こんにちは。風邪を引いた予感のする種子島ぴーです。
うぅ、寒気が・・・。
スケートアメリカ女子エントリー
さて、スケート・アメリカ女子シングルの最終エントリー12名は、こうなっています。
1.ヴェロニク・マレ(カナダ)
2.イ・クリスティ・リャン(香港)
3.樋口新葉(日本)
4.坂本花織(日本)
5.山下真瑚(日本)
6.イム・ウンス(韓国)
7.スタニスラワ・コンスタンティノワ(露)
8.アンナ・シェルバコワ(露)
9.エリザベータ・トゥクタミシェワ(露)
10.カレン・チェン(米)
11.ブラディ・タネル(米)
12.アンバー・グレン(米)
まず、カザフのトゥルシンバエワ選手が、棄権しました。
背中の怪我のようです。
代わりに、香港のイ・クリスティ・リャン選手が入りました。
米国の開催国枠は、アンバー・グレン選手です。
コーチ問題でごたごたしていたイム・ウンス選手は、韓国国内のコーチについているようです。
攻める日本の3選手!!
日本からは、樋口新葉、坂本花織、山下真瑚の3選手が参戦します。
三人とも足の怪我の回復状態が気になりますが、三者三様のダイナミックジャンパー。
ラスベガスで、日本女子の層の厚さを見せつけてほしいですね。
まず、樋口新葉ちゃんは、以前から練習していたトリプルアクセルを、ついにフリーに入れてくるようです。
こちらが、事前に申請した新葉ちゃんの構成です。
当日の調子によって、最終判断をするのかもしれませんが、公式書類に書いたということは、復活のシーズンに向けた彼女の気合が伝わってきます!!
山下真瑚選手は、げんさん、ネペラメモリアルと、足の甲を痛めたのが影響していたようですが、調子はどうでしょうか。
「足は少しずつ良くはなってきていると思います。前半のジャンプはだいたい少しずつ跳べるようになってきているんですけど、曲の中で。後半の二つのルッツがなかなかはまらないっていう感じです」
フリーには、3Lz+3T+2Tが入ってます。
ダイナミックなジャンプとコケティッシュな表現の真瑚ワールドが復活すれば、上位が狙えそう。
インタビューでは、「昌磨くんをあんまり見なくなって寂しい」とのことですが、私も、真瑚選手と樋口コーチのツーショットを見ると、ちょっと寂しいです。
坂本花織選手は、表彰台候補の一角と目されています。
日本のエースですから、当然ですね!!
トリプルアクセルの練習中に、足首をねん挫したという情報もあり、心配ではありますが……中野コーチとグレアムコーチがついてますよね!!
NBCスポーツの記事「スケートアメリカの見どころ」から抜粋して訳します。
How to watch 2019 Skate America – OlympicTalk
女子シングルの注目は、2018年のスケートアメリカで銀メダルを獲った日本の坂本花織、2017年、2018年の全米女王カレン・チェンとブレイディ・テネルです。
今秋からコーネル大学の新入生になったチェンは、怪我で昨シーズンを棒に振った後、初めてのメジャーな国際大会出場です。
加えて、ロシアのジュニア選手アンナ・シェルバコワが、シニアのグランプリシリーズにデビューします。
彼女は、ジュニアだったにもかかわらず、2019年のロシア選手権でシニアレベルで優勝し、さらにジュニア世界選手権で銀メダルを獲りました。
大会では、4回転ルッツを跳んでいます。
今回も、アンナ・シェルバコワ選手は、フリーに4回転ルッツ+3回転トゥループ、単独4回転ルッッを組み込む予定です。
ということで、優勝候補の筆頭は、必然的にアンナ・シェルバコワになっちゃいますね。
でもって、エリザベータ・トゥクタミシェワ は、トリプルアクセルがショート1本、フリー2本の3本入っています。
フィンランディア杯でも、とても安定していました。
アクセル以外のジャンプも、技術的に盤石に思えます。
というわけで、「ザ・インサイド・エッジ」のメダル予想は、
The Inside Edge: Skate America preview
金 アンナ・シェルバコワ
銀 エリザベータ・トゥクタミシェワ
銅 坂本花織
(翻訳)
