オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

これが現役最後の演技なんて、言わないで。

昌磨、ほんとにほんとにお疲れ様~4位入賞、おめでとうございます。

 

 

試合に向けての練習量を聞き知っていたから、ここまでの健闘に拍手を贈りたい。

そして、ステファンも、ありがとう。

 

でもね、

「今日のフリーは、今後10年は見ないかも。ショートはすでに見返した」

と、私の気持ちを代弁してくれた宇野昌磨選手。

 

私は、フリーの演技を最後まで見届けることができませんでした。

 

試合だから、良いときも悪いときもあるし、

優勝しなくても、三連覇じゃなくても、全然よかった。

 

ほとんどのジャンプで転倒した2019年のフランス大会だって、

鳥肌が立つほど感動したもの。

 

でも、今日は、あの静かな静かな曲を聴きながら、

私自身が集中しきれませんでした。

初めて、プログラムの世界観から離脱してしまいました。

 

昌磨自身は、演じ切れたと感じたのでしょうか。

 

「来シーズンも続けるかどうか、これから考えたい」と昌磨。

「後悔はないし、すがすがしい気持ち」というコメントに、

「これで引退してしまうのだろうか」という不安もあるけれど、

私は、まだ続けてほしい。

 

マリニン君は、怪物級のスケーターになったけれど、

日本男子に関しては、まだ“世代交代”はしていないと思う。

宇野昌磨は、今が“旬”。

今日は、たまたま、“彼の日” ではなかっただけだと思います。

 

この世界選手権のフリーを現役最後の演技にして去っていくなんて、残念すぎる。

ステファンを喜ばせる演技をして、キャリアを締めくくってくれなくちゃ。

 

本音を言わせてもらうと、

後半盛り上がる、アドレナリンが出るような曲で、もう一度、宇野昌磨の演技が見たい。

静かな曲なら、とびっきり美しいメロディの曲を選んでほしい。

 

1年休憩するのもありだと思う。

これが現役最後の演技なんて、言わないで。