こんばんは。ヨーロッパ選手権男子フリーの結末にドキドキの種子島ぴーです。
コリヤダ君が優勝する姿を見たいが、ハビの完璧な「ラマンチャ」も見たい。
ということで、結果が出ないうちに、コリヤダ君のすばらしいショートの演技のブリティッシュ・ユーロ版解説を訳しておきたいと思います。
点在する誤訳はご容赦ください。
ミハイル・コリヤダSPユーロ解説翻訳
By Yarotska Skating 2019
残るは3人です。
この選手も、結果の浮き沈みと戦っています。
2度のロシアチャンピオン、今年は銀メダルでした。
昨年の世界選手権銅メダリスト、ヨーロッパ選手権では過去2年間、銅メダルです。
ミカイル・コリヤーダ。
(曲が始まると同時に会場から手拍子)
音楽はMuseの「アイ・ビロング・トゥ・ユー」(邦題:あなたの声に私の心は開く)。
(驚異の滞空時間の4回転ジャンプ。大歓声:ワーワー)
最高のスタートを切りました。4回転トゥ+3回転トゥ!!
おぉ、なんと美しいトリプル・ルッツ。
(足替えキャメルスピン)
見事なエッジのコントロール。スピンの回転がセンターを維持したまま、エッジをチェンジします。
最後のジャンプ、トリプルアクセルを跳ぶために、集中力をキープします。
そして、成功させました!!
(ストレッチ自在のステップシークエンス。♪I travel half the world to say
…You are my muse♪地球を半周して恋人に愛の言葉を伝えに行くコリヤダ君)
(フライング・シット・スピンの途中から、拍手鳴り止まず)
(チェンジフット・コンビネーションスピン。♪あーあー あああ あーあー あああ あーあああー ふぅぅぅ♪)
演技終了。
おぅ、イエス!! この歓声をお聞きください!!
ミハエル・コリヤダの、まさにベストな、最高の出来の演技でした。
センセーショナルな4回転トゥを組み込んだコンビネーションジャンプでスタートし、ビュ~ティフルなトリプル・ルッツ。
これまでは4回転ルッツを跳んでいましたが、3回転にして4回転の量より全体の質を高めることを選びました。
トリプルアクセルの飛距離の長かったこと!
(戦略を変更した)甲斐はありました。
テクニカルポイントを見てください!!
美しいエンディング。誰もに見事だと思わせてくれる、すばらしい演技でした。
肩の力を抜いて、さりげなくトリプルアクセルを跳んだように見えました。
これまでは、うまい具合に跳んだと思ったのに、よくない結果(転倒や両足着氷)になったことも時にはありましたが、今回は大丈夫でした。
あらゆる要素が見事でした。
今まで見た彼の演技の中で、一番よかったかもしれません。
本当に、驚くほど素晴らしい演技でした。
97.04が、ゴールデン・スピン大会で出した彼のシーズンベストです。
もちろん、ISUのチャンピオンシップスとは、状況が違う大会でのスコアです。
でも、ものすごい点数が出ると思いますよ。セカンドマークは、高く付けられるべきでしょう。
(演技のリプレイを見ながら)
このコンビネーションジャンプの質をご覧ください。
4回転トゥと3回転トゥのコンビネーション。彼は、楽々と跳んでいるように見えます。
自信を持って跳んでいます。
そして、これはトリプル・ルッツ。
4回転ジャンプを跳ぶリスクを避けて、3回転ジャンプで質を追求しています。
そして、トリプルアクセル。左の肩が少し後ろになって踏ん張りましたが、うまく隠せました。
すべてのスピンとステップがレベル4です。
今日、ここまでで、ステップでレベル4を取った選手は、ほとんどいません。
あぁ、すばらしかったよ。
(意訳)彼は、驚くほど平然としているね。飛び上がって喜んだりしてもよさそうなものなのに。
「僕はいい演技をしましたよ。さぁ、ジャッジのみなさん、どう評価しますか?」みたいなね。
注目が集まります。すごい点数が出るでしょう。
現時点でのトップは、ロシアのサマリンの91.97点です。
ロシアの選手が1位と3位にいます。1位が新しくなるでしょう。
ひゃ、ひゃくポイントと49です!!
とーんでもない点数をミカイル・コリヤ~ダが出しました。
テクニカルスコアが、54.05。質が大事だという証明です。
コリヤダが、8.5点差でトップに立ちました。
いや~、ファンタスティックです。
残る選手は二人です。