こんばんは。昌磨とコリヤダ君で、ハッピーな日曜の夜を過ごしている種子島ぴーです。
まずは、プレシーズン・ロシア・テストスケートのコリヤダ君。
今夜は話題のフリー『ホワイト・クロウ』が見られるということで、
ドキドキしていました。
https://www.youtube.com/watch?v=x_K_x0dJGbs
58分あたりから
ドキドキの理由その1は、今までのコリヤダ君からすると、
SPが完璧だったからといって、
フリーもいいとは信じられなかったこと。
その2は、『ホワイト・クロウ』は、天才バレエダンサー ヌレエフを描いた映画なので、
「コリヤダ君の演技からも、天才感がにじみ出ていないと、
作品として物足りないのではないか」と心配だったからです。
6分間練習では、ジャンプの調子がよくないようで、
「やはりフリーで崩れてしまうのか?」と不安でした。
しかし、しかし、しかし!!
今夜のコリヤダ君は、神がかっていました!!
「この作品を見た人は、これまでのミーシャと違うと言うでしょう」と、
インタビューで本人が話していましたが、
作品が今までと違うというよりも、
こんなふうに演技をするコリヤダ君を、初めて見た思いでした。
なんと表現すればいいのでしょうか。
天界の清らかさ、静謐(せいひつ)、神がかった・・・
ただもう引き付けられて、動けない。
冒頭の4T+3Tを自信に満ちて着氷すると、
その後は、失敗する気がしませんでした。
ジャンプが成功するたびに、観客の歓声とため息と拍手が大きくなり、
三連のジャンプを跳んだあたりから、
熱狂がうねりとなって、スタジアムを包んでいきました。
最後のスピンに入るあたりから、
スタンディングオベーションで音楽が聞こえなくなっていました。
テストスケートで、スタオベです!!
見終わると、本当に心から泣けてきました。
ここにたどりつくために、苦難の2年間があったのでしょうか。
トンネルを抜けた先に、別人のようなコリヤダ君が現れたではありませんか。
プレシーズンのこの時期に、ここまで仕上がっているなんて、
想像もしませんでした。
「遅れを取り戻したい」と焦るコリヤダ君に、
「焦る必要は何もない」と、繰り返したというミーシン爺。
演技が終わっても、平静を装っていましたが、
何度もカメラを向けられるうちに、思わず「ニヤリ」。
「してやったり!!」ってか?? (笑)
ミーシンの手腕に、誰もが脱帽しているでしょう。
そして、世界中のライバルたちが、ヒヤッとしていると思います。
「ロシアのトップが戻ってきたぞ」と。
もちろん、ロシアの男子選手が一番、ひやっとしていると思います。
(アリエフ~、焦って無理しないでねー)
うーん、すごい。
本来であれば、盛り上がりに欠ける曲だし、
ほかのスケーターでは、いまいちなものになりそう。
コリヤダ君にしか滑れないプロだ。
インタビユーでの精悍(せいかん)な顔つきに、
遠い存在になってしまったのか??…
と思ったけど、
笑うとかわいい、いつものコリヤダ君だ!!
あー、よかった。
グランプリシリーズで、お会いしましょう!!