こんばんは。
「いつまでザ・アイスの話をしてるの?」「いつになったらワンピース・オン・アイスの話になるの?」と思っている人もいるかもしれませんが、
ザ・アイス盛岡千秋楽公演の感想、その②です。
ダンスレッスンも今日で終わり
前回、昌磨とネイサンのコラボまで触れたので、ダンスレッスンから。
この日の先生は、友野くん、花織ちゃん、舞依ちゃん、アダム、ジェイソンでした。
愛知公演では、このコーナーの先生は一人だけで、
次の日光公演から、複数の先生が加わりました。
ソロの出番が早かったアダムや友野くん、舞依ちゃん、ジェイソン、時にはメッシングさんの出番を作ってもらえてよかった👍
みんな、このコーナーのために日本語の練習をしてくれて、
どんどん上手になっていきましたよね。
自分の国の言葉を覚えてくれるって、文化に敬意を払ってくれていると感じて、
本気でうれしかったです。
ダンスレッスンの舞依先生採点は、300点だったかな。
練習後の一言挨拶は。
花織) (アントニオ猪木先生のパクリにて)みなさん元気ですかー。元気があればダンスも踊れる。1、2、3、ダーンス。
友野)後半も楽しんでいきましょう。みなさん盛り上がっていきましょう。
アダ)みなさん大好き。ありがとございまーす。(みんなもアダムが大好き。イェーイ)
ジェイ)応援もありがとございまーす。
舞依)みなさん最高でーす。ありがとうございまーす。
アダムの日本語が、どんどんかわいくなっていくよー。
第二部は最後のソロで熱演続き
ダンスバトル最終決戦は、村元哉中vsケヴィン・エイモズ。
審判長は、ザ・アイスの旗を持ったネイサン・チェン。
あなたの前にあなたの横にあなたのそばに、あなたのネイサン・チェン。
あなたのネイサン・チェンが、そこにいます。ここにいます。そこにいまーす。
いや~ネイサンファンにとっては、このコーナーはすばらしいですよね。
旗を持ってリンクを一周してくれるので、どの席からもよく見える。
バトルのほうは、先攻で登場したケヴィンは、女装してくると思ったけれど、
シマー感のあるブラックのおしゃれなパンツ+ビキニトップス+サングラス。
ヘアはダブルポニーテールでした。
後攻の哉中ちゃんも、仮装ではなく、かっこいいシマー地のキラキラブラックパンツスーツに、ゴールドのインナー+ブラックの帽子。
ヘアはダブルポニーテール。
これは…おそろいの衣装??
ということで、バトルというより、コラボで踊る予感が高まりました。
スタートは、「ぴ~ひょろひょろ」と、ネイサンの弱々しいホイッスル🤤
いっそ、吹き間違えて笑いをとってほしい、と毎回思いました。
二人のダンスは・・・合わせてきていたと思います。
「ダンストゥギャザー」で、一緒に踊る二人。ぴったりシンクロしてた。
と、そこへ、ネイサンが乱入して、一緒にダンス、ダンス、ダンス。
この手があったか!!
軽くコメディになって、観客も大喜び。
対戦結果は、拍手の大きさは、エイモズ90db、哉中91dbでほぼ互角。
TikTokの投票は、エイモズ45%、哉中%。
哉中ちゃん優勝~。
で、私が真っ先に思ったのが、「来年も、ディフェンディング・チャンピオンってことで、出演してくれるのかな」ってことでした。
戦利品のPlayStationを担いで帰る哉中ちゃん。よろよろと重そうでした。
陸ダンス完成形
企画段階では、懐疑的な意見もあった、陸ダンス。
すっかり、目玉コーナーになって、ショーを盛り上げました。
初日は手探り感のあった2組のダンスでしたが、千秋楽で見事に完成。
ジュンファン×マリニン君のIllusionsは、Given-Taken by ENHYPEN Japanese ver.
