こんにちは。国別対抗戦について書きたいことはいろいろあったけど、ありすぎるので、いっそ書かずに流されていくことにした種子島ぴーです。てへへ。
しかし、結論としては、昌磨の瞳にキラキラが戻ってきて、心底楽しそうにしている姿が見られたので、100点満点の大会でした!!
さて、「宇野昌磨が5回転ジャンプを××」という話題について、あれこれ言っている人がいるようですが、あれこれ言う意味がわからないのでまとめます。
発端となった昌磨コメント
・「ケガをするから4回転以上のジャンプをやらないと言ってきたけど、ルッツもそれ以上のジャンプも視野にいれて練習していきたい。4回転半は僕にはあまり向いていないのかなと正直思う」。
・5回転について問われ「ルール的にあるか知らないですけど、トーループが回りすぎるので、トーループを少しだけ練習していこうと思う。練習するっていうのはいくら公言しても、本番ではやりませんって言えばいいので。練習はしていきます」。
どうですか? 違和感ゼロ、突っ込みどころゼロのコメントですよね。
マスコミは“5回転”というワードに飛び付いて、記事のタイトルに持ってきます。
当然です。サンスポが書いてデイリーが書かなかったら、デスクに怒られますからね。
各社記事タイトル
ざっとタイトルを拾ってみると
宇野昌磨、夢の5回転ジャンプ挑戦に意欲「成長していかないと。練習はしていきます」/デイリーニュース
宇野昌磨、来季フリーは4回転5本に挑む…5回転トウループにも意欲/スポーツ報知
宇野昌磨、未知への探求「何か楽しめるものを探し、それが5回転」/スポニチ
宇野昌磨、世界動かす! 人類初5回転へ伊東委員長「まず、跳んだ実績必要」/デイリースポーツ
思ったより冷静な表現です。もっとあおってくるかと思いました。
5回転に「意欲を示す」「練習に着手する意欲を示す」ですから、こちらも突っ込みどころはありません。
ちなみに「世界動かす!」は、記者の言葉です。昌磨じゃありません。
昌磨は迷走していません。
かつては、「4回転アクセルいうのは、にゃあにゃ? ほんにゃもん。あるにゃにゃ?」(河村知事対談より抜粋)だった昌磨ですし、
オリンピックチャンネルのビデオでは、「5回転ジャンプは可能なのでしょうか」と、かわいい声でナレーションをする一方、「僕はわかりませんけど、人間は可能では」と冷めた視線も持ち合わせていた昌磨。
ても、今回の国別で、「挑戦するって楽しい」「夢のあることに挑戦するのも、練習のモチベーションになる」と発見したわけです。
- オリンピックチャンネルのビデオは、伏線ではありません。
- プログラム編成について迷走しているわけではありません。
それを、「5回転ジャンプをプログラムに入れます」と言ったかのように受け取って騒ぐ人々。
昌磨は賢明な人です。ビッグマウスだったことはありません。
3A+4Tのコンボだって、「何年もかけて仕上げていきたい」と言ってます。
「5回転より、まずは4回転ジャンプを修正することが第一」って、おまえら昌磨の上司かよ!! (笑)
それとも、4回転半を練習するのはOKで、5回転は×だっての?
うちの昌磨は、3回転半より4回転トゥを先に習得した、後ろ向き踏み切り派なんだよ!!(笑)
「やっぱり僕は何か新しいことをやっているときが、一番楽しめているのかなと。楽しめることを探して、それが5回転というものになるのかな」
うん。そうだよね。スポーツの楽しさって、まさにそこ。
昌磨が現役選手の間に、5回転ジャンプの時代がくるのか来ないのかわからない。
でも、昌磨をずっと見てきた人は、昌磨の言葉の本当の意味を、きちんと理解していると思う。
怪我にだけは気を付けて、5回転ジャンプの練習を、バンバンやっちゃってください。
あれこれ言う人が100人いたとしても、エールを送っている人はその10倍いることを忘れないで!!