こんにちは。北海道のみなさま、先日の地震は大丈夫でしょうか。北海道在住の母から、「地震は大丈夫です」というメールをもらってニュースを付け、やっと地震に気づいた種子島ぴーです。
この寒さなので、電気だけは止まらないことを祈っています。
メドベとリーザの一騎打ち
さて、ロシア・カップ ファイナルが終わりました。
といっても、ロシアカップがあるのに、なぜロシア国内選手権に「ファイナル」があるのかよくわかりません。
ロシアカップとロシアカップ・ファイナル、ロシアカップ・ジュニアがあるようで、ロシアカップ・ファイナルは、世界選手権の選考材料の一つに規定されています。
「世界選手権に派遣する選手は、ギリギリのギリギリに選びたい」ということか? だったら、ロシアカップ(全ロシア選手権)の日程を後ろにずらせばいい気がする。
注目は何と言っても、女子シングル。メドベェージェワとトゥクタミシェワが、世界選手権最後の一枠をめぐって競いました。
事前の報道記事では、「ソフィア・サモドゥロワも、メドベェージェワとトゥクタミシェワと競う」とあったので、「欧州選手権優勝でも、まだわかりませんよ」ということなのでしょうか。
頑張っても頑張っても、永遠に続く選手権地獄(笑)。いや、笑えないな。
どう考えても、今季はザギトワ、トゥクタミシェワ、サモドゥロワが結果を出してきた気がするのですが。
で、サモドゥロワは今回出ていないので、メドベとリーザ(トゥクタミシェワ)の一騎打ちだったわけですが、結果は、1.71点の僅差でメドベ1位、リーザ2位。
点差は少なくても、印象の差は大きいこの順位。
「メドベージェワ復活」みたいな活字も踊っておりますが、実際に見ると、復活という感じではありませんでした。
ショートは、ミーシャ・ジー振付の「トスカ」。覚悟を決めたような表情で、一つ一つジャンプを決めていく様に、観客は熱狂。私も、努力が報われてよかったなぁと思いながら見ていました。
が、冒頭のメドベらしい“芝居”も含めて、なぜか感動しないんですよね。彼女の表現が好きな方も多いので、たぶん、好みの問題でしょう。
ジャンプも、ショートはともかく、フリーは“どっこいしょ感”があって、世界選手権ならアウトなのではないかというジャンプが目立ちました。着氷した後のポーズは、「キメ!」ってなるんですけどね。
一方のリーザは、果敢に3Aに挑戦してショートは尻もち。フリーはきれいに決まりました。そして、すべてのジャンプが軽いんですよね。
技術点はリーザのほうが高いけど、プログラム・コンポーネンツは、メドベのほうが高い。世界で戦うと考えたときに、これをどう見るか。
今季、肺炎でロシア選手権を棄権した以外は絶好調だった、リーザ。1度の試合で、メドベが復活したとみなされて逆転でしょうか。
でも、ロシアの観客やフラワーガールの反応を見ていると、人気はメドベのほうがかなり上な印象でした。ここで政治的な何かが働くのか?
しかし、リーザにはミーシンコーチが付いています。ここで政治的な何かが働くのか?
一方、メドベにはクリケットチームが付いています。ここで政治的な何かが働くのか?
とはいえ、サモドゥロワ選手も同じミーシンコーチです。同門で2人? ここで政治的な何かが働くのか?
しかしながら、重鎮タラソワ女史は、メドベをプッシュしています。ここで政治的な何かが働くのか?
そうは言っても、ISU的には、メドベとザギトワをもう一度競わせたいかも。ここで政治的な何かが働くのか?
と同時に、ISU的には、リーザと紀平選手のトリプルアクセルの戦いを演出したいかも。ここで政治的な何かが働くのか?
それはさておき、経済効果からすると、メドベのほうが間違いなくあるでしょう。ここで政治的な何かが働くのか?
角度を変えて考えると、エテリコーチが、メドベが選ばれることを許すでしょうか? ここで政治的な何かが働くのか?
私の予想は、メドベージェワが選ばれる。⇒が、大変な物議をかもす。⇒仕方がないので、ロシアカップ・ファイナル・オブ・ファイナルが開かれる!!
さて、結果はいかに。発表は、明後日か明明後日!!
ジャンプがジャンプなアリエフ…
そして、男子は、手のひらで語る男、ドミトリー・アリエフ選手のみに注目していたわけですが(笑)・・・
まずは、大好きなSP「モジリアニ」。
ニュー衣装で登場したアリエフを見て、「うーん、曲にイメージが合わないデザインだなぁ」と思ったら、なんと曲を変更していました。
大好きだった旧SP「モジリアニ」。「ここまで感情を込めて滑れるのか」と思うほど、美しい音楽に乗せて苦悩する画家モジリアニを表現していたわけですが、
感情移入し過ぎたのか、ジャンプがまったく決まらない試合が続きました。
私は、下を向いて苦悩の感情を表現するコリオが、ジャンプを跳びにくくしているのではないかと思っていたのですが・・・
調べてみると、やはり結果が思わしくないので曲を変更したようです。1月に発表ずみでした。残念。
新しい曲は、「ミッドナイト・ブルース」。
無精ひげを伸ばしたままの風貌で現れたアリエフ。なかなかにブルースな雰囲気で、期待大!!
が、ジャンプが全く決まらない(うぅ)
冒頭の4回転は3回転に、コンビネーションはパンク、3Aはお手付き。
演技を終えた本人も、「あ゛―、もうだめだ」って表情で、疲れ切った様子。
SPが終わった時点で、まさかの最下位に。えーーーー、そんなことって・・・。
フリーは、こちらも素敵な「Clouds, The Mind on the (Re) Wind」。
一発大逆転だ!! と思ったけれど、胸が痛いくらいジャンプが決まらない。
ただ、動きはどうしようもないくらい、美しい。いっそ、ダンサーになったらどうかと思う。
ジャンプを失敗しても見続けていたくなる美しさ。
今シーズンは、もう演技は見られないのかな。たぶん。
本人も、少しスケートから離れたいとコメントしていました。旅行に出かける程度なのかどうかは不明ですが、すっきり気分転換して、来季はまた美しい滑りがみたいです。
「日本にまた行きたい。すばらしい国」とインタビューで話していたので、またアイスショーで来てくれるでしょうか。
待ってます!!