オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

2023年舞い納めにふさわしかった昌磨『Come Together』

全日本選手権のメダリストたちを中心に招待されたメダリストオンアイス。

宇野昌磨選手は、大トリに登場しました。

 

全日本6度目の戴冠後に舞った『Come Together』は、

いつにも増して力強く、

2023年の舞い納め、滑りおさめにふさわしい、出色の演技だったと思います。

 

写真:矢口亨氏

宇野昌磨、自覚なしの笑撃ミスに「どんだけ天然」「面白すぎる」の声 本人エキシビまで気づかず | THE ANSWER

 

昌磨の気迫が、重低音もリンクの冷気もぶった切る『Come Together』。

めっちゃお気に入りか?と聞かれれば、

実は、曲がそれほど好みではないのですが、

この日の『Come Together』は、激しく良かったと思います。

 

NHK杯の後には、なんだか、強引に世代交代させられるのではないかと、

一抹の不安を感じたりしましたが、

グランプリファイナルを経て、全日本選手権に向けた昌磨の力強い言葉の数々は、

“アスリート宇野昌磨の帰還”を思わせ、一人、小躍りしておりました。

 

そして、全日本選手権で王座を守り、6度目の優勝でレジェンド入り。(そんな称号ありましたっけ?🤔)

「日本男子を引っ張っているのは自分だ」という自信と気概をまとって演じる『Come Together』は、絶品でした。

 

太陽が燃えているかのようなライトを背景に始まった演技は、

中国杯、NHK杯のときの力強さ、なめらかさに加えて、瞳の中には炎が。

 

 

♪ガットゥビア ジョカ ヒジャ ドゥワッヒプリ~のところの

両手を開いて、くちばしパクパクも、一段と気合が入っていたし、

 

 

“ゴムゴムの実”のストックが残っていたのか、

ストレッチの伸びも10cmマシマシでした。

 

猛獣使い(昌磨)が、長いロープを手繰り寄せているようでもあったし、

昌磨自身が、縦に横にしなるロープのようでもありました。

スピンの回転も、中国杯より断然速かった。

 

「この場で演じるにふさわしいプログラム」ってありますよね。

全日本優勝後の『Come Together』は、まさに、そういうプログラム。

 

♪Come together(一緒に行こうぜ), イェ~エ~エ

♪Come together(ついて来いよ), イェ~エ~エ

 

♪オーバミッ(Over me 俺を超えて行けよ)で、プツッと終わるの好き。

★歌詞の意味するところは、実際には違うと思います。

 

余談ですが、住吉りをん選手が、メダルを獲った後にエキシで踊る『Better When I’m Dancing』も大好き。達成感と喜びが表情やしぐさにあふれていて、「場で生きるプログラム」だと思います。

 

さて、昌磨のアンコールは、大好きな『I Love You Kung Fu /Clair de Lune』。

『Come Together』の余韻が残っていて、

いつもより骨太でスピードも速かったのが新鮮でした。

 

アンコールの前に、「疲れてもう、ヘロヘロっす」のパフォーマンスを久しぶりに見られたのも、すごくうれしかった。

 

 

インタビューのときの表情も含めて、最近の昌磨は、

少し前の私の大好きな雰囲気や笑顔、発言が戻ってきて、ただもうハッピーなんです。

わかっていただける方は、いらっしゃいますでしょうか、この感じ。

 

世界選手権に向けて、代表会見では、

  • 順当にいけば、僕は優勝できないと思っている。
  • 今までで最高の演技をしなければ優勝はないと思っている。
  • 三連覇に重圧を感じている場合ではない。

と、相変わらず、自分がよく見えているなぁ。率直だなぁ。かっこつけないなぁ。

 

「今年ならまだ、マリニン君とも戦える」「追いかける立場ではなく、一緒に引っ張っていく」という言葉もありました。

 

まずは「きちんと休みたい」ということで、しっかり休んでほしいですが、

そのあとは、「競技人生最高の演技」を目指して、

ステファンと共に練習に力を入れるのだと思います。

 

新しい靴も、どうかうまくいきますように。

最高の演技を助けてくれる靴がめぐってきますように。

そして、その靴も(今の靴と同じく)また3年間、2026年まで履いてくれますように(テヘペロ)。