こんにちは。昨夜のオータム・クラシック男子SPは、
豪華スケーターがエントリーしており、
シーズン初戦のショーケースとしての楽しみもありながら、
試合の流れも堪能できました。
私は、やっぱり、試合が好きだなぁと、改めて実感。
印象に残った演技をざっくりメモりました。
まずは、3番滑走のイリア・マリニン選手『マラゲーニャ』。
昨シーズンは、安定性が課題になっていたと思うのですが、
がっつりまとめてきました。
まず、ジャンプの質が高かった。
冒頭の4Tで+3.23、4Lz+3Tで+2.99、締めの3Aで+2.24。
どれも危なげなかったです。
最後のステップはレベル3でしたが、
身体をターンさせながら、頭だけクルンと小さく回転させる動きがあり、おおっ!!
上半身を大きくターンさせる動きは、他の選手もよくやっていますが、
首だけクルンと回したら、普通は転倒するのではないか…と。
コリオシークエンスの跳躍は、相変わらず高すぎ😆
マリニン君、垂直跳び、どのくらい跳べるんだろう??
ステップがレベル3で伸びしろを残しての100点超え。(100.87)
演技後の笑顔、ご機嫌さんなキスクラがかわいかったです。
そんなマリニン君の次に登場した、草太くん。
衣装を見て、まっさきに思い浮かんだのが、マオ衣装でした。
黒に白襟ってだけ??
新SPは、デヴィッド・ウィルソン振付の『カメレオン』。
いつもとまったく違う雰囲気で始まったので、「これは!!」と期待大。
4回転サルコウも決まっていい感じだったのですが、
途中から「ジャンプ跳びまーす」と、準備に集中している感が強くなり、
昨シーズンぽくなって、『カメレオン』の世界観が薄れてしまって残念でした。
コンビネーションとアクセルで転倒があり、本人も納得していないのか、
キスクラで本郷コーチが、せっかく草太バナータオルを広げてくれたのに、
あえて畳んでしまう気持ち、すごくよくわかりました。
フリーでは、笑顔で思いっきり、バナータオルを広げられますように。
ケヴィン・エイモズは、髪が伸びてました。
フリー『ボレロ』で、ジョルドュ・ドン風味を出すためなのか??
ジャンプに苦戦していたのと、
素直に言いますと、あまり特徴をつかめないプロでした(すみません)。
スピンはさすがでしたけどね。
喜怒哀楽の激しいケヴィンとシルヴィア・フォンタナの
キスクラの表情が😑分かりやすすぎた。
『ボレロ』、楽しみにしてます。
6分間練習前の選手紹介では、
拍手と歓声が抑え目だったニコライ・メモラ。
ジュニアのトップがシニアに上がってきましたが、知名度はこれからなのか??
SPは、昨シーズンから持ち越しの『鐘』。
SPに4回転が入ってないので、シニアトップで戦うのは厳しいかもしれませんが、
それでも、ジュニア時代と同じく、きっちり丁寧に演じたパフォーマンスは、
長身が生きて美しい。
が、PCSはジュニアよりガクンと下がって、シニアの洗礼を受けたかな。
ステップで躓くシーンもありましたが、
キスクラで低めの点数を凝視していました😑
第二グループの第一滑走は、お久しぶりのドノバン・カリージョ。
「ドノバンにしては、華やかさの足りない衣装だな」と思ったけど、
冒頭のコリオ、振り返った瞬間から、もーかっこいい😍😍超かっこいい😍
「ひぇーっ」とアドレナリンが出たけど、
ジャンプが全滅してしまって…
怪我の影響、トレーニング期間が足りなかった…久しぶりの実戦…とか、何か原因があるのかな。
キスクラで辛そうだったのが、見ていて辛かった。
4Tをプログラムに入れていたから、復調すれば、ノープロブレムだと思います。
私が、昨夜、もっとも心を打たれたのは、スティーブン・ゴゴレフの演技でした。
曲は、ディスターブドの『The Sound of Silence』。
最初から最後まで、感情を乗せて演じているのが伝わってきたし、
4回転2本を含むジャンプも、気持ちいいほど決まって、
プログラムをよりパワフルにしていました。
今まで見た彼の演技の中で、最高だったと思う。
身長がどんどん伸びて185cmらしいけれど、190cmあるんじゃない??
その全身に魂込めてました。
そして、ちょっぴり、アリエフのことも思い出しながら😰感動していた私です。(同じ曲で滑っていた)
86.25でSP2位。もう少し、点数が出てもよかった気がする。
そして、いてくれるだけでうれしい、場が華やぐボーヤン・ジン。
冒頭に代名詞4回転ルッツ、キター♡
オーバーターンだったけど、3Tも付けたよー♡
4Tも危うかったけど、3Aはオッケー♡
これまでのボーヤンとは違う雰囲気のSPは『Vienn』by Ultravox。
振付は、キスクラで隣に座っていたジョイ・ラッセル氏らしいです。
後半に向けて、華やいだ雰囲気のボーカルとコリオが素敵。
まだ、出来上がったばかりのプログラムだそうです。
いつもと違う雰囲気と言えば、ジミー・マが、『Hernando's Hideaway』という曲で、
セクシーさ、コケティッシュさを盛り込んだ、とても特徴のあるコリオを披露していました。
が、かなり照れがある感じで…調子に乗ったときのジミー・マなら、やれるはず😆怪演が待たれます。
以上、オータム・クラシック男子SPで、印象に残った選手でした。
SPトップは、2位のゴゴレフに約15点の差をつけて、イリア・マリニン選手です。
ボーヤンが、僅差で4位。
ケヴィンも、完璧に『ボレロ』を演じたら、とんでもない点数が出そう。
草太君は、SPで出遅れたらフリーで巻き返すので、
どこまで昇っていくか楽しみです。