オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

やっちゃえ、5回転!! 昌磨は何もぶれてない。

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EXでキリッとな。

こんにちは。国別対抗戦について書きたいことはいろいろあったけど、ありすぎるので、いっそ書かずに流されていくことにした種子島ぴーです。てへへ。

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ひと休み、ひと休み。

 

しかし、結論としては、昌磨の瞳にキラキラが戻ってきて、心底楽しそうにしている姿が見られたので、100点満点の大会でした!!

 

さて、「宇野昌磨が5回転ジャンプを××」という話題について、あれこれ言っている人がいるようですが、あれこれ言う意味がわからないのでまとめます。

 

発端となった昌磨コメント

・「ケガをするから4回転以上のジャンプをやらないと言ってきたけど、ルッツもそれ以上のジャンプも視野にいれて練習していきたい。4回転半は僕にはあまり向いていないのかなと正直思う」。

・5回転について問われ「ルール的にあるか知らないですけど、トーループが回りすぎるので、トーループを少しだけ練習していこうと思う。練習するっていうのはいくら公言しても、本番ではやりませんって言えばいいので。練習はしていきます」。

 

どうですか? 違和感ゼロ、突っ込みどころゼロのコメントですよね。

 

マスコミは“5回転”というワードに飛び付いて、記事のタイトルに持ってきます。

当然です。サンスポが書いてデイリーが書かなかったら、デスクに怒られますからね。

 

各社記事タイトル

 ざっとタイトルを拾ってみると

宇野昌磨、夢の5回転ジャンプ挑戦に意欲「成長していかないと。練習はしていきます」/デイリーニュース

 

宇野昌磨、来季フリーは4回転5本に挑む…5回転トウループにも意欲/スポーツ報知

 

宇野昌磨、未知への探求「何か楽しめるものを探し、それが5回転」/スポニチ

 

宇野昌磨、世界動かす! 人類初5回転へ伊東委員長「まず、跳んだ実績必要」/デイリースポーツ

 

思ったより冷静な表現です。もっとあおってくるかと思いました。

5回転に「意欲を示す」「練習に着手する意欲を示す」ですから、こちらも突っ込みどころはありません。

 

ちなみに「世界動かす!」は、記者の言葉です。昌磨じゃありません。

 

昌磨は迷走していません。 

かつては、「4回転アクセルいうのは、にゃあにゃ? ほんにゃもん。あるにゃにゃ?」(河村知事対談より抜粋)だった昌磨ですし、
オリンピックチャンネルのビデオでは、「5回転ジャンプは可能なのでしょうか」と、かわいい声でナレーションをする一方、「僕はわかりませんけど、人間は可能では」と冷めた視線も持ち合わせていた昌磨。

 

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ても、今回の国別で、「挑戦するって楽しい」「夢のあることに挑戦するのも、練習のモチベーションになる」と発見したわけです。

 

  1. オリンピックチャンネルのビデオは、伏線ではありません。
  2. プログラム編成について迷走しているわけではありません。

 

それを、「5回転ジャンプをプログラムに入れます」と言ったかのように受け取って騒ぐ人々。

昌磨は賢明な人です。ビッグマウスだったことはありません。

3A+4Tのコンボだって、「何年もかけて仕上げていきたい」と言ってます。

 

「5回転より、まずは4回転ジャンプを修正することが第一」って、おまえら昌磨の上司かよ!! (笑)

 

それとも、4回転半を練習するのはOKで、5回転は×だっての?

うちの昌磨は、3回転半より4回転トゥを先に習得した、後ろ向き踏み切り派なんだよ!!(笑)

 

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「やっぱり僕は何か新しいことをやっているときが、一番楽しめているのかなと。楽しめることを探して、それが5回転というものになるのかな」

 

うん。そうだよね。スポーツの楽しさって、まさにそこ。

昌磨が現役選手の間に、5回転ジャンプの時代がくるのか来ないのかわからない。

でも、昌磨をずっと見てきた人は、昌磨の言葉の本当の意味を、きちんと理解していると思う。

怪我にだけは気を付けて、5回転ジャンプの練習を、バンバンやっちゃってください。

 

あれこれ言う人が100人いたとしても、エールを送っている人はその10倍いることを忘れないで!!