オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

これはキビシイ

全日本選手権男子の新王者は鍵山優真選手となりました。

おめでとうございます!

🥇鍵山優真 🥈中田璃士 🥉壷井達也

 

 

壷井選手、SP14位から総合3位はすごすぎる。

演技後、ガッツポーズ5連発くらい出ていて、見ているほうも爽快でした。

 

しかし…男子のフリー、

最終グループ+トップ勢は「どうしちゃったの?」という展開だったと思います。

 

第一滑走の佐藤駿くん。

ジャンプが成功しなくても挑み続ける姿は、胸を打つ。

昌磨のグランプリフランス大会を思い出し、「ジャンプに失敗しても良い、観客はその姿にも感動する」という前例を作ってくれてよかったなぁと、しみじみ思いました

 

ただ4Lzの転倒は、レアなくらい激しい倒れ方だったので心配です。

それ以降のジャンプは、珍しくジャンプの跳び方を忘れたかのような印象。

4T+3Tの朝飯前感は別格でしたが、

駿くんにしては見たことがないようなケースだったと思います。

演技後、体調不良で医務室に向かったとのこと。

大事でなければいいのですが…。

 

草太くんも、何かあったのかな?

フリーのプログラムとても好きで、ジャンプが成功していなくても

リンクを疾走しているだけで美しかった。

ジャンプのミスはプログラムに埋没していて記憶に残ってません。

 

後半の「Sogno di Volare」は曲そのものが感動的で、4T+3Tが成功したときには

会場全体の感情も「うわーっ」と波打っているのが伝わってきて

「ここから奇跡が起こるのではないか」と思いましたが、時すでに遅し。

得点が伸びなかったのが残念でした。

 

しかし、「Sogno di Volare」に曲が変わったところから、鳥肌が立つすばらしさでした。

ステップも曲に合ってゾクゾクした。

不覚にもスクリーン左上の得点ボードを隠して見ていなかったので

ほとんどの要素に黄色い審議マークがついていて気が散った~

 

佳生くんは、大好きプロ「シェルブールの雨傘」。

明らかに脚に問題があったようで

彼の気概、胆力を持ってしても

できないものはできないようであった。

Twitterの本人コメント見て笑ってしまいました。

みんなわかってるって!

脚を完治させてオリンピックシーズンに臨んでほしい。

 

友野くんは表彰台を目の前にどうしちゃったんだろうか。

4回転ジャンプは怪我の影響かな。

日本男子軍団、みんな性格が野武士のようで

怪我を言い訳にしないからわからないですよね。

でも、このプロ「バタフライ」すごく好きです。

衣装も素敵で、友野くんが醸し出す空気を含むと衣装が完成するのがすばらしい。

 

中田璃士選手、昇龍の滑り。

Jr.グランプリファイナルからの巻き返しがすごい。

アスリートとしての覚悟が見える会心の滑りでした。

 

ジャンプもスピンもステップも、鋭かったですよね。

ジャンプ成功するたびにガッツポーズをするのが気になったけど

「パイレーツ・オブ・カリビアン」だからいいのかな。

ジュニアで4回転2種類決めれば、ガッツポーズして当然か!?

ジャック・スパロウでもやるだろうな。

未来のスターなので、スケート連盟に大事に育ててほしいです。

 

そんな中、鍵山優真選手はさすがの安定感。

重圧をはねのけて、大トリでほぼノーミスで演じ切ったのはさすがでした。

大舞台で場数を踏んでいる強さもあるのかな。

お父さんの涙、キスクラでのしょまちの大喜びに、ほっこりしました。

優勝者はこのくらいしあわせであってほしい。

 

男子スケーター個々の選手への思い入れはあるし

それぞれに魅力的なスケーターではあるものの

 

オリンピックの枠取りがかかる世界選手権へ向けて

「どうなってしまうのだろう」という不安も感じました。

 

SPで男子にジャンプミスが続いたのに女子は神演技続出だったのは、

男子の試合時間が早かったせいかな?と思いましたが

フリーは、男子は夕方からだったので違うと思う。

 

怪我や病気による一時的な不調は仕方がないけれど

代表選手3人のうち2人が今回のようになったら、

層の厚い日本と言えども、やばいですよね。

 

宇野昌磨という衝撃吸収板が取り払われて、

重圧を支えきれなかったのだろうか…

 

米国男子がジェイソン・ブラウンを呼び戻したように

日本男子も「うのうのー」ってなっちゃうよ。(間に合わないけど)

 

世界フィギュアスケート選手権大会 派遣選手選考基準

 (男女シングル・ペア各3枠・アイスダンス 1 枠)

(1)男女シングル

①全日本選手権優勝者を選考する。

②以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して1名選考する。

  1. A) 全日本選手権2位、3位の選手
  2. B) ISU グランプリファイナル出場者上位2名
  3. C) 全日本選手権終了時点での ISU シーズンベストスコア上位3名

③以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して、上記①②で選考された選手を含め、

3名に達するまで選考する。

  1. A) ②の A)B)C)に該当し、②の選考から漏れた選手
  2. B) 全日本選手権終了時点での ISU ワールドスタンディング上位3名
  3. C) 全日本選手権終了時点での ISU シーズンワールドランキング上位3名
  4. D) 全日本選手権までに派遣した国際競技会、および強化部が指定した国内競技会*1における

総合得点の最も高い2試合*2の平均得点の上位3名

 

大会前の対象者はこのようになっておりました。

 

鍵山選手は確定。佐藤選手もほぼ確定でしょう。

問題は3枠目ですね。

壷井選手は無視できない。織田くんのことも無視しないで~😆(2人の名前は対象者になかったが)

全体5位、シニア4位の友野くんの扱いはどうなるのか!?

 

そして四大陸選手権。

オリンピックの枠取りを考えれば、世界選手権出場者のリハーサルも兼ねて

同一人物にする気がしますが

壷井達っちゃんの名前があるからには、無視できないですよね。

 

 

私は、壷井選手を出場させてあげてほしいです。

事前にリストを発表していたわけですからね。

上位6人だから、友野くんも対象ですよね。

 

うーん。悩ましい。

また喧々諤々ありそうですが、どうなるでしょうか。