ロシアから出場するライバルたちのストーリー展開をご紹介すると、15歳のアンナ・シェルバコワが、先月のロンバルディア杯で、2015年の世界選手権女王トゥクタミシェワを破りました。
スケートアメリカは、二人にとって、再試合の場になります。
両者とも技術的な飛び道具を持っています。シェルバコワは、シニアの試合で4回転ルッツを跳んだ初めての女性選手です。4回転ルッツは、現時点では、もっとも難しいジャンプです。
一方のトゥクタミシェワは、3本のトリプルアクセルを仕込んでいます。
クリーンなジャンプ、難易度の高いスピン、ステップ、高い出来栄え点…それらが、どちらがロシアにタイトルを持ち帰るかを決定づけます。
There are several other ladies fighting for a spot on the podium. Japan’s Kaori Sakamoto, who’s skated beautifully to second place in 2017 and 2018 at this event, remains a threat to the top two Russians. With choreography from Shae-Lynn Bourne in the short program and Benoît Richaud in the free, I expect high presentation marks from this skater.
(翻訳)
そのほかにも何人かの、表彰台争いをする選手がいます。
2017年と2018年のこのスケートアメリカで、素晴らしい演技をして銀メダルに輝いた坂本花織も、二人のロシア選手を脅かす存在です。
ショートの振り付けは、シェイ=リーン・ボーン、フリーは、ブノワ・リショー。彼女が、高いPCSがつく演技をすることを期待しています。
アメリカの選手で、唯一、メダルのチャンスがあるのは、ブレイディ・テネルです。彼女には、安定感と堅実な技術があります。
しかし、プログラムは、国際大会でトップになるのに必要なキラメキに欠けています。
こういう選手は、優勝争いをしている選手たちのミスによっては、表彰台の可能性もありますが、予測不能なフィギュアスケートという競技では、重要なことです。
シンプルだがいい演技をする彼女を楽しみにしてください。
韓国の16歳、イム・ウンスにも、きちんと触れておかなくては。
彼女は、大会では安定性からほど遠いものの、神聖なスケートスタイルは、ほかに類を見ないものです。昨シーズンのフリー『シカゴ』は、スケート界に新風を吹き込みました。個人的には、新しいプログラムを楽しみにしています。
(翻訳ここまで)
みなさんは、女子のメダルをどのように予想しますか?
私の堅実な予想は、
金 アンナ・シェルバコワ
銀 エリザベータ・トゥクタミシェワ
銅 坂本花織 です。
一方、希望を盛り込んだ予想は、
金 エリザベータ・トゥクタミシェワ
銀 坂本花織
銅 アンナ・シェルバコワ です。
三原選手、メッセージ発表
今日、三原舞依選手が、手書きのメッセージをアップしてくれました。
これまでは、病状がわからないので触れないようにしていましたが、
「本人が直筆でメッセージを発信した」ということに、希望と力強さを感じています。
人の何倍も頑張っている人だと思うので、「頑張って」とは言いません。
みんな、ずっと待っているので、急がないでほしいです。
三原選手が、アイスショーや試合を取りやめて、プレシーズンの坂本選手は、なんとなく元気がないように感じました。
私が勝手に思っただけかもしれませんが、いっしょに頑張ってきた人がいないのは、相当さびしいと思います。
スケート・アメリカでは、いろんな思いを背負って、かおちゃん爆発!!が見られる予感がしています。
まずは、私の大好きなショートの『ノー・ルーツ』(by アリス・マートン)。
「No Roots」(私は一カ所に根を張らないのよ、みたいな感じか?!)の音ハメが、とってもカッコよくて、まさに坂本花織、まさにシェイ=リーンって感じです。
ぜひせひ、表彰台に乗ってほしいです。