おはようございます。グランプリファイナルの男子SPを見終わり、温かい朝食を食べてほっと一息ついている種子島ぴーです。完全に寝不足で、昼間爆睡しそう。
いやー、緊張しました。
今夜(今朝?)の功労者は、まずケビン・エイモズ。
スタートで、曲が出ないというアクシデントが!!
本人は、「ちょっと腹が立った」と話していましたが、
第一滑走で緊張しているところに、そこそこ長く待たされ、いつ音楽が始まるかわからないというのは、いやなもの。
しかし、緊張感を途切れさせることなく、すべてのジャンプを完璧にキメ、プリンスの音楽を従えて、「これでもか!!」という演技を見せました。
ケビンの演技によって、ものすごい雰囲気が会場に創り出されました。
続いて登場したボーヤンは…、冒頭の4回転…失敗してしまいました。
うーん、残念。これを失敗すると、崩れちゃうんですよね、ボーヤン。
「年々、技術は向上している。しかし、ここでのミスは高くつきます」と、実況解説。
続いて、アリエフ~!!
いつものように、落ち着いて演技がスタート。
4回転ルッツも4回転トゥも3Aも着氷し、いい感じか?!と思ったのですが、若干緊張しているのか、加点抑えめのクオリティ。
ルッツは、「アンダーローテか??」と解説が叫ぶも、ぎりぎりセーフ。
緊張からか、少しずつ演技が乱れていき、スピンとステップでレベルが取れず。
見せ場のステップで、よろけてしまいました。
実力が出せず、本人も悔しそうでした。
でも、調子は悪くなさそうなので、フリーで落ち着いていい演技をしてほしいです。
そして、ネイサン・チェン。
なんとなんと、予想外に衣装をチェンジしてきましたよ!!
ベラなの? ママなの?
両方のテイストがミックスされたデザインでした。
そんなことはどうでもいい!!
すーーーばらしい演技でした。
冒頭の4回転ルッツは、空中に吊り上げられたかと思うほど、高さがありました。
加点4.4。もっとあってもよかった気がします。
心配していた3AもOK。
後半にもってきた4T+3Tのコンビもグッド。
ステップもスピンも、エッジを見せつけるかのように、丁寧に演じていました。
(テレ朝「モーニングショー」さん、ネイサンが芸術性で及ばないかのような印象付けはダメですよ!!)
実況解説「疑いなく、彼は特別な男です。スケートファンであろうが、フットボールやテニスのファンであろうが、この男に敬意を払うべき」と。
同意します。ネイサンの精神力は、私の想像をはるかに超えています。110.38!!
続くサマリンは、大砲級の武器4回転ルッツのコンビネーションに失敗。
さらに、フリップをコンビにしましたが、まとめられませんでした。
ただ、動きがどんどん洗練されていっているのがわかります。
フリーで、意地を見せるでしょうか。
最終滑走の羽生選手は、冒頭のサルコウはさすがの跳躍。
が、コンビネーションジャンプを跳べず。
その後、集中が少し落ちたように見えましたが、それでもセカンドマークが下がらないのは彼ならでは。
キス&クライで、泣きそうな表情で一人で座っているのは、心が痛みました。
一人のキスクラは、やっぱりよくないですよね。
演技後、観客が、足元に積まれた黄色いクマを、運動会の玉入れのように必死に投げ入れる様子は、ちょっと滑稽に映りました。
あの場面の羽生選手の心情にそっているのでしょうか。
なんだか、彼が気の毒になりました。
というわけで、順位はこちら。
フリーでひっくり返せないわけではないという、絶妙な点差にしてありますね。
ネイサンが羽生選手の後なので、黄色いクマとエンドレススタオベで、世界選手権の悪夢再び…にならないように、何らかの手を打ってほしい。