オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

国別対抗戦男子フリー感想

昨日、書きかけて寝落ちした男子フリーの感想。

 

メッシングさんラスト

メッシングさんのラストダンスは、

カメラの前でメッシングさんが振り向いた瞬間から、

全フイギュアファンが、ジーンと涙ぐんだんじゃないでしょうか。

 

 

国別の順位や点数に関係なく、

「メッシングさんの最後の演技が、すばらしいものになりますように」と、願うのみ。

ただただ、見つめていました。

 

会場を埋めたカナダ国旗。

日本でラストを迎えてくれて、本当によかった。

地上波でも演技が流れたけれど、

「2児の父が最後の演技」ってタイトルは、どーなの??

なんか、ちがーう!!

(エキシでも表示されてた。「2児の父が現役引退。消防士へ」でした)

 

次の滑走者のマッテオ君と、

リンクで抱き合ったのも、素敵なシーンでした。

 

マッテオ君、ブラボー

そして、マッテオ君ですよ!!

先日のSPでは、4回転2本入れて、乱れたけど4回転ループも跳んだし、

ジャンプ以外のつなぎの動きも、抜群に洗練されていて、

現地で見ながら「90点台後半は出るだろう」と思ってました。

なので、88.01という点数に、

ちょっと肩透かしを食ったのですが、

 

今日は、もう、もう、もう、本当に素敵な『Talking to the Moon』でした。

 

 

ジャンプの着氷が、静かにすーっと美しく流れて、脚のラインも素敵。

まさに「Talking to the Moonな着氷」でした。

わかります、この感じ??

 

演技中の表情も、今季最高に良かった。

私も、月の光を浴びているような気持ちになりました。

シーズンベストが出て、よかったよぉぉぉ

 

その他の感想メモ

友野くん、最初の2つの4回転ジャンプが完璧で、

このままノーミスで突っ切るんじゃないかと、身を乗り出しました。

 

しかし、エンターテイメント部分は、ダントツで輝いてましたよね。

まさに、観客が見たいのはこれ!!という感じで、

エネルギーを一滴も残さずにリンクを去るのが友野流。

 

大スタンディングオベーションでした。

ミスした友野くんを迎えながら、

ニヤる平池コーチ(本日はノー革手袋)も、イイ😎

 

グラッスル君は、集中力がすごかった。

「エテリ組の練習は、毎日が試合みたいだ」と話していましたが、

それが生きているのかも。

ジャンプの形は、修正過程なのか、一段と怖く😱見えたけど、

「いつか彼が、エテリ女子のように、ノーミスで4回転バシバシ跳んで攻めてくる日が来るのだろうか…」と、驚異も感じたのでした。

 

アダム・シャオ・イム・ファは、最近、ジャンプで苦戦しているけれど、

「もしかして、筋トレのし過ぎでは??」と、素人が余計なことを思う。

得点ボードがレッドで埋め尽くされて、ある種、壮観でした。

でも、全力で演技に打ち込んで、

演技後は、滝に打たれたように放心状態になっているのは、

毎回感じるものがある。

来シーズン、もう一度、大化けしそう。

 

ジェイソンの『見果てぬ夢』は、無言で見入るのみ。

メッシングさんの引退に気を取られていたけど、

ジェイソンも、期間限定復帰だった気が…

えー、どうしよう😰

 

ケヴィンは、疲労の色が濃かったけれど、

最後の力を振り絞って、まさに『グラディエーター』だった。

シーズン前半、怪我で欠場や4回転封印があったことは、今では忘却の彼方です。

 

ジュンファンは、もう韓国の大エースの風格。

日本との順位争いを考えると、

ジュンファンがフリーで崩れてくれないと日本が負けてしまうんだけど、

そんなことより、彼の美しく凄みのある『No Time To Die』が見たい。

その感情のほうが勝ってました。

目の覚めるような4回転サルコウと4回転トゥループが、

プログラムをさらにゴージャスに。

マッテオ君と僅差だったんですね。

 

マリニン君は、世界選手権の結果を受けて、

4Aを失敗して体力を消耗しても、

演技が雑にならないように練習してきたように見えました。

ステップの中の、キリモミ2回転がすごかった。

得点は伸びなかったけど、この鬼スタミナを要するプロに拍手。

 

日本銅メダルおめでとう

日本は、僅差で銅メダルでした。

まさに、一人ひとりの演技の積み重ねで結果が出るんだな、と感じた大会。

オリンピックの団体戦よりも、

ドキドキ感があって、おもしろかった気がします。

 

 

そして、選手全員が楽しそうで、見ていて本当にしあわせでした。

表彰式の曲『Thunder』、すっかりおなじみになり、

この曲、大好きになっちゃいました。

いつまでも手拍子が止められない。

選手も踊ってる人多いし、(大ちゃんもノリノリ) いつまでも見ていられます。

 

楽しい、楽しい、シーズンラストの大会、終わっちゃったー😭

 

昌磨のシーズンラストも、突然終わってしまったけれど😭

まぁ、それはそれですね。

オリンピックシーズン以降、怪我の回復が待ちきれずに試合に出て、

復活が遅れた選手を何人も見たし、引退する結果となった選手もいるので、

すぱっと欠場してよかったと思います。

 

一方、突然、シーズンが延長された佐藤駿くんは、

大変だったと思うけど、国内外でまた名を上げましたね。

 

全選手が、シーズン最後の力を振り絞って日本に来てくれて、

シーズン最後のプロに想いを込めてくれて、

応援も考え、大会を盛り上げてくれて、本当に感謝。

最後まで、見どころ満載の楽しい2022-23シーズンでした。

エキシ始まりましたー。