オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

友野一希選手、げんさんサマーカップ優勝!!

こんにちは。フィギュアスケーターは、お盆もクリスマスもなくて大変だなぁと思う種子島ぴーです。

 

げんさんサマーカップ2019の男子シニア部門が終了しました。

いやー、すばらしいものを見せていただきましたよ。

 

優勝した友野一希選手と2位になった山本草太選手が、二人とも死力を尽くした演技を見せてくれました。

 

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山本草太選手は、最後のポーズから立ち上がれないほどで、キス&クライでも「きつい、きつい」を連発。

 

友野選手も、太ももに手を置いたまま、しばしフリーズ。

 

なんか、私、こういうの好きみたいです(笑)。「エネルギー、一滴も残さずに滑りました」みたいなの。

選手も心残りがないと思うので--(スタミナの課題は残ると思いますが)--すがすがしいんですよね。

 

去年とは違う骨太の友野選手

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友野君の「ムーラン・ルージュ」は、昨年とは別人のように力強かったです。

6分間練習から、頭一つ抜きんでている印象でした。

冒頭の4T+3Tを危なげなく決めた後、フリーレッグが曲がりながらも4Sを着氷。ジャンプの軸がまっすぐで美しかったです。

 

3Aも高さあり。(幅よりも高さのある3Aは、回転が速い分ドキッとしてしまうのですが)

2本目の3Aで、コンビネーションで付けたジャンプで転倒してしまいましたが、全体の演技は崩れませんでした。

 

何よりすごいと思ったのは、ステップです。ムーラン・ルージュの重たい音に負けていない、重量感のある一蹴り。

昨シーズンのリバーダンスは、盛り上がる音楽ながら、ステップそのものは物足りなさを感じていました(すみません)。

ムーラン・ルージュは、スケーティングそのものに、貫禄がありました。

 

攻める山本選手

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山本選手は、冒頭で4回転の軌道に入るものの、パンク。

もう一度旋回して、4T+3T。すばらしい出来。

ここでもう一度、旋回して、4T!! 成功。

勝負に出たなと思いました。

3Aが1本目はパンクして、2本目は転倒。

3+3(ジャンプの種類は覚えてません)は成功して、再び会場大盛り上がり。

ステップに入る前に面白い入りのスピンがありましたが、このあたりで疲れてきてしまったようです。

それでも、4回転ジャンプを2本成功させるとは、復活からのすばらしい前進!!

やはり、山本選手は攻めの選手ですね。

 

友野選手と山本選手が勢いを持ってこそ、男子シングルは面白くなってくると思うので、今シーズンは楽しみです。

 

山隈太一朗選手は、フリーは残念な演技になってしまいました。

全日本選手権で見たときから、個性的で気になっていた選手でしたが、6分間練習ではジャンプがほとんどパンク。

本番で巻き返してくれるかと応援していましたが、ジャンプのタイミングが合わなくなっちゃったみたいでした。

 

ジュニアは須本光希選手が、すばらしかったです。

芯の細いジャンプと洗練された動きで、シニアの演技でした。

今後、日本を引っ張っていく選手なのかなと思いました。