こんばんは。種子島ぴーです。
今日の東京は、またまた寒いです。みなさんも体調、気を付けてくださいね。
さて、昨日の強化指定選手の発表を受けて、
「若手を差し置いて、なぜ今さら高橋大輔を選ぶのか」という話がちらほらあるようです。
「だったら、若手の◎◎君を入れてあげればいいのに~」みたいな、漠然とした感情論ですね。
釈然としないので、確認しておきたいと思います。
例)「高橋選手を選ぶなら、頑張っている若手の◎◎選手を入れてほしい」
⇒大きな勘違いです!!
今回、男子で特別強化選手に指定されたのは、4名ですが、女子は、5名(前回は6名)いました。
全日本に出場しなかった羽生選手が含まれていることからもわかるように、全日本選手権3位以上と同等のシーズンベストを持つ選手は、指定する可能性があります。
定員が4名なわけではありません。
- 高橋選手が指定されなければ、誰かが繰り上がったわけではありません。
- 投票で選ばれたわけではなく、結果が基準を満たしているかどうかです。
- 若手の◎◎選手が、相応のシーズンベストを出していれば、指定されました。
例)「国際大会に出ないと言っていた高橋選手を、なぜ強化選手にするのか」
⇒資格はあるが、強制ではない。
グランプリシリーズ2戦に出る資格(または選ばれる可能性)はクリアしています。
しかし、国内大会しか出場しない選手は、強化選手になれないという話はないのでは?
国内だけであろうが、試合で戦える水準を維持するには、お金がかかります。強化費用は必要です。
「海外に出る費用、全部持ちます」っていう話ではないですしね。
それで言うと、航空会社のスポンサーが付いている選手は、ぜひ国際大会に出たいところではあります。
例)「若手選手から、国際大会に出るチャンスを奪った」
⇒ちょっと、何言ってっかわからない。
理由は、先に書いた指定基準のためです。
国際大会に出るかどうかは、改めてコーチ陣と話しあうということですが、それはそれです。
それにしても、「若手にチャンスを」というけれど、ベテランだって技術を強化したいし、強化しちゃいけないのだろうか。
そんなスポーツは嫌だ。
「あなたは頑張って結果を残しましたが、年取ってるから除外します」みたいなね。
そもそも、まだ30代前半ですよ(笑)
昨年は、強化指定選手ではなかったのに、自費であそこまで戻してきた人だ。やっぱりすごいよ。
ヴィンセント・ジョウ選手が、ジャパンタイムズのインタビューで高橋選手のことを語っていた部分を抜粋して意訳すると、
Productive partnership: Hamada helps Zhou find success | The Japan Times
高橋大輔が、引退から4年経って復帰したことについてジョウに尋ねると、
「復帰の話を聞いたとき、もし本当に彼が復帰するなら、手強い競争相手とみなされるだろうと思いました。そのこと自体が、すばらしいこと。
あんなに長く競技から遠ざかっていたのに、復帰すれば脅威になると他の選手に思われることが、すごい」。
「関西大学で練習しているときに、彼が滑るのを見たけれど、彼は本当にすごかったです。
僕は、エバン・ライサチェクやプルシェンコと一緒に、高橋が演技をするのを見て育ったんです」
外野がいろいろ言っても、選手たちに意義はないと思います。
ということで、まとめると、
- 高橋大輔は、どの若手の前途も阻んでいない。
- 高橋大輔が特別強化選手を辞退しても、他の人が繰り上がるわけではない。
- 相応の結果を出していれば、特別強化選手の枠はまだあった。
- ベテランが強化されて、何が悪い(☜私見)
- 万が一にも、高橋大輔は辞退しないでくれ(☜私見)
- 「氷艶」を観に行きたいのに、「THE ICE大阪」と重なって観に行けない(☜自己都合)