オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ネイサンに脱帽。ファイナル男子SP。

おはようございます。グランプリファイナルの男子SPを見終わり、温かい朝食を食べてほっと一息ついている種子島ぴーです。完全に寝不足で、昼間爆睡しそう。

 

いやー、緊張しました。
今夜(今朝?)の功労者は、まずケビン・エイモズ。

 

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スタートで、曲が出ないというアクシデントが!!

本人は、「ちょっと腹が立った」と話していましたが、

第一滑走で緊張しているところに、そこそこ長く待たされ、いつ音楽が始まるかわからないというのは、いやなもの。

 

しかし、緊張感を途切れさせることなく、すべてのジャンプを完璧にキメ、プリンスの音楽を従えて、「これでもか!!」という演技を見せました。

 

ケビンの演技によって、ものすごい雰囲気が会場に創り出されました。

 

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続いて登場したボーヤンは…、冒頭の4回転…失敗してしまいました。

うーん、残念。これを失敗すると、崩れちゃうんですよね、ボーヤン。

「年々、技術は向上している。しかし、ここでのミスは高くつきます」と、実況解説。

 

続いて、アリエフ~!!

 

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いつものように、落ち着いて演技がスタート。

4回転ルッツも4回転トゥも3Aも着氷し、いい感じか?!と思ったのですが、若干緊張しているのか、加点抑えめのクオリティ。

ルッツは、「アンダーローテか??」と解説が叫ぶも、ぎりぎりセーフ。

 

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緊張からか、少しずつ演技が乱れていき、スピンとステップでレベルが取れず。

見せ場のステップで、よろけてしまいました。

実力が出せず、本人も悔しそうでした。

でも、調子は悪くなさそうなので、フリーで落ち着いていい演技をしてほしいです。

 

そして、ネイサン・チェン。

なんとなんと、予想外に衣装をチェンジしてきましたよ!!

ベラなの? ママなの?

 

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両方のテイストがミックスされたデザインでした。

そんなことはどうでもいい!!

すーーーばらしい演技でした。

冒頭の4回転ルッツは、空中に吊り上げられたかと思うほど、高さがありました。

加点4.4。もっとあってもよかった気がします。

 

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心配していた3AもOK。

後半にもってきた4T+3Tのコンビもグッド。

ステップもスピンも、エッジを見せつけるかのように、丁寧に演じていました。

(テレ朝「モーニングショー」さん、ネイサンが芸術性で及ばないかのような印象付けはダメですよ!!)

実況解説「疑いなく、彼は特別な男です。スケートファンであろうが、フットボールやテニスのファンであろうが、この男に敬意を払うべき」と。

同意します。ネイサンの精神力は、私の想像をはるかに超えています。110.38!! 

 

続くサマリンは、大砲級の武器4回転ルッツのコンビネーションに失敗。

 

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さらに、フリップをコンビにしましたが、まとめられませんでした。

ただ、動きがどんどん洗練されていっているのがわかります。

フリーで、意地を見せるでしょうか。

 

最終滑走の羽生選手は、冒頭のサルコウはさすがの跳躍。

 

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が、コンビネーションジャンプを跳べず。

その後、集中が少し落ちたように見えましたが、それでもセカンドマークが下がらないのは彼ならでは。

キス&クライで、泣きそうな表情で一人で座っているのは、心が痛みました。

一人のキスクラは、やっぱりよくないですよね。

 

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演技後、観客が、足元に積まれた黄色いクマを、運動会の玉入れのように必死に投げ入れる様子は、ちょっと滑稽に映りました。

あの場面の羽生選手の心情にそっているのでしょうか。

なんだか、彼が気の毒になりました。

 

というわけで、順位はこちら。

 

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フリーでひっくり返せないわけではないという、絶妙な点差にしてありますね。

ネイサンが羽生選手の後なので、黄色いクマとエンドレススタオベで、世界選手権の悪夢再び…にならないように、何らかの手を打ってほしい。