オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

真剣に生きる--浅田真央と立川ろう学校生徒さんのタップダンス

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出典:www.ntv.co.jp/24h

こんにちは。月曜日にもかかわらず、晴れやかな気分の種子島ぴーです。

 

みなさんは、24時間テレビをご覧になりましたか?

私は、チャリティマラソンが好きではないので、今まで24時間テレビは見ていませんでした。

 

が、真央ちゃんが司会ということで、今年は録画もまじえながら、ところどころ見ました。

真央ちゃんの司会は、タレントでもなく、アナウンサーでもなく、わざとらしさが一切ない、素敵な立ち位置だったと思います。

 

そして、楽しみにしていたのは、真央ちゃんと立川ろう学校の生徒たちのタップダンス!!

 

耳の不自由な子どもたちによるタップダンスは、奇跡としか言いようがなかったです。

音が聞こえないのに、音楽に合わせて複雑なタップを踏むなんて、本来なら不可能ですよね。

それを大人数で合わせるなんて、挑戦しようと考えた人もすごいです。

 

生徒たち、いったいどれだけ練習したんだろう。

サポートした学校の先生方も、大変な労力だったと思います。

 

「オンテナ」という、音の振動を目と肌で感じる装置の存在も、初めて知りました。

公式サイト⇒https://ontenna.jp

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出典:オンテナ公式サイト

開発した本多達也さんと富士通も、尊敬します。

 

もちろん、そのような装置があったとしても、音楽そのものが聞こえていないのに、音楽に合わせてタップを踏むなんて、至難の業。

音が聞こえる私にだって、「このステップは無理だなぁ」という難しいリズムもありました。

 

そして、生徒たちを引っ張っていく真央ちゃんが、素晴らしかったです。

耳が聞こえない生徒たちに代わって、合図を出し、正確な振動を刻まなくてはいけません。

「『ちょっと頑張ってみよう』というぐらいの気持ちでは難しいですよ」と、先生。

 

真央ちゃんは、サンクスツアーで忙しい中、週4日もタップダンスの猛練習に励んだそうです。

その間にも、カザフスタンに行って、故デニス・テン選手の追悼ショーに出演していましたよね。その時も、デニスのコリオを完璧に覚えて滑り込んでいました。

 

そして、本番では、長時間の司会をこなしながら、タップダンスの生本番!!

普通だったら、ふらふらでコリオなんて忘れちゃうし、足ももつれちゃいそうです。

 

演技の始まりに音響ミスがありましたが、真央ちゃんはアクシデントに一切動じず。

生徒たちが緊張しないように、クイクイッとコミカルに腰を振り、手話で「笑顔で」と伝える真央ちゃん。

あそこで真央ちゃんが動揺していたら、ダンスは成功しなかったと思います。

幾多の困難をくぐり抜けてきた人は、度胸が違う!!

 

生徒たちのタップダンスを見ながら、私は、自然と体でリズムを取っていました。

そして、さわやかな涙が…。

涙の意味は、分析しないことにしました。

 

また、VTRに出てくる生徒一人ひとりのコメントが、すばらしかったです!!

「よくこんなきちんとしたコメントができるなぁ」と。

深い思考で聴覚を補っているのでしょうか。

 

今日は、「真剣に生きる」という言葉が、頭の中を回っています。

いつまで効き目があるかわかりませんが(笑)