オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

織田君、濱田コーチを訴える。今後の展開を注視します。

わーお。ついに織田君、やりましたね。

濱田コーチをモラルハラスメントで提訴して、慰謝料請求をしました。


家電量販店の前を通ったら、テレビで織田君が記者会見をしていて、びっくり!!

その場から動けなくなって、長時間、ガン見してしまいました。


織田君、関大や濱田コーチと、刺し違えるくらいの覚悟ですね。

自分たちで歴史をつくってきた大事なリンクを、離れざるを得なくなった憤りと無念さが伝わってきました。


さっそく関大がコメントを発表。

提訴の内容については承知しておりませんので、コメントは差し控えます。

現在、アイススケート競技がシーズンに入り、多くの選手が、練習とその成果の披露に懸命に取り組んでいるこの時期に、今般の提訴がなされたことは大変残念です。

うーん。
乱暴にまとめると、「シーズン真っただ中の大事な時期に、騒ぎを大きくしやがって」ということでよろしいでしょうか。

 

もちろん、精神的にざわざわしてしまうスケーター、練習環境に影響が出るスケーターはいるわけですが、

オフシーズンに解決しようとした織田君を無視したのは大学側だからなぁ。

発表したこのコメントも、各方面から非難を受けそう。

 

一部司会者やコメンテーターの、まるで織田君がおかしいかのような空気&コメントもどーなのか。

  • モラハラの具体的な内容が見えない。
  • この程度のことでモラハラになるのか。
  • 1100万円も?
  • フィギュアに対するイメージが悪くなる。
  • 選手が頑張っている時期なのに。

モラハラを証明するのは、難しい戦いになるかもしれません。

私に言えるのは、織田君頑張れ!! ということだけです。


記者会見で聞いた限りでは、織田君が提案した部規則の変更も、「なるほど」と思えるものでした。

スケートも優秀、学業も優秀な学生が関大に入学すると、スケートだけを優先するような流れになって、成績不良になると。成績不良者が多いと。

なぜなら、リンクを優先して使える時間が、午前中9時~午後13:15までで、授業時間と完全にかぶっているから。その時間を夜に変えましょうと。

 

ジュニア育成枠の練習時間も13:30-15:00。

子どもたちが学校を早退しなければならない、移動時間の関係でお昼ご飯が食べられない。それを変えましょうと。

 

しごくまっとうなごいけんでは?


私は、織田君は、強い人だと思っています。

そうでなくてはオリンピックに出るような選手にはなれないし、トラブルの真っ最中のジャパンオープンと、続くカーニバル・オン・アイスで、素晴らしい演技をやり遂げる、強靭な精神力を目にしました。

同じリンクに、濱田コーチがいるのにもかかわらず。

私は、ドタキャンしてしまうのではないかと、どきどきしていたのですが、オリンピアンにして4児の父。逃げません。

 

一方の濱田コーチも、ジャパンオープンのときは、文春に“いかにも嫌な女風”に書かれた渦中の人でした。

しかし、紀平、宮原、ヴィンセント・ジョウが出場する中、リンク際で指導していましたよ。

目を引いたのは、赤いヒール、赤いポシェット、赤いマフラー。彼女もまた闘っているのだと感じました。
最初に織田君が大学に相談した時点で、きちんと手を打っていれば、稀有なスケーターとコーチの未来が危うくなることもなかったのでは。


スケートは、リンクがなければできないスポーツです。

スケーターやコーチが織田君側についた場合

  • 国内随一の関大のリンクを使えなくなる。
  • 滑る場所とコーチを失って、選手を続けられなくなる。
  • 関大に恩義のあるスケーターをショーに招けなくなる。
  • 関大やコーチに関係ある選手の振り付けを担当できなくなる。
  • コーチや大学に関係のある選手を、テレビに出してもらえなくなる。
  • 各種仕事から干されてしまう。

などなど、部外者の私が想像するだけでも、いろいろな影響が考えられます。

 

仲間のスケーターたちは、水面下では、心配して声をかけたりメールしたりしていると思う。でも、表立っては、何もコメントできないですよね。

 

だからこそ、私たちが、「私たちはちゃんと見ていますよ」というのを発信しつつ、引き続き、注意を払っていくことが大切だと思っています。