こんばんは。ミハイル・コリヤダ君の負傷から立ち直るのに、若干の時間がかかってしまった種子島ぴーです。
手首、骨折していないといいのですが・・・インタビューを受けずに去ったようで、メンタルも心配です。
が、気を取り直して、ハビエル・フェルナンデス選手の優勝を祝いたいと思います。
SPから一夜で痩せたのではないかと思うほど、きりっと引き締まって登場したハビ。
採点上は完璧な演技ではなかったわけですが、私にとっては完璧な演技でした。
最初のコンビネーションジャンプと続く単独4回転の二つを成功させて、「我こそは、ラ・マンチャの男、ドン・キホーテ」と名乗りをあげるシーン。
いつも、どちらかのジャンプに失敗して、自信なさげにうやむやな場面になっていましたが、初めて「決まった!!」と思いました。
これ、本当に見たかったんです。
一つ一つの動作も、平昌よりも“ドン・キホーテ”で、あっという間に物語の世界に引き込まれてしまいました。
ほんとに4分も滑ったのかな?
一人だけ、2分ぐらいにしか感じられなかったんだけど。
あっという間に、終わっちゃった。
会場中の人が、国に関係なく、祈るように彼を見つめているのがわかりました。
スペインの実況、途中から泣いてましたよね。
プルシェンコ皇帝やジュベール王子が去った後のヨーロッパ男子フィギュアを、一時期一人で引っ張ってきたような人だから、こんなふうに愛に包まれて終われてよかった。
ジャンプがふんわり2回転になっても、着氷でステップアウトしても、失敗感ゼロ。
ただ、涙が流れる、すばらしい演技でした。
おめでとう!!ありがとう!!