オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

中国スケート界のアイドル李子君、ついに引退へ。

 こんばんは。仕事で関西方面に行っていた種子島ぴーです。祇園が竹下通りのように激混みだったのが、衝撃的でした。

 

さて、グランプリシリーズはどんどん進んでいくわけですが、一方で、今週はアダム・リッポンと李子君が引退を表明。

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リッポンは、まさに今が最高の辞めどきです。芸能界セレブの仲間入りをし、政治的発言が注目され、LGBTの活動家として精力的に発信し・・・今辞めないで、いつ辞めるの??って感じですね(笑)。10年以内に、米国上院議員になっていると思います。

 

もう一人の李子君(私は、ジジュン・リーと呼んでいました)の引退も、予想されたことではありましたが、なんだか残念なニュースです。

彼女が世界トップクラスになる前に引退してしまったことで、中国のフィギュア熱は、停滞してしまうかもしれません。

彼女が国際舞台に現れたときの衝撃は、けっこう大きかったのを覚えています。それまでの中国女子選手とは明らかに違う今風の容姿、女優やアイドルとしても通用する美貌、現代的な音楽とローリー・ニコルの振り付け、芸能人のようにSNSを通して自分を発信する等々。

熱心な男性ファンもいて、彼女の登場が、中国のフィギュア熱を盛り上げるのではないかと思われていました。

私の中では、雰囲気が本田真凛選手とかぶります。

うーん、残念。これで、中国フィギュア界の期待は、ボーヤン・ジン一人の肩に!!それとも、北京までに、秘密兵器が出てくるでしょうか。

 

そんな李子君引退の香港webマガジンの記事を抜粋して訳します。

中國「花滑女神」李子君退役

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【花式溜冰】中國「花滑女神」李子君退役 曾贏盡國內錦標|香港01|即時體育

 

 

●栄誉なこともあったが、心残りもある。

中国フィギュアスケート界の女神ジジュン・リーが、昨晩SNSで引退を表明し、正式にフィギュアスケート競技に別れを告げた。

21歳のジジュン・リーは、中国フィギュアスケート界のアイドル的存在で、多くの国内大会で優勝したが、国際大会での成績は際立ってはいなかった。

彼女はSNSで引退を表明し、「栄誉なこともあったが、後悔もある。競技からは離れるが、フィギュアスケートの発展のために、今後も努力していく」と語った。

「アスリートなら誰でも、競技を離れて役割を変える時が訪れます。でも、その決断がどれほど難しく名残惜しいものであるかは、その時が来て初めて理解できるものです」

 5歳でスケートを始めてから17年。彼女のスケートへの興味は、やがて職業のようなものになっていった。

「だんだんと、趣味から情熱を傾けるものへと変化し、後には責任になりました。私は、スケートが、17年間の人生のほとんどを占めるものになるとは、思っていなかったのです」 

ジジュン・リーは、全国フィギュアスケート大会や中国選手権等で何度も優勝した。そして、中国フィギュアスケート界の主人公とみなされるようになっていった。 

しかし、国際競技会の場で抜きんでることはできず、世界トップクラスにはなれなかった。4年前のソチオリンピックでは、14位に終わった。国際大会での最高の成績は、たぶん、2016年のアジア冬季大会での銀メダルだったろう。

 「ずっとこの道を歩んできて、栄誉なこともあったけれど、辛い思いもした。怪我に打ち勝ったこともあったし、後悔が残ることもあった。スケートは私の人生の出発点であり、人生で初めて、夢を目指した場所でもあります」

 2016-17年シーズンの後、ジジュン・リーは、怪我のために大会からフェイド・アウトしていって、遂に引退を表明した。

「アスリートとして第一戦を退いても、スケート界の発展のために出来る限り貢献していきます。みなさんも、国家アスリートが力を発揮できるように、たくさんの応援をお願いします」