マリニン君が、すごくうまくなっていた。
たぶん、バレエはやったことあっても、こっち系のダンスは未経験だったと思われます。そういう意味でも、彼にとっても、いい機会だったのでは。
ジュンファンは、さすが。k-popの合宿所出身と言われても、違和感なしのうまさで、踊りこなしておりました。
ケヴィン×大ちゃんのDiamondsは、新時代 by Ado。
ずっと思ってたけど、二人の衣装の不揃い感も絶妙だったと思う。
大ちゃんは、360度どこから見てもプロだし、空気を操っている感さえありました。
千秋楽は、リフト(?)も最高に軽やかだったし、
エイモズ君が「あぁっ」て転ぶ場面の“間”も、最高の出来だったと思う。
この場面です。
息がぴったりすぎて、見ながらウキウキ。
私も、軽く踊りながら見させていただきました。
そういえばエイモズ君、バトントワリングとスケートができるから、
「スケート界の大谷翔平」って紹介されてました。
最後、4人が舞台に登場する場面で、
ジュンファンの足がカーペットにからまって、まじめに危なかった😱
ケヴィンが助けに行って手を持ってあげたの、さすが。
帰りも、カーペットがめくれたままだったので、「足元に気を付けて」と声をかけた蒲田さんも、さすがでした。
シッダールタ・ムカジー
ネイサンの質問コーナーは、「最近読んだ本。おすすめの本」。
回答は、自分の本以外では、シッダールタ・ムカジー氏の「遺伝」と「病の『皇帝』がんに挑む」をあげていました。
私もムカジー氏の本は、よく読みます。
ってわけなかろーが!!😂初耳です。聞いたこともねぇですだ。
ムカジーさんは、医師・科学者のようです。
でも、医学生ではなくても、日ごろ本を読んでいる人は、知っている本だと思います。
内容的には興味があるので、TEDでもスピーチしているので、今度聴いてみます。
しかし、ネットばかり見てないで、本を読まなくては…とアイスショーを見ながら反省する私。
ところで、アイスショーで常々思っていたのですが、
プレゼントが当たるのは、たいていプレミア席とか最前列とか、高額な席。
「当たりやすく仕掛けがあるのかなぁ」と不思議に思っていました。
一応、申し添えますと、私は、プレゼントが高額席に当たるの大歓迎。「あんな高いお金払ってるんだから、当ててあげて!!」って思います。
ザ・アイスも、私が見た回はその傾向があったのですが、今回は珍しく、スタンドとかスタンド後方とかの人が当たっていて、印象に残りました。
熱演のバトンリレー。後半の個人プロ
これでもかってくらい、世界のトップスケーターが集った、今回のザ・アイス。
トップバッターが、欧州王者っていうのが、びっくり仰天で、なんか申し訳なかったです。
で、みなさん12公演をこなしてお疲れだったと思うのですが、
個人プロは、新プロ、過去プロ織り交ぜ、試合と見まごう熱演が続きました。
熱演のバトンリレーという感じでした。
■三浦璃来&木原龍一 I Put a Spell on You
ザ・アイスを通じて、先シーズンのりくりゅうのイメージは、忘却の彼方に消えました。
しっとり&ムーディで、笑顔なし。しかし、相変わらずの安定感。リフトは高く、スロージャンプも危なげなし。スパイラルの入りも素敵でした。
国際大会で披露されるのが楽しみなプロです。
■ルナ・ヘンドリックス Im Nin’alu/Livinh For Love
ダイナミックさと美しさを併せ持つ、大好きなスケーター。
鍛え上げた肩甲骨のあたりが、美しい。「千秋楽はノーミスで」という気合を感じる滑りで、ジャンプも唇をきゅっと結んで跳んでいました。が、やや苦戦。
先シーズンはフリーの曲に苦戦していたけれど、今シーズンは、SPの曲に苦戦しそうな予感がします。編曲のせい?個人的には、もったいないチョイスだと思いました。試合までに、化けるかもしれませんが。
■イリア・マリニン Malaguena
マリニン君も、「千秋楽はノーミスしたい」という声が聞こえてきそうな、気合の入ったすばらしい滑り。大人なマリニンプロです。
ジャンプとは別に、跳躍力がすごかった。幅跳びとか棒高跳びとかもできそう。
■ジュンファン・チャ Jメドレー Immortal Megamix/ビリー・ジーン
千秋楽だから、このプロがくると思いましたー👍
何度見てもアドレナリンが出る、盛り上がるプロ。編曲もすばらしい。そして、ジュンファンの技量と自信に満ちた魅せ方が最高。
観客の反応も、客席の前を通過するだけで「キャー」「ふゃー」ってすごかった。
