お待たせしております、種子島ぴーです。
先程のジャパンタイムズの記事「高橋大輔も帰還する全日本選手権の見せ場」の最後のパート、「大輔の挑戦」を訳します。
点在する誤訳はご容赦ください。
稚拙な翻訳能力につき、内容について記者は一切の責任を負っておりません。
BY JACK GALLAGHER
大輔の挑戦
高橋は、今週、ものすごい注目を浴びるだろう。
当然のことだ。バンクーバーオリンピックの銅メダリストである彼は、フィギュアスケート界のレジェンドであり、過去も現在も、仲間のスケーターたちから称賛されている存在だ。
近畿選手権や西日本選手権で高橋を見ただけで、ただ彼がそこにいるというだけで、怖気づいてしまったスケーターたちもいた。
長い不在から選手として戻ってきた高橋の姿は、氷の上でも外でも、ものすごい衝撃だった。
32歳の高橋は、先月、広島で開催されたNHK杯のエキシビションに参加した後、メディアにたいして、「世界の第一戦に戻るのは簡単ではない」と吐露した。
「世界の壁は厳しいと、試合を見ていて感じます。同時に、世界レベルの競技会に出て、彼らと公式練習に参加したいと思うようになりました。『またあの場所で滑ったら、どんなふうに感じるのだろう』と。そんな気持ちが沸いて来て、NHK杯を見てやる気になりました」
高橋は、全日本の最終グループ6人に入るのが簡単ではないと分かっていて、さらなる上達が必要だと話す。
「これまでのところ、西日本選手権に出ましたが、NHK杯を見て、全日本で最終グループに入るのがどれだけ難しいことかを認識しました」
「これからの1カ月半、レベルを上げる必要がある。わかったのは、それですね」
全日本選手権では、最低1本の4回転ジャンプをフリーで入れたいのだと言う。
「自分の状態を考えると、2本の4回転ジャンプは厳しすぎる。でも、挑戦したいんです。準備期間が短いかもしれませんが、少なくとも1本の4回転をプログラムに入れたいです」
高橋は、NHK杯の通常のEXに先立つ「レジェンド・オン・アイス」に参加して、観客を大興奮させたアンコールの「マンボ・メドレー」と併せて、感動的な演技を披露した。
「転倒しましたが、ステップは前と同じように良くなっています。とても速いステップでも、正確なエッジワークができました」
高橋の帰還は、日本の現役最盛期のスケーターたちの能力を高めました。そして間違いなく、全日本選手権の観客たちから、ヒーローとして迎えられるでしょう。
すべてのスケートファンたちは、彼の存在を当たり前のこととせず、“この瞬間を”楽しむべきだ。彼がいつまでスケートを続けるか、わからないのだから。
(完)
いつまでもいてくれるような気がしていますが、ふたたび引退する日が来るのは間違いありません。復帰の喜びが大きかっただけに、ダブルでショックを受けそうで怖い。
そんな私は、夏休み最初の日に、夏休み最後の日を思い浮かべてグッタリする悲観的な子どもでした(笑)
ところで、女子は、山下真瑚選手も上位に絡んでくる可能性があるのではないでしょうか。
男子は、山本草太選手も祈りながら見てしまうと思う。ジュニアの次々世代メンズ(笑)から、最終グループに入って来る選手がいると面白くなりそう。
今週は、引き続き、落ち着かない週になりそうです。