オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ヨーロッパ選手権ミハイル・コリヤダSP「アイ・ビロング・トゥ・ユー」ユーロ翻訳。「まさにベストな、最高の演技!」。

こんばんは。ヨーロッパ選手権男子フリーの結末にドキドキの種子島ぴーです。

コリヤダ君が優勝する姿を見たいが、ハビの完璧な「ラマンチャ」も見たい。

ということで、結果が出ないうちに、コリヤダ君のすばらしいショートの演技のブリティッシュ・ユーロ版解説を訳しておきたいと思います。

点在する誤訳はご容赦ください。

 

ミハイル・コリヤダSPユーロ解説翻訳

www.youtube.com

By Yarotska Skating 2019

 

残るは3人です。

この選手も、結果の浮き沈みと戦っています。

2度のロシアチャンピオン、今年は銀メダルでした。
昨年の世界選手権銅メダリスト、ヨーロッパ選手権では過去2年間、銅メダルです。

 

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ミカイル・コリヤーダ。

(曲が始まると同時に会場から手拍子)

音楽はMuseの「アイ・ビロング・トゥ・ユー」(邦題:あなたの声に私の心は開く)。

 

(驚異の滞空時間の4回転ジャンプ。大歓声:ワーワー)

最高のスタートを切りました。4回転トゥ+3回転トゥ!!

 

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おぉ、なんと美しいトリプル・ルッツ。

 

(足替えキャメルスピン)

見事なエッジのコントロール。スピンの回転がセンターを維持したまま、エッジをチェンジします。

 

最後のジャンプ、トリプルアクセルを跳ぶために、集中力をキープします。

そして、成功させました!!

 

(ストレッチ自在のステップシークエンス。♪I travel half the world to say

…You are my muse♪地球を半周して恋人に愛の言葉を伝えに行くコリヤダ君)

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(フライング・シット・スピンの途中から、拍手鳴り止まず)

 

(チェンジフット・コンビネーションスピン。♪あーあー あああ あーあー あああ あーあああー ふぅぅぅ♪)

演技終了。

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おぅ、イエス!! この歓声をお聞きください!!

ミハエル・コリヤダの、まさにベストな、最高の出来の演技でした。

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センセーショナルな4回転トゥを組み込んだコンビネーションジャンプでスタートし、ビュ~ティフルなトリプル・ルッツ。

これまでは4回転ルッツを跳んでいましたが、3回転にして4回転の量より全体の質を高めることを選びました。

トリプルアクセルの飛距離の長かったこと!

(戦略を変更した)甲斐はありました。

テクニカルポイントを見てください!!

 

美しいエンディング。誰もに見事だと思わせてくれる、すばらしい演技でした。

 

肩の力を抜いて、さりげなくトリプルアクセルを跳んだように見えました。

これまでは、うまい具合に跳んだと思ったのに、よくない結果(転倒や両足着氷)になったことも時にはありましたが、今回は大丈夫でした。

 

あらゆる要素が見事でした。

今まで見た彼の演技の中で、一番よかったかもしれません。

 

本当に、驚くほど素晴らしい演技でした。

97.04が、ゴールデン・スピン大会で出した彼のシーズンベストです。

もちろん、ISUのチャンピオンシップスとは、状況が違う大会でのスコアです。

でも、ものすごい点数が出ると思いますよ。セカンドマークは、高く付けられるべきでしょう。

(演技のリプレイを見ながら)

このコンビネーションジャンプの質をご覧ください。

4回転トゥと3回転トゥのコンビネーション。彼は、楽々と跳んでいるように見えます。

自信を持って跳んでいます。

 

そして、これはトリプル・ルッツ。

4回転ジャンプを跳ぶリスクを避けて、3回転ジャンプで質を追求しています。

 

そして、トリプルアクセル。左の肩が少し後ろになって踏ん張りましたが、うまく隠せました。

 

すべてのスピンとステップがレベル4です。

今日、ここまでで、ステップでレベル4を取った選手は、ほとんどいません。

 

あぁ、すばらしかったよ。

 

(意訳)彼は、驚くほど平然としているね。飛び上がって喜んだりしてもよさそうなものなのに。

「僕はいい演技をしましたよ。さぁ、ジャッジのみなさん、どう評価しますか?」みたいなね。

 

注目が集まります。すごい点数が出るでしょう。

現時点でのトップは、ロシアのサマリンの91.97点です。

 

ロシアの選手が1位と3位にいます。1位が新しくなるでしょう。

 

ひゃ、ひゃくポイントと49です!!

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とーんでもない点数をミカイル・コリヤ~ダが出しました。

テクニカルスコアが、54.05。質が大事だという証明です。

コリヤダが、8.5点差でトップに立ちました。

いや~、ファンタスティックです。

残る選手は二人です。