こんばんは。
フィギュアスケートファンには、大忙しの1日。
最後の力を振り絞って、スケカナ男子SPの一コメを残します。
まず、終わってから何度も見返した演技が二つあります。
一つは、マッテオ・リッツォの『Darniere Dance by Indila』。
不調からの復調途中ではありますが、
マッテオ&マッシモのプログラムは、洒脱で細部が凝っている。
なり切って演じるマッテオ君の表情も素敵。
音楽も好きだし、強弱の付け方に中毒性があって、グルグル見てしまう。
4回転ループは回転不足としても、4T+2Tと3Aがあるので、
暫定で2位につけると思ったら、暫定で6位。最終8位でびっくり。
しかし、マッテオ君は、今日の演技に満足しているとのこと。
ジャンプの成否や得点・順位に関係なく、見返したくなる演技です。
もう一つは、友野一希選手の『Underground』。
始まる前の表情で、観客とストーリーを共有。
2本目の4回転から逃げなかったのが、昨シーズンより強くなった部分だと感じました。
さすがに今日は、緊張していたのか、手首から先が、
ぴょんって曲がるくせが出ちゃってましたね。
そういう意味では、ネーベルホルン杯の演技のほうが、手足の使い方は、美しかったと思う。
だけど、最後のステップのとき、
私は、本当に友野くんが空を飛んでいるように感じたの。
イメージではなく、ぐんぐん加速して空に舞い上がっていくのが見えました。
そうしたら、地上波の解説で町田さんが、
「主人公は最後に飛翔していくストーリー」って言ってて、
「本当に飛んでいくストーリーなんだ」と驚きました。
ステップでの転倒は「あ゛ーっ」てなったけど、
膝をついてからすぐに立ち上がったし、ニースラの扱いでお願いできないでしょうか😂
と思ったら、ステップはレベル4だったので、
コリオの一部、ニースラ扱いにしてくれたのかな??
平池ゴルゴ13が、「ショートは時の運や」の決め台詞を言ってくれるかと期待しましたが、ブラック手袋して、爆笑してました。
それも、またよし。
ステップのところを、何度も何度も見返したくなる演技です。
SP3位です。
SPトップは、山本草太くんで『カメレオン』。
出だしの表情からして、イケ散らかしてました。
この曲、実は同じフレーズの繰り返しで、
忍耐力が必要なんじゃないかと思いました。
表現は、もうちょっと伸びしろがある気がします。
このまま、フリーも「練習通り」を貫ければ、
『エクソジェネシス』は、完全なる草太ワールドなので、表彰台は確実そう。SP1位です。
三浦佳生くんは、ジャンプがいつもと違う気がしました。
4Tのパンクが痛かったけれど、4S+3Tの着氷も、佳生君らしくなかったかも。
怪我の影響かと思いましたが、
インタビューで「いつもと違う氷~」と話していたので、
跳びにくい氷だったのかな。
自分に怒っているように見えたし、フリーの『進撃の巨人』は、
ものすごい演技をぶちかましてくる予感がします。
SP4位です。
もう一人、フリーで攻め込んできそうなのが、ジュンファンです。
プログラム作りに取りかかったのが遅く、体調もよくなかったそうですが、
「今シーズンはSPに4回転2本」を有言実行です。
フリーは、どこまで仕上がっているのでしょうか。
ジャンプとゴージャスなステップ、スピンがドッキングしたら、無敵のジャンファン。
曲は、『バットマン』で楽しみなのですが、
そんなに盛り上がらない曲を使っているように感じました。
スケカナが面白い試合になるかどうかは、ジュンファンにかかっている気がするので、暴れてほしいです。
そういえば、ウルマノフの弟子、シャイドロフの『マトリックス』。
ジャンプの着氷がズサーッ、ズサーッと鋭く不気味で、
『マトリックス』の雰囲気を盛り上げていました。
男子フリーは、29日日曜の11:37~です。