オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

決戦は今夜!!GPフィンランド大会女子SP感想メモ

こんばんは。GPフィンランド大会男子フリーが終わり、大興奮の種子島ぴーです。

しかし、昨日の深夜に、睡魔と戦いながら見た女子ショートの感想を、

まだアップしていなかったので、急いであげます。

 

バラエティに富んだ演技に、次第に眠気も吹き飛んで、

最終滑走の坂本花織選手のときには、緊張で目も頭もさえわたっておりました。

 

まず、第一グループに、開催国フィンランドの選手が3人続けて滑りました。

その3人が全員、ほぼノーミスの演技!! しかも、レベルが高かった。

地元での大舞台で、ノーミスの演技をしてみせるなんて、

女子の心臓は強いなぁと、感心することしきりでした。

 

ネラ・ペルコネンがビリーアイリッシュ、ロザリアの『Lo vas a olvidar』で58.12

→ウーナ・オーナスヴォリが『Nothing Else Matters』で54.21

→ヤンナ・ユルキネンがアダム・ソーリャ振付『Flowers』で58.63 と、

選曲もそれぞれユニークで、振付師も異なり、点数は横並び。

フィンランド女子は、これからが楽しみです。

 

住吉りをん選手は、「あれ、第一グループなの?」と思う早めの滑走順でした。

『Blood In The Water 』by KSHMR。

 

 

フランス大会で4Tも決めて、自信が増したのか、とても堂々とした演技。

アラビアンな腕使いのコリオは、中途半端だと残念なことになるのですが、

びしっとした動きで、フランス大会より見ごたえあり。

 

チョクトーでグイ~ンと進むのが、気持ちいい。

プログラムが進むにつれて、ぐいぐいと演技に引き込まれていきました。

キラキラ、キラキラしてました。

68.65で暫定トップに。

 

フランスのロリーヌ・シルトは、

DORA の『Ojos De Serpiente by DORA』という個性的な曲のはずなのに、

さらっとしていて、記憶に残っておりません。

出色だったのは、ドイツのララ・ナキ・ガットマン選手の『死の接吻』ほか。ヒッチコック映画メドレー。

←間違いです。フリーを見ていて気がつきました。フリーがヒッチコックでした。SPもFPもそっち系なのね。

 

 

曲のチョイスも、コリオのムーブメントも独特で挑戦が見えるプログラム。

こういうのを見せてもらえると、試合が盛り上がります。彼女の代表作になるのでは。

このようなプロが似合う&できるなんて、知らなかった。

前回、どこかでこのプロを見たときは、グダグダだったけど、しっかり完成してました。

 

衣装も個性が引き立っていてグッド。

蜘蛛・蛇的なイメージもあるデザインかな。

 

 

SBながら、暫定4位。住吉選手が暫定1位をキープしたままで、第二グループへ。

 

スター・アンドリュース選手は、

スケアメでノーミス絶好調だったビヨンセの『Alien Superstar』。

 

 

コンビネーションジャンプは乱れたけれど、

ステップやつなぎが生き生きしていて、

彼女にスーパー・フィットしてると思う作品。

いやーん、素敵。

 

河辺愛菜選手は、美穂子先生振付の『Haunted/Lick It』。

右足首を痛めているからか、ジャンプで2度の転倒が残念でした。

(本人談では、怪我のせいではなく、怪我で十分な練習ができなかったからだそう)

 

 

スピードがあったし、プログラムにユニークな動きが散りばめられていて、

プレシーズンに見たときよりも、ユニークさが際立っていました。

まさかのSP12位ですが、フリーでは「切り替えて、上がるところまで上がる」と。

かなり上がると思われます。楽しみです。

 

待ってました!!のアンバー・グレンは

『Heads Will Roll』 by Elephant Music, Yeah Yeah Yeahs。

 

 

最初のジャンプがパンクして動揺したのかな。

コンビネーションジャンプもバタバタしてしまって、

動きが全体的にいつもより小さくなってしまいました。

 

だけど、「Heads Will Roll」に合わせて、頭をグルンと回すコリオも入っているし、

とても難しいステップシークエンスで、身体能力の高さはダントツ。

キスクラで涙が…。えー、アンバー、泣かないで。

 

韓国のヨン・ユ選手は、『Listen to Your Heart』。

つらい時期を経て、力強いユ・ヨンが帰ってきたようでうれしかった。

何より、彼女が笑顔で、少しふっくらしていたことに、ほっとしました。

 

注目のチェヨン・キム選手。

無表情に見られがちな彼女に、『Lillies of the Valley』  by三宅純氏を持ってきたのは、大成功だと思います。

コンテンポラリーダンスのような動きが、無表情を個性へと大変換。

新体操選手の動きのようだと感じていたのですが、理由がわかりました。彼女は、上体を胸からそらすのがうまいです。

ジャンプの着氷が、カタンってなるのが気になりました。回転不足があり、予想より点数が伸びず、住吉選手がトップをキープ。暫定2位です。

 

最終滑走は、坂本花織選手。噂では絶好調でスーパーポジティブな状態。

が、リンクに入るときの表情は、いつものようにとても緊張して見えました。

 

 

でも、滑り始めたら、桁違い、スケール違いのスケーティング。

観客席も、「これが見たかった」という感じで、食い入るように見ていました。

2Aは、相変わらず、空を飛んでいました。

ルッツは、最近、ジャッジにガン見されているので、私も緊張。

そこに、注意を払いすぎているせいなのか、最後のフリップがパンクして、ひゃ~😨

しかし、どどーんと飛び上がって、3Tを付けました。

 

「こんなにスケール違いの滑りをしているのに、ミスでトップに立てなかったらどうしよう」と思うと、緊張して、滑っている足元を見るのが怖くなってしまいました。

エッジが深いから、足がからみそうで心配で心配で😨

でも、PCSが圧倒的に高いので、僅差ですがトップに立ちました。

キスクラでフハァ~

 

 

SPの結果は、

🥇坂本花織 69.69

🥈住吉りをん 68.65

🥉キム・チェヨン 66.19

🏅ユ・ヨン 63.46

 

僅差なので、かおちゃんは、優勝するためにはジャンプのミスが許されず、加点をガンガンもらえるジャンプが必要になる😨と思うと、また緊張しそうだ(私が)

 

フリー滑走時間は、

河辺愛菜選手が11月19日0時37分

住吉りをん選手が11月19日2時2分

坂本花織選手が11月19日2時9分です。