表を見ると、「惜しかった」と言えるくらいの点差でしたね。

二人の演技しか見ていないのですが、ジャンプがとにかくすばらしい。技術的には3位ですね。結成まもなくて、初の世界選手権で4位は快挙すぎる快進撃。

 

年齢制限のルール変更の影響で、来シーズンから、村上選手はジュニア、森口選手はシニアになるので、国際大会には出場できなくなってしまいます。

もったいない。はっきり言って、ワリエワのドーピング事件のせいなので、

ルールを変更するなら、処分を明確にしてほしかった。

 

二人の凄さを、テレビや新聞で、取り上げてほしいなぁ。

 

さて、フリーも決めて、優勝するしか眼中にない三浦佳生選手と、

フリーで表情台によじ登ってほしい吉岡選手。

応援します!!