こんばんは。書き終えた直後のブログが消えてしまい、
息も絶え絶えに書き直している種子島ぴーです。
私の中の「浅田真央という時代」
ふぅぅぅぅ。
終わりましたね、とうとう。
「みなさんにお礼の気持ちを伝えたい」
という言葉で始まったサンクスツアー。
3年間で202公演。毎回、全力投球で。
3年間もお礼を言い続ける人なんて、
いないですよ。
私は、「今日は泣くこともないだろう」と、
気楽な気持ちで紅茶など入れ、
部屋着よりも若干身なりを整えて、
パソコンの前にスタンバイ。
しかーし!!
開演前の舞台裏が映った瞬間、
もう泣いとるやないかい!!(笑)
なんなんでしょうね。
真央ちゃんの演技を見ると、
自分の人生の棚卸しをしているような気分になる。
私は、年月日ではなく情景で過去のことを記憶しているので、
「あのとき、あんなことがあったよね」
「あの頃、ああいう状況で悩んでいたんだっけ」
といったことが、瞬間的によみがえってくるんです。
サンクスツアーは3回見ていますが、
きょうは、どのメンバーからも、
「最高の演技をしよう」という気迫と気合が伝わってきて、
間違いなく最高のショーでした。
どのプログラムもすばらしいですが、
鳥肌がたったのは、
『蝶々夫人』と『ラフマニノフのピアノ協奏曲』。
『蝶々夫人』は、試合のときの
柔らかく、たおやかなイメージとは違って、
内なる感情を爆発させ、泣き叫ぶような『蝶々夫人』。
圧巻でした。
『ラフマニノフ』は、いつ見ても感動しますが、
今日は、ソチの会場の緊張と緊迫した空気を、
そのまま運んできたような演技でした。
オリンピックでもないのに、オリンピックの空気を出せるなんて、
考えられないです。
「本当にしあわせで最高の時間でした」。
真央ちゃんの言葉に、
「しあわせで最高の時間は、努力なしでは手に入らない」と思う。
現役時代をしのぐ技術と表現力を、
引退から4年経ってなお、見せられる浅田真央は、
間違いなく偉大である。
ありがとう。お疲れ様。
もうこれ以上、
「現役時代と同じままで滑り続けてほしい」
なんて、わがままは言いません。
ただ、私の人生の中に間違いなく
「浅田真央という時代」が存在するので、
真央ちゃんには、しあわせでいてほしい。
それは思います。