こんばんは。フィンランディア杯女子フリーを観戦していて、とてもとても眠い種子島ぴーです。
でも、女子シングル、見ごたえ十分でした!!
そして、横井ゆは菜選手、銅メダルおめでとうございます!!
最後まで頑張って見てよかった。
私の頭の中では、横井選手は可憐なジュニアの女の子のままだったので、げんさんサマーカップで優勝したとき、「大きくなったなぁ」とびっくり。
そして、クランプリシリーズの記者会見で、織田君に“名古屋の大砲”と呼ばれると、「いろんなところに、どっかんどっかん撃ち落としたい」と、迫力ある大宣言。
「こういう場所は初めてだから、緊張してるでしょう?」的な、ある意味失礼な修造クエスチョンを、「むしろ、憧れの場所に来ている感じで、わくわくしています」と、低温ボイスで堂々と打ち返す姿が、かっこよかったです。
フィンランディア杯のショートは、「火曜サスペンス劇場」みたいで面白かった。
テレビドラマ『黒い十人の女 』の音楽で滑ろうなんて、誰が考えたんだろう??
ゆは菜ちゃんも生き生きと楽しそうに演じていて、ジャンプもダイナミックで気持ちよかったです。
SPで3位につけたので、このまま表彰台に上がってほしいところでしたが、4位の選手が開催国フィンランドの人気選手ジェニー・サーリネン。
会場の応援を力に、後半ぐんぐん調子を上げてきました。
ま、まずい…って言うのも、スポーツマンシップに欠けるわけだが(笑)
『オペラ座の怪人』の可憐な衣装で登場したゆは菜ちゃん。
なんだか、ちょっとガチガチに緊張している気が。
ストレートに言わせてもらうと、目が泳いでいる気がしました…
前半は、“名古屋の大砲”なのにルッツが2回転になったり、動きが小さかったりで、見ている私も緊張してカチコチに。
頑張れ~
後半、徐々にスピードも上がってきて、本来のジャンプを取り戻しつつありましたが、表情はゆは菜ちゃんらしくなかった気がします。
といった私の心配をよそに、採点結果は、ジェニー・サーリネンを上回り、SPの点差もあって表彰台は確定。
ほっとして、ロシアお二人の演技へ。
エリザベータ・トゥクタミシェワは、昨シーズンと方向性は同じように見えるのですが、完全に“リーザワールド”を完成させていて、とにかくかっこいい。
しかも、表現だけでなく、ジャンプがどれも高くてゆるぎなし!!
バランスを取るためと言われている、フラフラした手先が私はあまり好きではないのですが、
昨シーズンよりも動きがスマート。
手はフラフラしていても、体はカチッとしまって、姿勢も美しい。
赤い手袋をかむところなんて、とっても小粋。
現地の女の子たちにも大人気でした。
しかし、トリプルアクセル2本を美しく決めても、小粋な表現力を持ち合わせていても、いつも思ったより点数が伸びないリーザの不思議。
そして、もう何だかわけがわからないくらい完璧なアリョーナ・コストルナヤ。
SPの演技も、超絶美しすぎて、目が彼女から離れてくれませんでした。
フリーは、美しさに力強さ、カッコよさもプラスされて、無敵すぎる仕上がり(笑)
曲もかっこいいと思ったら、映画『トワイライト』ですね。
コストルナヤ選手、クリステン・スチュワートに少し似ている気がします。
もう、なんであんなに完璧な演技ができるか意味不明でした。
後から見たら、トリプルアクセル刺さってましたけど。
そして、ゲスイことを言わせていただくと、ショートのキス&クライから感じていたのですが…
グレイヘンガウスさん、コストルナヤ選手の隣にいるときだけ、コーチではなくボーイフレンドまたは恋する男の顔になっている気が・・・。
そんなこんなで、
金 コストルナヤ選手
銀 トゥクタミシェワ選手
銅 横井ゆは菜選手
という美しい結末に。
日本人選手は、昌磨、草太くん、ゆは菜ちゃんの3人ともが表彰台に乗るという、すばらしい結果でした。
フィンランディア杯の有料ライスト、十分価値があったと思います。
そうだ!! ガビーことガブリエル・デールマン選手。
戦士のように勇敢な演技でしたよ。
脳にダメージを受けた後で回転するのって、感覚が難しいのではないかと推察します。
しかも、肋骨骨折って・・・
3回転ジャンプを跳ぼうとして、体が動かないような場面もありましたが、
「何が起ころうとも、胸を張って会場を後にする」と書いていたガビー。
滑り終えて、自分を祝福します。
幸せそうな顔にジーン。
この満足感に包まれながら、明日は目が覚めるまで爆睡したい(笑)
おやすみなさーい。