オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ついに見た「浅田真央サンクスツアー in東京」備忘録

とうとうサンクスツアーへ。

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こんにちは。今朝起きたら、ものすごく疲れていた種子島ぴーです。


昨夜の「浅田真央サンクスツアー」で、予想以上に脳ミソがやられてしまっていたようです。

当日は、朝から落ち着かず、何をやっても手に付かず。緊張して、なんか気持ち悪くなってました(笑)

 

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これはまさに、真央ちゃんが試合に出ていたときのあの感覚(笑)


今回、最前列の席だったので、「真央ちゃんが近くに来たらどうしよう~」という不安や、「リンクを周って客席とタッチする場面で、傷つけないように爪を短くしておこう」とか、根拠のないあれこれに振り回される私。


結論から言うと、出演者とタッチする場面はなく、真央ちゃんは何度も近くに来て、死にそうでした。


ショーの感想は、ネタばれになるので、どこまで書いていいかわからず。
印象に残ったプロを、順不同でざっくり書くことにします。
注)これから観に行くので何も知りたくないという方は、ここから先は読まないでくださいねー(すみません)。

 

グッズ買っちゃいました。

▼パンフレットとランチトートを買っちゃいました。

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パンフは1000円で、しっかりした内容でお値打ちです。

トートは、底にしっかりとしたマチがあり、持ち手も丈夫です(2000円)。

 

ここから感想です。 

「浅田真央サンクスツアー」は、全国の大小いろいろなリンクを周るためか、大道具に頼らず、演技の中身と美しい衣装、小道具で魅せてくれるショーでした。

真央ちゃんは、出ずっぱりで、すべてのシーンを全身全霊で演じていました。


(テレビで何度も放送されているので言っちゃいます)

オープニングは、真央ちゃんの引退会見の映像が流れ、観客が想いを共有したところで、「This Little Light Of Mine」。


黒いマントに身を包み、「This Little Light Of Mine.I’m gonna let it shine.--私の中の小さな灯を、いつか輝かせよう」と、苦悶する人の姿が。2014年のEXですね。

 

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別の会場のものです。

やがて、マントを振り払い、光の中からあの人が飛び出してきた!!
うぉー、真央ちゃ~ん!!

「Smile」に突入。
テレビで何度も目にしていたけど、ゴールドのキラキラ衣装は、実物で見ると、ほんっとーにキラキラです。


泣くなー、まだ早いぞぉぉ(笑)と、涙を押しとどめます。


いや、本当に、怖ろしいほどのオーラなんです。「古代の人が見たら、女神さまだと思って信仰しちゃうんじゃないか」などと考える。☜ショーに集中しろよ!!

 

続いて今井遥ちゃんの「So Deep Is The Night」。
私は、真央ちゃんの演じるこのプロが大好きで、海外の試合のEXで彼女がこれを滑ると、同じ日本人として誇らしい気持ちになったものでした。衣装もヘアスタイルも大好きでした。

 

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遥ちゃんの演じるこのプロも素敵。衣装も、真央ちゃんのときとは全く違うのですが、繊細で素晴らしかったです。

そして、滑りに“格”を感じるというか、この人も日本のトップスケーターの一人だったことを思い出させてくれました。

 

ショーのクオリティを上げる無良氏

次に、男性陣による「ノクターン」。
「浅田真央サンクスツアー」のクオリティをあげているのは、間違いなく無良崇人さんでした。

選手引退後に、演技力を数段階引き上げたと感じる無良くんですが、ジャンプの安定感も選手時代よりすごいかも。

昨日の公演では、トリプルアクセルを3、4回跳んだと思う。連続3回転も入ってた。
選手時代なら、「ジャンプを跳ばずにパンクしてしまうのでは」と思うような場面でも、しっかりきっかりばっちり決めてきます。


圧巻は、一曲演じ切った「鐘」。

もう、素晴らしいです。冒頭のトリプルアクセル、トリプルアクセル+2Tも完璧に再現。気迫あふれるステップもイーグルも、見事でした。

途中、真央ちゃん引退の年の「THE ICE」で見た、小塚君のヨロヨロした「鐘」がふっと頭をよぎりました(笑)。

あれは、数時間練習してコリオを真似しただけだったよね。ごめんよ、小塚君。

 

「踊るリッツの夜」や「素敵なあなた」は、コミカルな演技や小道具の使い方に余裕が。初年度のテレビ放映で見たものより、全員動きが洗練されていました。


他に印象的だったのは、真央ちゃん以外の女性陣による「月の光」。
演出がとても素敵でした。☜ここは秘密。

 

「チェロ・スイート」を、まるまる一曲、真央ちゃんが滑ってくれたのも感激。こんなに出ずっぱりなのに、選手時代と同じように滑ってくれるなんて。

 

「蝶々夫人」は、イントロが流れてきた瞬間から泣きそうになる。
試合でのいろんなシーンも思い浮かぶ。あの紫の衣装、好きだったなー。今回は、別の衣装ですが、長い袖がきれいに見えるように、腕を大きく使って動いているのがわかりました。

 

見逃した~!!

そして、競技生活最後の年に演じたリチュアルダンス。

「黒のリチュアルダンス」は格好良く、「赤のリチュアルダンス」は妖艶に。どちらもキレキレでした。
残念だったのは、黒から赤への早着替えシーンを、遅れてきたお客さんが前を通ったのに気を取られて、見逃したこと(泣)
まじか~!! てか、こんな終盤に来るなんて、ショーがあるのを忘れていたんだろうか。ううううぅ・・・。

 

体中の血が逆流!!

そして、問答無用の「ラフマニノフのピアノ協奏曲」へ。
会場の空気ががらりと変わります。

 

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まず、無良くん、橋本誠也、川原星、エルネスト・マルティネスの男性陣4人が前半を滑り、真央ちゃんにバトンタッチ⇒最後のジャンプを跳んで、伝説のステップに入る。
・・・という流れでした。


男性陣も、「この曲は大切にしなければ」と思っていることが、ビシビシ伝わる滑りです。

バトンタッチした真央ちゃんが、最後のループジャンプを~~~パンクしちゃいました。本人も、「あっ!」という表情。


しかし、ステップに入ると、自然と全員が手拍子。私も、りゃあ~~と体中の血が逆流!!!

真央ちゃんが、ソチのリンクで、一人戦っていた姿がよみがえります。


「応援してくれている人がいて、一人で戦っているんじゃないと思えた」と、テレビでは話していましたが、こうして冷たく固い氷を至近距離で見ると、過酷な状況でただ一人、リンクの上にいたと思わずにはいられません。


うーん、パワーが満ちてくるぞ~と拍手しながら周囲を見ると、あれ??みんな泣いてる!!
しまった、私も泣きたかった~。涙は出てこなかったのですが、なんか損した気分(笑)

 

最後は、全員の紹介があって、エンディングへ。
日ごろは大声を出せない私ですが、ここで叫ばなければ一生後悔する気がして、「真央ちゃーん」と、何回か叫べました。

 

今回の会場は、客席も少なく、リンクと距離がとても近かったと思います。こんなすばらしい環境が、一番前の席でも7500円!!

ものすごいエネルギーを使ってノンストップで演じてくれた真央ちゃん。
この人は、やはりソロが似合う。
アイスショーの一角で滑っている姿は、もはや想像できません。

 

そして、引退して、滑りが力強く、一蹴りが大きくなった真央ちゃん。
今が全盛期と言えるかもしれません。

今年は公演回数が倍になって、追加公演もあって、本当に大変だと思います。

でも、まだチケットが取れていない人のことを考えると、頑張って日本中をもう何周もしてほしいです!!