こんばんは。グランプリファイナル女子SPも、ライブで見てしまった種子島ぴーです。
もう、テレビの地上波放送が始まったので、書いても大丈夫でしょう。
堂々とした新星サモドゥロワ選手
トップで登場したのは、ロシアの三番手ソフィア・サモドゥロワ選手。
あまりロシアっぽくないというか、健康的でハツラツとしています。
16歳なのに、実に堂々としていて、さすがミーシン門下生。
安定の演技でしたが、あまりジャンプに加点がつかず。
リンクにシャネルN°5的な風を運んできたリーザ
つづいて、姉御ぶんの、いやお姉さんぶんのエリザベータ・トゥクタミシュワが登場。
アイスリンクにシャネルの5番でも振りかけたように、ガラッと雰囲気が変わります。
大技トリプルアクセルに挑む前に、こんな表情ができるなんてすごすぎる。
そのトリプルアクセルは、着氷でエッジが倒れすぎて、転倒を避けるかのようにステップアウト。しかし、それくらいで-4とか-5とか減点するのはどうよ??
3T+3Tのコンボ、3LZは、本当に高さがある。自分だけのカラーを持った人は、いいですね。
拍手、拍手の紀平梨花
ここで、大注目の紀平選手が、いつものように太ももの筋肉をほぐしながら登場。
冒頭のトリプルアクセルは、考えられないくらい流れがあり、高さも幅もありました。
+5を付けてるジャッジもいます。J7の審判さん、すばらしい!! あ、日本の審判かな? (☜不確かな情報です)
続く3F+3Tも3Lzも高さと流れがあり、ステップもスピンも伸びやかで、もう手がつけられない素晴らしさ!!
最後のスピンのときから、歓声と喝采がすごかった。
もうね、すばらしすぎる演技で、「月の光」なのに破壊力ありすぎ。
彼女の前に滑った人たちの記憶は、一切消えてしまいました。
会場の空気に飲まれてしまった宮原選手
紀平選手の破壊的な演技によって、会場の空気が砕け散った後に滑った宮原選手は、ある意味、不運だったと言えるでしょう。
彼女の持ち味は、繊細さだと思うのですが、紀平選手のダイナミックさと細やかさを併せ持ったジャンプの後では、宮原選手のジャンプがかすんでしまいました。
緊張すると跳び急いでジャンプが低くなると話していましたが、最初の3回転ルッツは、今までみたこともないくらい低かったです。
表現面でも、いつもの繊細さは見られませんでした。82.51点という、どうやっても届かない点数を見せられたら動揺しますよね・・・。
表現力が進化していた坂本選手
紀平選手の余韻がまだまだ残るリンクに、緊張した面持ちで登場したのは、坂本花織選手。顔が緊張しすぎて、博多人形感が増していました。
かおちゃーん!! しかし、冒頭の3F+3Tはしっかり着氷。セカンドの3Tは、2回転かと思ったほど余裕がありました。
2Aもいつものように流れがあり、続く3Loもダイナミック。
緊張していつもより動きが硬い気もしましたが、それでも音楽の中を流れていくような、のびやかな演技。こうやって見ると、去年よりも表現力が格段に進歩しています。
キス&クライでは、いつものかおちゃんスマイルが。現在4位ですが、フリーで巻き返して3位になれるのではないかと予想しています。
お疲れ気味のザギトワ選手
最後に登場したのは、優勝候補のザギトワ選手。
紀平選手との対決が注目されていたので、目の前で世界最高得点を出されたのは、プレッシャーになったのではないかと思われます。
いつものように、何かと足を上げるせわしない演技でしたが、特に減点されずに演じ切るのがすごい。なんとなく疲れて見えたけど、修造インタビューでスマホを手にしていることをネチネチからまれたせいか!?
演技終了時点で、技術点が5.26ぐらい、梨花ちゃんを下回っていました。
リンクを去る時、女の子らしい笑顔が。
さて、フリーでの紀平選手とザギトワ選手の対決は、どうなるでしょうか。
今の好調さを維持できたら、紀平選手かな。対決というより、彼女のすばらしいビューティフル ストームが見たいです。