ショープログラムとして、すごい武器を手に入れたと思う。
■マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ Let’s Dance
千秋楽だから、このプロで盛り上げてくれると思ってました👍
華やかで正確。そして、キレッキレ。
ツイヅルは、いつ見てもすごいと思う。
開始と共に起こる手拍子で、観客も大盛り上がりでした。
■ネイサン・チェン Hold On Tight/The Dreamer In Her
「これぞ、ネイサン・チェン」なプロ。
実は、ザ・アイス今年初の愛知公演で見たとき、『Mr.Bule sky』を滑ってくれたのですが、
あまりにも金ぴかの似つかわしくない衣装で、
明るく笑顔で滑るネイサンに、なんか違和感…
ネイサンじゃない。はずはない。が、ネイサンじゃない気がする。
でも、残り3回の公演は、すべて『Hold On Tight』を見られました👏
ネイサンのコリオ、ネイサンの動き、ネイサン的世界観。
ベラベラウォンウォン先生のクローゼットに残っていた最後の一枚風の衣装。
大満足。ありがとうネイサン。私にとって、ネイサンは、氷の上の良心です。
■坂本花織 Wild Is The Wind/Feeling Good
大活躍でザ・アイスを盛り上げてきた花織ちゃん。やや疲れが出たのか、この日は、ジャンプでいくつか転倒が。
12公演、ずっとフリー(エラスティックハート含め)を滑り続けてきたんだから、相当大変だったと思います。
だけど、ジャンプで転倒しようがどうしようが、世界観が崩れない。魅惑的なプロ。
今シーズン、このプロを試合で見続けられるのはしあわせです。
最後の挨拶で、本人は、頭を抱えていましたが(笑)。
しかし、このペースで書き続けていたら、ブログが終わらなそう。
みなさんも、もう読み飽きましたよね。
昌磨、手拍子あおりの誕生秘話
先日、だいたい書いた宇野昌磨さんの「Come Together」。
ザ・アイス終わっちゃった~本日のプログラム - オオナゾコナゾ
一つ追加情報があります。
途中で、会場に向けて手拍子をあおる場面がありました。
昌磨としては、珍しい演出です。
「大人になった」などという賛辞も聞こえてきました。
が、ナウボイスで本人が告白したところによりますと、
「Come Together」がきつすぎて、どこかで休憩しないと、このままステップに突入したらグダグダになりそうと思ったらしいです。
で、休んでる感もなく、休憩できる何かをしようと思って、あの形になったとか。
グッド・アイディア😂👏👏
あれだけ、自分を解放して、大魔神みたいに空を切り、縦横無尽にリンクを飛び回って制圧すれば、途中休憩は必須ですって。
で、この話を聞いて、私は妙に納得したわけです。
なぜなら、手拍子をあおっているときの表情が、
ニコニコかわいい笑顔で、うひゃひゃひゃひゃという風に見えたからです。
たとえば、D輔先輩を例にとりますと、かっこよく客席をあおるときは、
アゴをくいっと上げていただいて、流し目風に「おらおらおらっ」てしていただくと、女子全滅状態になるわけですが、
昌磨くんの場合は、「なんか、かわいい。うれしそう」と、私は思ったわけです。
なるほど、あれは、疲れて笑っちゃっていたわけね。
「Come Together」を演じるには、お化け体力が必要だと思う。
常に上体をひねってるか、揺らしてるかしてるし、
片手腕立て伏せみたいなのはあるし、
ニースラも出てくるし、腕もバシバシ動かしてるし。
これを競技会でやるとしたら、どーするのかな。
ジャッジ席の前で手拍子おねだりも、かわいいかも。
フィナーレについても、先日のブログに書いたから、スキップします。
そういえば、最後の座長あいさつで、昌磨氏が鼻声だったのは、
風邪ではなくてアレルギーだそうです。(by ナウボイス)
ワンピースオンアイスの練習と並行していたハードスケジュールが心配されましたが、
“自分で”組んだスケジュールで、ワンピースの練習が楽しすぎて、疲れを感じなかったそうです。
ということで、楽しかったザ・アイスも、すべて終了。
チケット買ったときは、すごく先のスケジュールに思えたのに、
あっという間にその日が来て、あっという間に過ぎ去っていってしまいました😥
でも、楽しかった感覚は、確実に体に残っています。
はぁ~しあわせでした。
ありがとう、ザ・アイス。出演者全員、今シーズン、思いっきり応援します。