オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ネイサン・チェンの衣装問題は、まだ14、5年続きます。

演技も衣装も点数も異次元だった、ネイサンの全米フリー。

こんばんは。今日の東京は、ものすごい強風。本気で飛ばされそうになった種子島ぴーです。

いやー、すごかったですね、全米選手権のネイサン・チェン。

フリーも、文句のつけようがない完璧な演技でした。

もちろん、重箱の隅をつつけばいろいろあるのでしょうが、あれだけの演技をされたら、まずは直立不動で10秒ほど敬礼したい気分です。(なんのこっちゃ!!)

 

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泣くな!! ラファ親父!!

テクニカルは、加点GOGOGO!!ってことで、5のオンパレード。

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5! 5! 5!

 

プログラム・コンポーネンツは、ジュージュージユーと香ばしい10点の大行進。

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10! 10! 10!

ちなみに、スケート・アメリカのときのプログラム・コンポーネンツは、こんな感じなので、演技の完成度が高いと、すべての要素がつられて上がるということなのでしょうか。

 

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PCSの謎は深まるばかりですが、今回の場合はすばらしい演技だったので、どーでもよしとしましょう(笑)

 

ブラックホワイトラインアスリート素材だが、ペンギンシャチバク衣装ではなかった。

が、やはりというか、当然というか、見ている者のテンションを下げるベラベラ・ウォンウォン衣装に身を包んで登場したネイサン。

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最初に見たときは、「え゛ー。またかよぉぉ」と思いました。

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時代は、ブラック×ホワイトライン×アスリート素材

 

ところがこの衣装、「ランド・オブ・オール」に、偶然合っていたんです。

同じブラック×ホワイトライン×アスリート素材を用いているのに、

SPのペンギンシャチバク衣装とは違いました。

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大きな違いは、体にぴったり、ピチピチしていない点。

ウエスト周りに余裕があって、ふんわりしています。
 

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しかも、素材に光沢があって、ホワイトラインも定規ではなくフリーハンドで描いたようになっているので、ネイサンの動きに合わせていい感じに変化します。

 

衣装を着てリハーサルはしなかったのか? 

が、「ふんわり感」が悲劇を生みますです(笑)。

ジャンプをするたび、シャツが上がってお腹が見えちゃうんですね。

ジャンプの軸がまっすぐでキレイなので、お衣装がきれ~に、体に巻き付いちゃいます。ちょっと気が散ります。

 

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ジャンプは、腕を体に巻きつけているからよかったのですが、キャメルスピンをしているうちに、遠心力でどんどん、どんどんどんどん衣装が上がってきて、見ているこちらがハラハラしてしまう事態に。

 

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アダム・リッポンの背中出し衣装に物言いがついたように、過度な肌の露出は減点になってしまいます。いやらしさは微塵もないものの、胸が完全に見えたらアウトだろうと・・・

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なんとか手で下げようとするネイサン。

ネイサンも、スピンをしながら、なんとか衣装を手で元に戻そうとしましたが、断念。

それでも、バランスを崩さず回転するネイサンはすごかった。 

 

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そんなわけで、元カノへの恨み節も(ネメシス)、自由世界へと亡命したダンサーの苦悩も(小さな村の小さなダンサー)、陽気で楽しいアメリカン・ジャズの世界も(キャラバン)、過酷な国境サバイバルも(ランド・オブ・オール)、すべてブラック×ホワイトライン×アスリート素材で表現して見せるネイサン・チェン。

そこに、アーティストとして、衣装面からフィギュアスケートの世界に革新をもたらそうとする崇高な意志を感じます。(←テキトーです)

 

「衣装なんかに演技を助けてもらっちゃなんねぇ」という、究極の潔さ。(←テキトーです)

こうなったら、白鳥の湖でもカルメンでもオペラ座でも、彼は同じような衣装で演じ続けることだろう。(←テキトーです)

ペンギン衣装でカルメンを演じるネイサンが、見たくなってきた。(←本当です)

 

ただ、ここで一つの疑問が浮かぶ。

もし、ブラック×ホワイトライン×アスリート素材のみで通したいのなら、なぜ、ネイサンはグランプリシリーズで、シャツとベストを着たのか?

 

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実は、大してブラック×ホワイトライン×アスリート素材へのこだわりはないのかもしれない。

となると、思い出されるのは、昨シーズンのVogue誌におけるヴェラ・ウォンのインタビューである。

 

(意訳)

「ネイサンの衣装をデザインするに当たって、私はオリンピック競技者としての尊厳や重要な場に参加するという意義を損なうことなく、幾何学性と無頓着さ(衣装にこだわっていない風)を表現したいと思いました」

 

30のデザインパターンから始めて、ネイサンと一緒にブラック、グレー、ホワイトの色を使って手を加えていきました。きらびやかな衣装ではありませんが、スポーツの洗練された、現代的な解釈によるものです」

 

彼らの深い意図までは、私の知能では理解できない。

作品を衣装で表現しているわけではないようにも取れる。だとすると、どの曲であっても、同じ衣装でいい気がする。

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オッケー!!


しかし、インタビューの中で注目すべき点は、そこではない!!

同じような30のデザインがあったという点である。

つまり、ショートとフリーで2着×15年分は、似たような衣装があるということか?! もしかして、ネイサン家のクローゼットにあったから、着ただけ??

 

かもーん!!(←大坂なおみ選手の声で)

 

素敵ネイサンブログ

ネイサン大好きなファンの方が運営されているブログ「林檎は落ちる」さんで、私のくだらないネイサン記事を取り上げていただきました。ありがとうございます。

全米SPのネイサン - 林檎は落ちる

 

同じ「はてなブログ」だと通知が来るのですが、アメブロその他で「オオナゾコナゾ」を取り上げてくださった方がいらっしゃいましたら、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

また、時々、ツイッターからもどーっとアクセスをいただくのですが、シェアしてくださった方、いつも本当にありがとうございます。(罵倒されていたら怖いですが・・・)

 

もう一つ、ネイサン大好きBABEさんのブログも、時々のぞかせていただいています。

BABE Collection feat. ネイサン・チェン

 

どちらのブログも、ネイサンへの愛情がつたわってくる素敵なブログです。

「ネイサン・チェン」で検索してこのブログにきたのに、くだらない記事に怒りを感じているあなた、上記二つのブログを訪ねてみてくださいね。