オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

スケカナ男子SPで何度も見返した演技2つ

こんばんは。

フィギュアスケートファンには、大忙しの1日。

最後の力を振り絞って、スケカナ男子SPの一コメを残します。

 

まず、終わってから何度も見返した演技が二つあります。

一つは、マッテオ・リッツォの『Darniere Dance by Indila』。

 

 

不調からの復調途中ではありますが、

マッテオ&マッシモのプログラムは、洒脱で細部が凝っている。

なり切って演じるマッテオ君の表情も素敵。

音楽も好きだし、強弱の付け方に中毒性があって、グルグル見てしまう。

 

4回転ループは回転不足としても、4T+2Tと3Aがあるので、

暫定で2位につけると思ったら、暫定で6位。最終8位でびっくり。

 

しかし、マッテオ君は、今日の演技に満足しているとのこと。

ジャンプの成否や得点・順位に関係なく、見返したくなる演技です。

 

もう一つは、友野一希選手の『Underground』。

始まる前の表情で、観客とストーリーを共有。

 

 

2本目の4回転から逃げなかったのが、昨シーズンより強くなった部分だと感じました。

さすがに今日は、緊張していたのか、手首から先が、

ぴょんって曲がるくせが出ちゃってましたね。

そういう意味では、ネーベルホルン杯の演技のほうが、手足の使い方は、美しかったと思う。

 

だけど、最後のステップのとき、

私は、本当に友野くんが空を飛んでいるように感じたの。

イメージではなく、ぐんぐん加速して空に舞い上がっていくのが見えました。

 

 

そうしたら、地上波の解説で町田さんが、

「主人公は最後に飛翔していくストーリー」って言ってて、

「本当に飛んでいくストーリーなんだ」と驚きました。

 

ステップでの転倒は「あ゛ーっ」てなったけど、

膝をついてからすぐに立ち上がったし、ニースラの扱いでお願いできないでしょうか😂

 

と思ったら、ステップはレベル4だったので、

コリオの一部、ニースラ扱いにしてくれたのかな??

 

平池ゴルゴ13が、「ショートは時の運や」の決め台詞を言ってくれるかと期待しましたが、ブラック手袋して、爆笑してました。

それも、またよし。

 

 

ステップのところを、何度も何度も見返したくなる演技です。

SP3位です。

 

SPトップは、山本草太くんで『カメレオン』。

出だしの表情からして、イケ散らかしてました。

 

 

この曲、実は同じフレーズの繰り返しで、

忍耐力が必要なんじゃないかと思いました。

表現は、もうちょっと伸びしろがある気がします。

このまま、フリーも「練習通り」を貫ければ、

『エクソジェネシス』は、完全なる草太ワールドなので、表彰台は確実そう。SP1位です。

 

バナータオル、鮮やかでいい色。

 

三浦佳生くんは、ジャンプがいつもと違う気がしました。

4Tのパンクが痛かったけれど、4S+3Tの着氷も、佳生君らしくなかったかも。

 

 

怪我の影響かと思いましたが、

インタビューで「いつもと違う氷~」と話していたので、

跳びにくい氷だったのかな。

自分に怒っているように見えたし、フリーの『進撃の巨人』は、

ものすごい演技をぶちかましてくる予感がします。

SP4位です。

 

もう一人、フリーで攻め込んできそうなのが、ジュンファンです。

プログラム作りに取りかかったのが遅く、体調もよくなかったそうですが、

「今シーズンはSPに4回転2本」を有言実行です。

 

 

フリーは、どこまで仕上がっているのでしょうか。

ジャンプとゴージャスなステップ、スピンがドッキングしたら、無敵のジャンファン。

 

曲は、『バットマン』で楽しみなのですが、

そんなに盛り上がらない曲を使っているように感じました。

スケカナが面白い試合になるかどうかは、ジュンファンにかかっている気がするので、暴れてほしいです。

 

そういえば、ウルマノフの弟子、シャイドロフの『マトリックス』。

ジャンプの着氷がズサーッ、ズサーッと鋭く不気味で、

『マトリックス』の雰囲気を盛り上げていました。

 

男子フリーは、29日日曜の11:37~です。