オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昌磨×エテリの化学反応に期待。わくわくサマーキャンプinロシア!

こんにちは。次から次に飛んでくる昌磨の新情報ビームに、ヘロヘロな種子島ぴーです。ちょっとは加減してくれぃ!!

 

みんなワクワク、サマーキャンプ 

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さて、宇野昌磨選手がエテリコーチのサマーキャンプに参加することがわかりました。

「移籍」だったらギョッとしますが、「サマーキャンプ」と聞いて、俄然わくわくしてきましたよ。

頭の中に、ドラクエのテーマミュージックが流れています♪


サマーキャンプと聞いてまず思い浮かぶのは、昨年、コリヤダ君がラファ親父のところへ行った件。

 

 
 
 
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#teamraf #worldmedalists #nathanchen #rafaelarutyunyan #valentinachebotareva #mikhailkolyada #figureskating

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昨シーズンは病気に悩まされたコリヤダ君でしたが、キャンプ直後のプレシーズンでは、抜群の仕上がりでしたよね。遂には、サマーキャンプの成果で結婚まで!!(☜関係ない?いや、あるかも…と睨んでいます)

 

スイスのランビ伯爵も、サマーキャンプをやっていたと思うし、佐藤有香さんもジェレミー・アボットと一緒に、海外キャンプで教えてましたよね?(記憶違いがあればすみません)。日本の野辺山合宿も夏でしたっけ? 

サマーキャンプ!!

それは、新しい出会いと素敵な化学反応が起こる場所。

 

「エテリコーチ×昌磨」で何が起こるか、ファンはわくわく、ライバルは戦々恐々じゃないですか!! 

 

が!! エテリコーチの元には男子のシニアスケーターがいませんよね。

以前、男子スケーターを育てることの難しさをインタビューで答えていたな~というのを思い出して、探してみました。

 

↓コチラです。ロシア語の記事を英語に訳してくださっているサイトの記事をお借りします。

Eteri Tutberidze: During the work pity does not help « ⛸ FS Gossips

 

これを読むと、むしろ、エテリの方から昌磨に「遊びに来ない?」と誘ったのではないかと思えてきます。つまり、コーチの指導に文句を付ける前に、まずはやってみるアジアの男子スケーターを、エテリ組は必要しているのではないかと。

 

エテリ自身が、インスタグラムで発表したことからも、「ウェルカム~」っていう彼女の気持ちが伝わってきます。

 

エテリインタビュー翻訳 

上記のブログを、抜粋して要点だけ訳します。

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TVインタビューにて

Q)アジアの選手は、肉体的にジャンプが跳びやすいと思うか?

 

エ)アジアとロシアの男性では骨格や筋肉繊維が違う。それが、フィギュアスケートに優位に働いていると思います。でも、問題は、肉体的なものではなく、精神的なもの。

アジアの男子は、目上の人に質問をしないように育てられている。

ところがロシアの男子生徒は、それをやるべきであっても、そうでなくても、まず「この練習をやる必要があるのだろうか?」と、コーチの仕事について自問し始めます。それが、コーチとしての仕事をやりにくくする。アジアの人は、そういうことはない。言われれば、やる。

 

Q)では、ロシアの男子フィギュアがアジアのライバルに勝つには、アジア人のようなメンタルを持った生徒を探すべきなのか? それとも、今いる人たちでなんとかすべきなのか。

 

エ)私自身に限って言えば、今ある素材(生徒)で私たち自身の製品(すぐれた選手)を創ろうとする以外に選択肢はない。あえて「素材」「製品」という、読者が不快に感じるかもしれない言葉を使いましたが、実際そうです。メドベージェワは、私たちの工場の製品です。

 

Q)では、あなたはまだ男性のシングルスケーターのチャンピオンを創れる素材に出会っていないのですか?


エ)アディアン・ピトキーエフは、とても優秀な男の子でした。審査員や観客のうけもよかった。カルムイク人(モンゴル系民族)のルーツを持っています。私たちのグループの生徒の中では、私たちが創りたい“素材”にもっとも近い人物でした。(世界ジュニア銀メダル、ジュニアグランプリファイナル2位。すでに引退しています)

 

Q)では、なぜ結果が出なかったのか?

 

エ)思春期が始まり、質問が多すぎるようになりました。同じ時に何人かの男の子たちが一緒に練習していたのですが、コーチたちは、「あなたのことを愛している」と、毎日証明してあげる必要がありました。

もちろん、彼は必要とされているのに、自分は必要とされていないと感じて、涙を流しました。必要とされているのですから、それ以上、何ができたでしょうか。このため、練習はよくない結果に終わりました。

彼は、スケート靴をゴミ箱に捨てて、走り去っていきました。もちろん、スケートを辞めたくはなかったでしょう。けれど、彼は誰かがスケート靴をゴミ箱から拾い出してキレイにし、「アディアン、戻っておいで」と言うのを望んでいました。

 

さらに、今では別の世代の男の子たちも、突然、同じようにふるまうようになりました。彼らはこういう形で、私たちが愛情を示すのを望んでいますが、私には理解できません。

 

(「ロシアの生徒は、練習時間を無駄にしている」というような話)。

アメリカやカナダの選手は自分でレッスン料を払っているので、時間を大切にする。アメリカでコーチをしていたとき、生徒の少女に「今日の調子はどう? 学校でどんなことがあった?」みたいな質問をしていたら、「エテリ先生、レッスンが始まって数分経つのに、まだしゃべってますよ」と指摘されて恥ずかしかった話。)

 

Q)「帰化した日本人スケーターが、隣でハードに練習する姿を見せてくれたら、ロシアのスケーターたちの助けになる」という冗談が、しばしば言われるが。

 

エ)問題は練習能力ではなく、育成にあります。東洋の人たちは、他の人をリスペクトします。日本では、「こんにちは」と言うとき、お辞儀をします。アメリカでは、挨拶するときに、相手の調子を尋ねます。知らない人にも、「調子はどう?」と。私たちは、無言で通り過ぎます。

(以下略)

 

エテリ先生、うちの昌磨は、「こんにちは」と言って笑顔でお辞儀しますよ。

コーチに指導されたら、ちゃんと練習しますよ。

スケート靴をゴミ箱に投げ捨て、「先生は、僕を愛していないんだね」と泣きながら走り去ったりしませんぜ。

ロシアのリンクに、明るい笑顔と太陽を持ちこみますよ。

 

私たちの愛され昌磨を、よろしくお願いいたします。