こんばんは。今日の東京は冷たい雨ですが、みなさんのエリアはいかがでしょうか。
さて、ロステレコムから時間が経って、昌磨の演技を落ち着いて見返すことができるようになりました。
冒頭4回転フリップの大転倒と、続く4回転トゥループコンビネーションの「スルーしやがって」で、
崖の上から観戦している気分だったフリー『ダンシング・オン・マイ・オウン』。
改めて見ると、大河のように大らかでダイナミックな滑りです。
ピアノ演奏による『ユア・ラスト・キス』が、寒い冬の夜にぴったりです。
ぜひ、もう一度、ご覧ください。
そういえば、以前の記事で「ロステレコムで昌磨が衣装チェンジする予感」と書きましたが、大ハズレでした。
やはり、私には、未来透視力はないようです(笑)
しかし、
デニス・ヴァシリエフス選手の滑走順にもよると思いますが、昌磨の隣で笑いながらテレビカメラに向かって手を振る伯爵の姿が、私には見えます(笑)
とも予言しましたが、こちらは現実になりました。
なーんて、誰でも想像できることですよね。
さて、ニック・ベルレオスさんもロステレコムから一息ついたようで、男子の衣装について批評していますので、抜粋してご紹介します。
いつものように、意訳・超訳が含まれておりますので、ニックさんは一切の責任を負っていません。かといって、私も責任は負いたくありませんです(笑)
じゃ、メンズの衣装チェック、始めるわよ。
ロシアのドミトリー・アリエフのフリーは、ディスターブドによる『サウンド・オブ・サイレンス』。
ジーマは、シックで光沢のある、こちらのブラック衣装でキメてたわ。
胸元にカウルドレープ(ひだひだ)を付けた、なめらか~な生地のトップスに、あたしの大好きなスーパーぴちぴちブラックパンツをコーデしてるの。
胸元のドレープが、とってもいいわ。
それよりあたしが言いたいのは、彼のスリムで鍛えられたボディに、すべてがとんでもなくマッチしてるということよ!!
モダンな衣装で、あたしは高得点を付けたいわ。
お次は、ニックさんの批評がとても聞きたかったサマリン。
サマリンって、時々とんでもない衣装を着ていると思うんだけど、、、。
同じくロシアのアレクサンドル・サマリンのフリーは、『Good News』by Apashe。
いかにも“ヒップスター系のクールな曲”って感じなんだけど…
衣装は、前が切り裂かれたデザインのブラックのトップスとパンツ。
腕の部分は袖がフレアになってて、なんでか知らないけど、背中に気味の悪い絵がプリントされているの。
背中のプリントは…映画『死霊館』の怖すぎる修道女みたいじゃない?
なんなのかしら? サマリン、あーた背後になんか憑(つ)いてるわよ!!
トップスの前側の赤や白のラインは、ナイフで切り裂かれたあとを表現しているみたいです。
ヴォロノフ選手の昨シーズンの衣装を思い出します。
映画『ローガン』のテーマで、脇腹を敵に切られたあとを、同じような布地処理で表現してありました。
もしや、同じデザイナーか??
日本の宇野昌磨のショートプログラムは、アーミンヴァンブーレン&ビニビチのフィートハイライトトライブ『グレイト・スピリット』。
ちょっぴりヒッピーテイストのマルチカラーに染めたタイダイのトップスに、ブラックのパンツを合わせてるの。
トップスで目を引くのは、ブルー、バイオレット、レッドなどの鮮やかなカラー。
それに、繊細なスパンコール&キラキラ細工がしてあるわ。
この衣装を見ると、“バーニングマン”週間のサイケデリックな空を思い浮かべるわ。それか…レッド・ツェッペリンのポスターね。
“バーニングマン”っていうのは、アメリカのネバダ州の砂漠で、毎年開かれるアートフェスティバルらしいです。
昌磨のフリーは、ブロック・ヒューイットの『Our Life (Finale)』カラム・スコットの『ダンシング・オン・マイ・オウン』とカール・ヒューゴの『ユア・ラスト・キス』。
あたし、ブラックパンツに合わせた、このとーってもビューティフォーで、お高そうに見える、ブラックとシルバーのキラキラ衣装、気に入ったわ。
クリスタルが氷上の“舞台”できらめいて、昌磨の表情をとても美しく縁取っていたわ。
ほんとだ!! 首の周りは細かくクリスタルが配置されています。
私は、冬の星座群を連想します。
日本の友野一希のフリーは、映画『ムーランルージュ』より『Ascension/Nature Boy』&『ロクサーヌ』byユアン・マクレガー。
衣装に『ムーランルージュ』のレッドとブラックを取り入れたのは、賢いチョイスね。
それに、この衣装、ジャンプスーツタイプっていうか、一体型のデザインになってるのよ。
タダのシャツと黒パンだと思ったあーた、よく見てちょうだい。
こういうの大好き。ごちそうさま♥
燃える火のようなオンブレ染めのモチーフに、シルバーのスパンコールをあしらってあるのが、とっても印象的だし、すばらしい衣装に仕上がっていると思うわ。
(終わり)